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【英国音楽コラム】英国ギターの文化
英国音楽コラム第6回【イギリス音楽のルーツ】 皆様、こんにちは。 今日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。 前回はイギリスの伝統的楽器バグパイプや、音楽隊についてお話ししましたが、今回はイギリスの楽器へフォーカスしていきます。 イギリスといえば、UKロック。ロックミュージックに欠かせないのは、ギターですよね。 今回はイギリスのギターの文化をご紹介いたします。 その生まれは新石器時代?! そもそも、ギターってどこから生まれた楽器だと思いますか? ギターだけでなく、弦楽器の先祖は新石器時代の弓の存在に遡ります。 弓を鳴らして音を出しますが、より共鳴させるために木の実をつけたり、弦を多く張ってを共鳴させてみたりと当時から多くの工夫がされていたそうです。 こういった工夫をされた楽器は、東南アジアやアフリカなどの民族の歴史によく登場しますよね。 その多く
2023.3.7 -
【英国スパイス専門店】ポートベローのThe Spice Shop
The Spice Shop London Notting Hill photo by:kent_buyer (2022年10月撮影) ロンドン西部に位置するノッティングヒル地区(Notting Hill)のポートベロー・ロード(Portobello Road)。 毎週土曜日、そのポートベロー・ロードで開かれる『ポートベロー アンティークマーケット』は、全長2kmにわたり、アンティーク家具、アンティーク雑貨、ジュエリー、絵画の他にも、野菜、果物、ストリートフードなど多くのお店が出店します。 またポートベローは、映画「ノッティングヒルの恋人」の舞台にもなったことで、人気の観光スポットとなり、さらに多くの人を魅了し賑わいをみせています。 そんなポートベロー・ロードの中間地点を曲がったところに、ケントストア バイヤーのお気に入りのスパイス専門店 「The Spice Shop」があります。 今回
2023.3.6 -
【修理の定番】英国アンティーク家具修復協会が推奨するワックス マイランズ社
ロンドン南部に出店した当時のショップ マイランズ社とは? マイランズ社は、塗装職人であったジョン・マイランドにより、 1884年に英国のロンドン南部、ストックウェルにて 家具用塗料メーカーとして設立されました。 『最高品質の材料で塗料を作ること』 『最高の技術と情熱を持つ職人が塗料を作ること』 創設者が掲げたこの2つのシンプルかつ難しい信条を貫くことで、 修復のプロフェッショナルから圧倒的な支持を受け、 家業として4代にわたり高品質な塗料を提供し続けています。 現在では、英国最大のアンティーク家具修復材料メーカーとして成長し、 BAFRA(英国アンティーク家具修復協会)からもアンティーク家具の 修復における推奨品として指定されている他、英国王室御用達の商品として ロイヤルワラントに認定されています。 また、今では品質の高さからテレビや映画、劇場などの舞台美術用の 塗料も数多く手がけています
2023.3.3 -
【アンティークの修理実例】トランクの修理
ヴィンテージ/アンティークトランクの修理のご依頼 修理内容をご紹介させていただきます! 【お客様からのご依頼内容】 ディスプレイ用に購入したヴィンテージ/アンティークトランクを綺麗にしたい。 外側の塗装が傷ではがれ、汚く見えるため、塗装のやり直し、また中の生地は新しい生地に張りなおしてほしい。 では早速修理に取り掛かっていきたいと思います! 【①金具の取り外し・付け直し】 生地の張替を行うためには、まず生地の上から取り付けられているカシメやハンガーラック金具を取り外す必要があります。ただし、カシメは1度外すと再利用ができません。 当時のカシメのサイズが現在流通しているものと違っていたり、部分的にピカピカの新しい金具が取り付けられてしまうと違和感がでてしまうのではないかなど、いろいろと試行錯誤しました。 【➁生地張替】 生地の張替といっても、生地を剥がしてペタっと
2023.3.1 -
【英国音楽コラム】知る人ぞ知る!イギリスの音楽隊「ロイヤル・スコット連隊」
英国音楽コラム第5回【イギリス音楽のルーツ】 皆様、こんにちは。 今日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。 前回はイギリスの音楽の授業や、音楽学校についてお話ししましたが、今回はイギリスの音楽隊、プレイヤーへフォーカスしていきます。 子供の頃から生活の一部に芸術や音楽があり、歴史ある音楽学校が多数あるイギリス。 音楽を極め、プレイヤーとして活躍したい!という夢を持たれる方はどういった道を選んでいくのでしょうか。 ロンドン交響楽団やハレ弦楽器団などの華々しい音楽団や、ロックスター、作曲家、スコットランド軍の音楽隊にも憧れる人は多いと思います。 日本の自衛隊などの音楽隊も、とてもかっこいいですよね。 今回はイギリスの音楽のプレイヤー、その中でもスコットランド軍の音楽隊(ロイヤル・スコット連隊)についてご紹介していきます。 スコットランド軍の音楽隊
2023.2.28 -
【徹底解説】英国貴族はなぜキュウリのサンドイッチを好んだのか?
