【英国朝食の定番】イギリス人の大好物!イングリッシュブレックファーストの肉とは~ベーコン ケントアンティークのイギリス情報 ケントストア ブログ - 2023/2/15 12:00 0コメント バラエティー豊かなおかずがワンプレートを彩るイギリスの朝食。 普段日本では見かけない食材を毎週1種類ずつご紹介していきます。Vol.3です。 イギリスのベーコンの歴史と風習 photo by:The English Breakfast Society フル・イングリッシュ・ブレックファストは、英国の伝統的なバックベーコンがなければ始まりません。 産業革命以前のイギリスでは、ベーコンは地元の農家で伝統的に生産されていました。 また、家庭で生産することもごく一般的で、都会に住む人たちも地下室で豚を飼う(1930年代に禁止されるまで)ほど、多くの人が栄養補給のために豚を飼育していました。 サクソン時代からイギリス人はベーコンの材料として豚を自家繁殖させており、豚の繁殖は季節的な伝統行事でした。 豚は春に生まれ、夏に育ち、秋にどんぐりを食べて太り、冬になると殺されて家族の肉となる。 ベーコンは各家庭で秘伝のレシピで熟成・燻製され、都市部では秘伝のレシピを持つ肉屋からベーコンを買い、ロンドンに住んでいれば、英国各地から取り寄せた様々なベーコンを手に入れることができました。 ヴィクトリア朝のイギリスでは、さまざまな地域からベーコン、ソーセージ、ブラックプディングを購入することができたため、伝統的なイングリッシュブレックファストの愛好家にとっては、ヴィクトリア朝はイングリッシュブレックファストの黄金時代といえるほど、さまざまな方法で燻製された豚肉を楽しむことができたのです。 イギリスのベーコン、バックベーコンとは photo by:The English Breakfast Society イギリスのバックベーコンは、アメリカンベーコンとカナディアンベーコンを混ぜたような形をしています。 バックベーコンを説明するときには、アメリカンベーコンとカナディアンベーコンを混ぜたような形をしていると説明すると分かりやすいかもしれません。 アメリカ人が大好きなストリーキー(縞模様)ベーコンは、豚の脇腹にある脂肪の筋の入った部位から切り出した豚の「バラ肉」です。 アメリカではこの種のベーコンは大好きすぎて、国民的関心事となっています。 ただ、アメリカ人はベーコンが大好きですが、ベーコンを作るのにファストフード的なアプローチをとっているように感じます。 カナダでは、もう少しイギリス人好みのベーコンを作っています。 ロース肉は脂肪が少なく、赤身の丸いスライスで、とても美味しいのですが、ベーコン本来の美味しさには遠く及びません。 イギリスのバックベーコンは、 豚バラ肉と豚ロース肉を組み合わせたもので、バックベーコンのスライスで丸い赤身の部分が豚ロース肉、その上に付いている脂肪の多い筋が豚バラ肉にあたります。 日本では生姜焼きによく使用するお肉でイメージするといいかもしれません。 英国産バックベーコンのスライスには、豚バラ肉と豚ロース肉の両方が含まれていなければ、伝統的なフルイングリッシュブレックファーストの朝食にはふさわしくないのです。 イギリスのバックベーコンのお値段とお味は? photo by:Morrisons スーパーでは上の写真のようにパッケージで陳列されています。 お値段は100g£1.40(100g240円くらい)でこちらは6枚入り。 イングリッシュブレックファーストには大体2~3枚乗るので、基本的に2.3人で使い切りの量で販売しているようです。 また日本のベーコンから比べると、少々塩っ気が強いですが、しっかりとした味で非常においしいです! ベーコンが塩辛いのは、製造方法が塩漬けにし熟成させ乾燥させています。 それに比べ、日本では塩とうまみエキスを浸して乾燥させただけのものになります。 そのため、余分な水分を出してぎゅっと熟成させているイギリスのベーコンとくらべ、日本のベーコンはあっさりとまた、浸透させた余計な水分によってカリカリに仕上がらないのです。 お家で簡単にイギリスのベーコンを作る頃が出来ます! photo by:THE TELEGRAPH 作り方を簡単にご紹介します。 豚ロースブロック肉に塩と砂糖はたっぷり揉みこみます。 そのまま、蓋をして冷蔵庫で2週間熟成させます。 しっかり水分がでた状態が、うまみが濃縮された証です! そのあとは水でしっかり洗い、しっかり水気をふき取りし、 表も裏面もしっかり風が通るように、ラップなどせず、冷蔵庫で2日間乾燥。 出来上がり!! 厚めにカットして、フライパンで焼いて、バターを塗ったパンにはさんでシンプルにそのままベーコンサンド!! 是非お試しあれ♪ 次回のイングリッシュ・ブレックファースト メニューもお楽しみに♪ イングリッシュ・ブレックファーストを彩る ケントストアでは、イングリッシュ・ブレックファーストを素敵に彩ってくれるプレートなどテーブルウェアも販売しております。 お気に入りにプレートでイギリスの朝食を楽しんでみませんか? ケントストアオンラインショップでもご購入いただけます。 テーブルウェアのラインナップはこちら ブログのトップページはこちら 商品に関すること等、お気軽にお問い合わせくださいませ。 静岡本店 TEL : 054-204-7003 ⬅ スマートフォンの方はこちらをクリック 東京目黒店 TEL : 03-6420-0548 ⬅スマートフォンの方はこちらをクリック Like おすすめ記事 【英国朝食の定番】イギリス人の大好物!イングリッシュブレックファーストの肉とは~ソーセージ 【英国朝食の定番】イギリス人の大好物!イングリッシュブレックファーストのキノコとは~マッシュルーム 【英国朝食の定番】イギリス人の大好物!朝食の豆とは~ベイクドビーンズ 関連記事 【英国菓子レシピ】ピーカンナッツ&チョコチップスコーンの作り方-ケントデリ監修 新入荷アンティーク家具のご紹介「アーコール シスルバックチェア」 新入荷アンティーク家具のご紹介「セティ」 【英国スパイス専門店】ポートベローのThe Spice Shop 新入荷アンティーク家具のご紹介「スチューデントビューロー」 【徹底解説】エリザベス様式 建築物と家具の特徴 ご家庭でも簡単!アンティーク家具の小傷の直し方 【英国ファッション】イギリスの偉大な2人のクイーン~エリザベス女王とヴィヴィアン・ウエストウッド コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。*が付いている欄は必須項目です。コメント * 名前 * メール * 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 email confirm* post date* 日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)