【プロの解説】イギリスで1930年代の英国アンティーク家具が多いのはなぜ? アンティークのある暮らし アンティーク家具 ケントストア ブログ - 2023/2/2 14:00 0コメント なぜ英国アンティーク家具ショップでは1920年~1930年代の家具が多いのでしょうか? 英国での買い付け時でも1930年代の家具がもっとも多くみられます。 特にダイニングテーブルやダイニングチェアなど、最初に必要な家具が多いです。 この年代に、それだけ多く製作された理由を探っていきましょう! ツイストレッグのドローリーフテーブルにベントウッドチェアをあわせて 1930年代 1930年頃の時代背景 この時代に、都市を中心に住宅建築ブームが起きた事で 家具に対する需要が増えた事に起因します。 当時は世界大戦や世界恐慌によって世界的に暗い時代を迎えていました。 英国も輸出による国際競争力が低下し、経済活動の方向は 海外輸出から内需拡大型へ移行せざるを得なくなっていました。 この時、英国政府は建築業界を活性化させ、市民生活の基盤となる住宅建築が進めば 自然と内需は拡大され、産業は活性化されるだろうと考えました。 労働者階級向けの住宅建築に注目して、地方自治体や民間業者に 助成金を与える制度を設け、さらに市民が住宅を購入しやすいように 住宅金融公庫の金利を引き下げたのです。 その結果、1920年~1930年代の住宅建築戸数は、実に400万戸を超え それに伴い様々なスタイルの家具が集中的に生産されたのです。 この事が1930年代頃のアンティーク家具が多い理由になります。 家具としては、様々な様式のリバイバル品が多く生産され 異なる様式を融合した折衷様式の家具が流行するのもこの頃です。 まだまだ手作業の技術を多く残すこの年代に生産された家具が現在まで多く流通してるのです。 KENTSTORE 静岡本店 KENTSTOREでは、1930年代頃の英国アンティーク家具を中心に、1900年以前の家具も多数取り扱っています! 英国アンティーク家具のお買いものはこちら 英国ヴィンテージ家具のお買いものはこちら ブログのトップページはこちら ケントストアオンラインショップはこちら 静岡本店 TEL : 054-204-7003 ⬅ スマートフォンの方はこちらをクリック 東京目黒店 TEL : 03-6420-0548 ⬅スマートフォンの方はこちらをクリック Like おすすめ記事 【プロの解説】価格高騰!?人気のミッドセンチュリー家具 【プロの解説】アンティークとは?英国アンティーク家具の定義について説明 【プロの解説】アンティーク家具の猫脚とツイスト脚 関連記事 バルバスレッグ・アームチェア 家具をペンキで塗ってみました!(チャーチチェア編) 【徹底解説】曲木椅子の原点THONET|トーネット社のベントウッドチェア 【アンティークの修理実例】チャーチチェア 映画【Barbie】で利用されている ペンキのご紹介 【ご使用例】英国アンティークのドローリーフテーブルとホイールバックチェア 【徹底解説】ウィローパターンの歴史と秘められた悲しい恋の物語 ベントウッドチェアの歴史 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。*が付いている欄は必須項目です。コメント * 名前 * メール * 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 email confirm* post date* 日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)