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修道士のために作られたモンクス・ベンチとは
モンクスベンチとは モンクスベンチは、ベンチ、テーブル、収納の機能を兼ね備えた3wayのアンティーク家具! Monkモンク(=修道士)のために作られたベンチです。 モンクスベンチの歴史 当時、修道士は修道院に持ち込める家具や私物は制限されていました。 そのため三通りに使えるこの家具を好んだことから、後にモンクスベンチといわれるようになったといわれています。 当初は装飾のないシンプルなものでしたが、やがて一般用にも広がると装飾が施されるようになり、様々な意匠のベンチが登場しました。 こちらのモンクスベンチは彫刻などは施されていませんが、手すり下部分はイギリスのアンティーク家具でよく見かけるバラスターレッグで支えられていて、シンプルながら格調高い逸品です。 ※バラスターとは階段などの手すりの支える円柱や角柱の形状をした装飾的構造のことで、半分開きかけた蕾に形状が似ているためその名がつけられたそ
2021.5.12 -
プロが伝える補修方法(上塗り編)
テーブルの天板など、使用による色の劣化や色焼けしてしまったときのアンティーク家具の塗装方法として、上塗りで仕上げる方法が英国でも選ばれています。 色の濃淡や味のある風合いを残しつつ、塗装自体は綺麗な仕上がりを実現できます。 家具が使われてきた歴史でもある、塗装の経年変化を残す塗装方法です。 BEFORE / AFTER ~誰でも簡単にできます~ 使用する道具と材料 ・ナイトロステイン(家具の色や材質に合わせたステインを使用) ・マイランズポリッシュ(家具の色に合わせたポリッシュを使用) ・メソレイテッドスピリッツ(刷毛洗浄用) ・アンティーク家具用WAX ・刷毛(ステイン用×1 ポリッシュ用×1) ・ケンマロン(塗装の状況に合わせたケンマロンを使用) ・スチールウール ・イエローダスター ・布3枚(ワックス塗り用 拭き取り用×3) ・スチール系のボール皿(ステイン用×1 ポリッシュ用×1
2021.5.11 -
プロが伝える補修方法(研磨編)
貼り付くように付着してしまった汚れや、食器などの引き摺り傷、水分による染みなど、日常生活を送る上で、どうしてもできてしまうことがあります。 ファニチャークリーナーは、美術品的な価値がある年代の家具等にも英国修復士が使用する、細かい粒子が入った塗装に優しいクリーニング剤です。 この粒子で塗装面を研磨する事により、付着した汚れや傷、染みなどを簡単に補修することできます。 BEFORE / AFTER ~誰でも簡単にできます~ 使用する道具と材料 ・ファニチャークリーナー ・アンティーク家具用 WAX ・スチールウール000番 ・イエローダスター 1枚 ・ウェス3枚(クリーナー用・ワックス塗り用・拭き取り用) ※使用している、ファニチャークリーナー・ワックスは英国王室御用達の老舗メーカー マイランズ社のものです。 ケントストアはマイランズ社の日本総代理店です。 STEP1 ウェスに染み込
2021.5.10 -
チェスターフィールド・ウィングバックチェア
アンティーク家具の象徴!チェスターフィールド ドラマや映画のシーンをはじめ、アンティーク家具のインテリアの象徴ともいえるチェスターフィールド。 ゆったりとした椅子に包まれるように座りながら過ごす時間は至福の時です。 本日はチェスターフィールドのお話です。 チェスターフィールド伯爵とは? フィリップ・チェスターフィールドという人物をご存知でしょうか? 18世紀イギリスを生きた文人政治家で、イギリス最大の教養人とも呼ばれ多くの人物に多大なる影響を与えたと言われています。 自身の息子に宛てた著書である『わが息子よ、君はどう生きるか』は、人生をどう生きていくのかを様々な視点からその心得を切々と説いた教育的書簡であり、現在も英国上流社会のジェントルマンズシップの自己啓発本として全世界で読み継がれているそうです。 チェスターフィールド伯爵は、人として内面はもとより、外見にも気を遣うまさしく英国紳士とし
