【アンティークの修理実例】トランクの修理 

- 2023/3/1 17:00
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/アンティークトランクの修理のご依頼

行った修理内容をご紹介させていただきます!

【お客様からのご依頼内容】

ディスプレイ用に購入したヴィンテージ/アンティークトランクを綺麗にしてほしい。
外側の塗装が傷ではがれ、汚く見えるため、塗装のやり直し、また中の生地は新しい生地に張りなおしていただきたい。

では早速修理に取り掛かっていきたいと思います!

 

アンティークトランク修理BEFOREビフォー写真


【①金具の取り外し・付け直し】
生地の上からワッシャーやハンガーラック金具がとりつけてあるものに関しては、生地を張替を行う為には取り外さなければいけません。
ただし、ワッシャーは1度外すと再利用ができないのです。
当時のワッシャーのsizeが、現在流通しているワッシャーのサイズが違っていたり、
部分的にピカピカの新しい金具が取り付けられてしまうと違和感がでてしまうのではないかと
いろいろ試行錯誤を行いました。

アンティークトランク修理 金具の内側と外側


【➁生地張替】

生地の張替といっても、生地を剥がしてペタっと張れば完成!というわけにはいきません..
アンティーク/ヴィンテージのトランクは中も紙や木、レザーで作られています。
勢いよく引っ張ってしまいますとベースとなる部分を傷めてしまうことになります。
今回は紙と木がベースでしたので慎重に生地を剥がしました。

アンティークトランク修理 古い生地を剥がす写真



【③塗装準備】

きれいに塗装するためには、古い塗膜(ペンキ)を落とす必要があります。
まずはスクレーパーで削り落としています。
綺麗に塗膜(ペンキ)を落としたら、ペンキを塗る準備を行います。
この段階ですでに中の生地は綺麗に張替ずみですので生地を汚さないように
また金具部分もペンキの塗装は行いませんので、しっかりマスキングテープで養生していきます。
アンティークトランク修理 塗装準備



【④塗装】

塗装準備が完了したらいよいよペンキを塗っていきます。
ペンキもただべちゃっと塗るのではなく、まずはしっかりペンキを撹拌して混ぜます。
スクレーパーでしっかり削り落とし、面をならしたトランクに
スプレーガンで一気に均等に吹きかけていきます。
厚みの出やすいペンキは均等に塗るのはワザが必要です!
アンティークトランク修理 塗装中



【⑤完成!】

まずは改めてビフォー写真!
アンティークトランク修理BEFOREビフォー写真


矢印↓下



アフター写真!
アンティークトランク修理 完了


アンティークトランク修理 完了


 

生まれ変わった素敵なアンティーク/ヴィンテージトランクはいかがでしたでしょうか?
みなさんも、思い出の家具や椅子、トランクをケントで修理してこれからも長く使っていけるようにお手伝いさせていただきます。
まずはお気軽にお問合せくださいね。
次回の修理紹介もお楽しみに!!

ケントストアの修理実績

ケントストアの修理天板塗装吹き付け

ケントファクトリーでは、一般のお客様はもちろんのこと、大手インテリアショップの請負修理を何社も担っております。
アンティーク家具を扱うにあたって最も大切なことは「リペア」だとケントストアは考えます。
「リペア」とは「修理」という意味だけでなく「回復」という意味もあります。
ただ壊れた箇所を修理するのではなくサスティナブルで持続可能なアンティーク家具へと循環させ蘇えらせることで、 日本のお客様が安心してずっと使い続けられる英国アンティーク家具になります。
さらに魅力的な英国アンティーク家具にするために、 金具・レザーなどの装飾品から塗料テクスチャーに至るまで全てイギリスから直輸入したマテリアルを使用しています。
家具産地の静岡にあるケントファクトリーで経験豊富な職人が自信を持ってそれらの材料を使用し修理します。
家具業界からも認められているケントの修理技術。
必ず満足していただけると確信しております。



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