本格的な英国式アフターヌーンティーによく登場する、キュウリのサンドイッチ。 その名も『キューカンバーサンドイッチ』 キューカンバーサンドイッチは、スライスしたきゅうりをパンに挟む、非常にシンプルなサンドイッチです。 日本のサンドイッチで具材がキュウリだけというのは、あまり見かけませんね。 ハムとキュウリ、トマトとレタスとキュウリなど、キュウリはどちらかというと脇役的な存在です。 では、なぜイギリスではキュウリが主役の『キューカンバーサンドイッチ』があるのでしょう。 ここでは『キュウリ』について、イギリスの貴族が愛した『キューカンバーサンドイッチ』について、そして 超簡単!『キューカンバーサンドイッチ』のレシピをご紹介します。 photo:ケントデリのスリーティアーズ photo by:kent_deli キュウリの発祥とその歴史 シッキム地方(Sikkim) キュウリの発祥は、ネパールとブ
2023.2.27 -
【プロの解説】価格高騰!?人気のミッドセンチュリー家具
ERCOL社、当時のカタログ写真 ここ十数年で、人気の高い北欧ヴィンテージ家具やデザイナーズ家具が 現地でみつからなかったり、価格が数年前より上がったりとバイヤーを悩ませています! 英国の北欧デザイン家具も同様で、なかなか難しい買付けが続いています。 ミッドセンチュリー家具と、1960年代の英国家具状況を探っていきましょう。 ミッドセンチュリー家具とは? ミッドセンチュリー(Mid‐Century)とは、その名のとおり20世紀中頃を指し、その当時に製作された家具を総称して「ミッドセンチュリー家具」と呼びます。 この頃、デンマークなど北欧では有機的なデザインのシンプルな家具が製作されました。そのスタイルが世界的な流行となり、1960年代頃には各国の家具メーカーで次々と似たデザインの家具が製作されていきます。 英国では、50年代からスカンジナビア家具が大量に輸入され始めました。それらは洗練され
2023.2.24 -
【英国音楽コラム】実は知られてない?!イギリスの音楽学校事情
英国音楽コラム第4回【イギリス音楽のルーツ】 皆様、こんにちは。 今日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。 本日のテーマは【イギリスの音楽学校】 イギリスは教育形態がしっかりと確立され、音楽学校に音楽院、また、100以上ある国立学校のほとんどに音楽部があるほどに音楽の教育文化が強く根付いているイギリス。 日本人が音楽留学をしたりするほど人気なんだそうです。 今までは有名なアーティストを中心にお話してきましたが、今回は音楽学校についてざっくり紹介していきます。 芸術と暮らす毎日 ヨーロッパには様々な音楽文化があり、音楽の名門といえばチェコやドイツなどがとても有名です。 その中でもイギリスは教育形態がきちんとあり、音楽や芸術に対するハードルがすごく低く、みんなが生活の一部として緒に過ごしている背景が影響しているようです。 例えば、公立の小学校なら音
2023.2.23 -
【英国朝食の定番】イギリス人の大好物!イングリッシュブレックファーストの肉とは~ソーセージ
バラエティー豊かなおかずがワンプレートを彩るイギリスの朝食。 普段日本では見かけない食材を毎週1種類ずつご紹介していきます。Vol.4です。 イギリスのソーセージの食べ方と種類 photo by:The English Breakfast Society 先週はバックベーコンについて紹介しましたが、今回はイギリスのソーセージについてご紹介します。 イギリスは歴史あるソーセージ食の国であり、全国で400種類以上のソーセージが生産されているといいます。 朝食のフルイングリッシュブレックファーストでは、ベーコンに加えソーセージもつくのですが、 イングリッシュ・ブレックファストを食べないときも、ソーセージは他の調理方法でよく口にします。 たとえば、庶民的な食事の代表といえる「バンガーズ・アンド・マッシュ」。マッシュポテトと一緒にグレイビーソースをかけて食べます。ベーカリーには必ず「ソーセージロール
