修道士のために作られたモンクス・ベンチとは

- 2021/5/12 13:00
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モンクスベンチとは

モンクスベンチは、ベンチ、テーブル、収納の機能を兼ね備えた3wayのアンティーク家具!
Monkモンク(=修道士)のために作られたベンチです。

モンクスベンチ

モンクスベンチの歴史

当時、修道士は修道院に持ち込める家具や私物は制限されていました。
そのため三通りに使えるこの家具を好んだことから、後にモンクスベンチといわれるようになったといわれています。
当初は装飾のないシンプルなものでしたが、やがて一般用にも広がると装飾が施されるようになり、様々な意匠のベンチが登場しました。 こちらのモンクスベンチは彫刻などは施されていませんが、手すり下部分はイギリスのアンティーク家具でよく見かけるバラスターレッグで支えられていて、シンプルながら格調高い逸品です。
※バラスターとは階段などの手すりの支える円柱や角柱の形状をした装飾的構造のことで、半分開きかけた蕾に形状が似ているためその名がつけられたそうです。


キリスト教における文化が発展しているヨーロッパでは、家具も修道院や教会の用途から生まれたものが多くあります。 同じく修道院や教会で使用されていたレフェクトリーテーブルやチャーチチェア、チャーチベンチは家庭用の家具よりもさらに丈夫に作られたためへビーユースできるアイテムとして人気も高く、近年その数はかなり少なくなってきておりアンティーク家具としての骨董的価値も高くなり仕入れも難しくなってきているとか。

モンクスベンチの使い方は自由自在♪

モンクスベンチはベンチという名を持ちながら1台3役、まさしく「モスト・ユーティリティー・ファニチャー」。

①通常はアームと背もたれのついたベンチです。
②そして座面を開けると、ストレージになっています!!
③さらになんと!背もたれは可動式。アームの上へスライドさせることでテーブルになってしまうんです!!!

収納に間仕切りのあるタイプはとっても珍しいです!

 

例えば玄関先やリビングのチェアとして、時にはパーティーテーブルのサブやサーバーとして。
サイドテーブルや、テレビ台、子供部屋の収納にもよさそうです。

イギリスのアンティーク家具はビューローやドローリーフテーブルなどをはじめ、スペースを有効活用できるのが大きな特徴です。その特徴を存分に楽しみたいですね。



   

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