2021.5.10 -
蘇る!真鍮のお手入れ方法
真鍮は銅と亜鉛を混ぜた合金です。 空気にさらされたり汗が付着すると、銅が酸化し酸化銅になるため、真鍮は黒く変色します。 しかし、その黒ずみもクリーナーを使用することで美しい光沢を簡単に取り戻すことができます。 BEFORE / AFTER ~誰でも簡単にできます~ 使用する道具と材料 ・ブラッソ ・ウェス2枚(溶剤塗り用 拭き取り用) 磨く ウェスに適量の溶剤を付けしっかりと磨いていきます。 ムラの原因になるので、全体的に磨きましょう。 最後に拭き取り用のウェスでしっかりと拭き取れば完成です。 【Tips】メッキの場合は剥がれる場合があります。素材の確認と、強く磨き過ぎないようにご注意ください。 クリーナーのお買い物ページはこちら
2021.5.6 -
ペンキを使ってモデルチェンジ
家具、古くなった木箱やフォトフレームなどの小物類、また壁や天井・廊下・キッチン・バスルーム・子供部屋など、お好きな色でペイントしてみませんか? マイランズ社のペイント「Colours of London」カラーズオブロンドンを使用して簡単にアレンジすることができます。 映画「ハリーポッター」をはじめ、多くの舞台装飾に使用されるマイランズ社の「Colours of London」は、大理石をパウダーにしたものを塗料に混ぜて強度を増し独特のマット感を表現するなど、その独創性が英国のインテリアデザイナーたちから高く評価されているペイントです。 ※ケントストアはマイランズ社の日本総代理店です。 BEFORE / AFTER ~誰でも簡単にできます~ 使用する道具と材料 ・カラーズオブロンドン (今回使用した色:プリムローズヒル ) ・刷毛 ・スチール系のボール皿 ・ケンマロン(塗装の状況に合わせ
2021.5.5 -
輝きを取り戻す!シルバーのお手入れ方法
シルバー製品は、空気中の水分や硫化酸素などに触れると表面に硫化銀ができ、黒く変色していきます。 しかし黒ずみは、シルバー専用のクリーナーやシルバー専用クロスを使うと、簡単にきれいに取ることができます。 BEFORE / AFTER ~誰でも簡単にできます~ 使用する道具と材料 ・シルバーポリッシュ(シルバー磨き剤) ・シルバーポリッシュクロス ・ウェス2枚(磨き用・仕上げ用) シルバーポリッシュで磨く シルバーについたホコリなどを乾いたウェスできれいに取り除いていきます。 ウェスに適量のシルバーポリッシュ(シルバー磨き剤)を付けて磨いていきます。 ムラの原因になるので、全体的にしっかりと磨きましょう。 最後に別の布でしっかりと拭き取ります。 黒ずみが消え輝きが戻ったら終了です。 【Tips】シルバーメッキの場合は、研磨により下地まで削れる可能性があります。 素材の確認と、強く磨き過ぎない
2021.4.29 -
ポリッシャーが伝えるプロのワックスのかけ方
アンティーク家具をより永く使うためには、日常的なお手入れは欠かせません。 普段は柔らかい布での乾拭きを心がけてください。 家具に艶が無くなってきたり、乾燥して家具の表面がカサついてきたら、アンティーク家具用ワックスを塗ることをお勧めします。 ワックスを塗ることで艶を出し、木材に対しても栄養と潤いを与え、塗装部分にも皮膜ができ、傷や水気から家具を守ってくれます。 特にダイニングテーブルの天板などは使用頻度も多いので、塗装の劣化する可能性が高い箇所です。 天板のお手入れは使用頻度に応じてワックスの回数を増やしていけば、より永く綺麗な塗装状態でご使用いただけます。 1~2ヶ月ごとにワックスがけをするとよいでしょう。 BEFORE / AFTER ~誰でも簡単にできます~ 使用する道具と材料 ・アンティーク家具用WAX ・ワックス用ブラシ(不要になった歯ブラシなどでも大丈夫です) ・ウェス3枚(
2021.4.28 -
William Morris ウィリアム・モリスのパターン(柄)についてのお話