2023.2.22 -
【英国菓子レシピ】ピーカンナッツ&チョコチップスコーンの作り方-ケントデリ監修
アフタヌーンティーの代名詞 スコーン ケントデリのアフタヌーンティー photo by:kent_deli 2021年頃から、アフタヌーンティーを楽しむ活動「ヌン活」が女性を中心にブームになっています。 旅行に行けない、遠くへ行けない等の状況が続いたコロナ禍において、身近な場所でオシャレをして少しリッチな気分を楽しむことができる、自分へのご褒美として、アフタヌーンティーの人気は広がりました。 アフタヌーンティーのブームが拡大するとともに、スコーンの人気も沸騰し、例えばスコーンの専門店が続々とオープンしたり、スコーンレシピを紹介する料理本が本屋の平台に並ぶなど、スコーンへの関心も広がっています。 bannock バノック photo by:Orkney Bere Bannocks photo © Copyright Victoria Dixon そもそもスコーンとは、スコットランド発祥の「バ
2023.2.20 -
【プロの解説】アンティーク家具の猫脚とツイスト脚
実は猫ではない!? カブリオールレッグとは? S字の美しい曲線を描く家具の脚は 一般的に「猫足」と呼ばれていますが、正式には「カブリオールレッグ」という名称があります。 語源はフランスの舞踏用語で使われる「飛び跳ねる」「弾む」といった意味の「Cabriole」が由来とされ、この「Cabriole」の語源はイタリア語の「Capriola」で、山羊が飛び跳ねることを意味します。 猫ではなく山羊が由来だったんですね! 紀元前の古代エジプトは箱から始まる家具の原点とも言える地域で、猫と人間が暮らし始めた最初でもあり、由来も含めて猫足だと思っていました… ちなみに、部位の名称として、脚の付け根から足首までを「レッグ」と呼び、足先は「フット」と呼びます。 ↑ シンプルでも美しいクイーンアンチェア 英国へは17世紀末にはデザインとして渡ってきていて、アン女王の時代であるクイーンアン様式を代
2023.2.16 -
【英国朝食の定番】イギリス人の大好物!イングリッシュブレックファーストの肉とは~ベーコン
バラエティー豊かなおかずがワンプレートを彩るイギリスの朝食。 普段日本では見かけない食材を毎週1種類ずつご紹介していきます。Vol.3です。 イギリスのベーコンの歴史と風習 photo by:The English Breakfast Society フル・イングリッシュ・ブレックファストは、英国の伝統的なバックベーコンがなければ始まりません。 産業革命以前のイギリスでは、ベーコンは地元の農家で伝統的に生産されていました。 また、家庭で生産することもごく一般的で、都会に住む人たちも地下室で豚を飼う(1930年代に禁止されるまで)ほど、多くの人が栄養補給のために豚を飼育していました。 サクソン時代からイギリス人はベーコンの材料として豚を自家繁殖させており、豚の繁殖は季節的な伝統行事でした。 豚は春に生まれ、夏に育ち、秋にどんぐりを食べて太り、冬になると殺されて家族の肉となる。 ベーコンは各家
2023.2.15
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