少しずつ春らしくなってきましたね♪ 本日はケントストアにて座面や背板などの背面を張り替え、ご提案しております、美しいWilliam Morris ウィリアム・モリスのパターン(柄)のラインナップをご紹介いたします。 アンティーク家具に合わせていただきやすいモリスの柄や色をぜひご覧くださいませ。 Pure Morris ピュアモリス 『PURE MORRIS ピュア・モリス』は没後120年 ( 2016年 ) に誕生した新たな魅力を放つ新シリーズ。 ウィリアム・モリスのデザイン哲学でもある「シンプル・オブ・ライフ」がコンテンポラリーな魅力で溢れています。 写真の柄はそのシリーズの中の『Pure Strawberry Chief ピュア イチゴドロボウ』です。 ウィリアム・モリスのオリジナルのイチゴドロボウを薄手のリネン地にホワイト・ペーストのみでプリントし、コンテンポラリーでナチュラルなモノ
2021.3.11 -
アンティーク家具修理のご案内
皆様、ケントストアで扱っているアンティーク家具は全て、ケントファクトリーにおいて修理されているのはご存知でしょうか? アンティーク家具を支えるケントファクトリーの存在 ケントファクトリーは静岡店舗と併設しており、経験豊かなスタッフが、木工・剥離・塗装修理からパーツ製作、布地張替、ガラス交換、レザー張替え、金具取付交換、付属品整備、クリーニング及び新規製作、改造まで、あらゆる修理を行っています。 実際どの様な修理が行われいてるのか? 家具のbefore and afterを見ることはあるかと思いますが、その過程まで知っている方は少ないかと思います。そこで「Record of Kent Factory」として、ケントファクトリーが厳選したとっておきのアンティーク家具の修理風景をお伝えしていきます。 パーツ作成 イギリスから輸入されるアンティーク家具、全てが直ぐに使用できる状態で来るわけではあり
2021.2.23 -
紅茶で輝くライフスタイル
2月11日(木・祝)、ケントストア東京目黒店4FにてCha Tea 紅茶教室様主催のイベントが開催されました。 この春で開講19周年をお迎えになるとのこと、紅茶で夢を叶えた卒業生の3名の方が講師となり開催された3部構成のイベントの内容をほんの一部ですがお届けしたいと思います。 10時~12時 はSpecial Event 1「ティールームを開きたい! ベリーズティールーム主宰 和田真弓」 ベリーズティールーム主宰 和田真弓先生 2013年、杉並区浜田山にベリーズティールームをオープンされてからテレビや雑誌はもちろん、全国の百貨店からも出店要請があり大人気のティールームを経営なさっている和田真弓先生。 OLさんから華麗なる転身ののオモテとウラをたっぷりとお聞かせくださいました。 ティールームをオープンする夢をかなえるまでの綿密な計画やご準備、またオープン後の行動力には参加して
2021.2.12 -
ケントストアの美味しいプロジェクト
ファッション、フード、インテリアの衣食住によるトータル提案 アンティーク家具と共に住空間をご紹介するケントストアが、新たに食と衣を加え、豊かな暮らしのご提案を衣食住のトータルでお届けします。 暮らしの空間は家具や絵画、置物などのインテリアだけではなく、そこでの過ごし方が大切だと思っています。 家とは快適性を求め、豊かな時間を過ごし、教養を身につけ、人生における人間形成を育む大切な場所だと考えます。 居心地の良いインテリアに、お気に入りの衣類で身を装うことで生活の潤いを楽しみ、食における五感で、作る、食べる、会話をし、心を満たす時間を過ごす。そんなご提案がケントストアからできればと思っています。 暮らしに遊び心を持って、楽しく、豊かに、快適に過ごす、ケントストアの新しいプロジェクトがスタートします。 その名も「KENT DELI」。ケントデリは食を通じてインテリアを楽しむご提案
2021.1.26
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