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【英国音楽コラム】ロンドン随一のデンマーク・ストリート
英国音楽コラム第8回【イギリス音楽のルーツ】 皆様、こんにちは。 今日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。 前回は英国ギターメーカーへフォーカスについてお話ししましたが、今回は楽器の街についてお話していきます。 静岡で楽器の街といえば、浜松市。 浜松は、天竜川へ運ばれた木材と山からの乾いた風によってピアノや楽器作りに適していた街だったようですが、 (ちなみにYAMAHAはロンドンにも出店しております…!さすが静岡が誇るYAMAHAです…) イギリスで楽器の街といえば、みなさん思い浮かべるのは「デンマーク・ストリート」ではないでしょうか。 Save Soho! イギリスでパンクロックが流行った1970年代は、これまでの綺麗なミュージックシーンをがらりと塗り替える強烈なものでした。 ロンドンの中心地にあるデンマーク・ストリート。 デン
2023.3.21 -
【徹底解説】アーコールのバタフライテーブル(ドロップリーフテーブル)
アーコールのバタフライテーブル photo by:kentstore イギリスの老舗家具メーカー アーコール(ERCOL)。 シンプルで機能的、そしてタイムレスなデザインにこだわることで、創業から100年以上たった今でも、アーコールのデザインは、人気を博しています。 アーコール(ERCOL)は、耐久性のある品質、一生ものの家具を提供することに、重きを置いております。 そのため、ヴィンテージのアーコールも非常に価値のある家具、ビンテージ家具の代表格として絶大な人気を誇っています。 アーコール(ERCOL)の作品は非常に多くありますが、今回は、アーコールを代表するテーブル『ドロップリーフテーブル(バタフライテーブル)Dropleaf Table』についてご紹介します。 バタフライテーブル(ドロップリーフテーブル) アーコールのカタログ(1956年) photo by:ercol ドロップリーフ
2023.3.20 -
【アーコールの魅力】クエーカーチェアなど様々なデザイン
ペイントされたクエーカーチェア とても人気が高く、すでに価格も高騰しているアーコール(ERCOL)のビンテージチェア その中でもアーコール初期の作品である『クエーカーチェア』をご紹介。 また、アーコールには様々なデザインのチェアが製作されてきました。 その魅力と美しいデザインを、チェアにスポットをあててご案内致します。 ルシアン・アーコラーニ ウィンザーチェアへの想い ウィンザーチェア アーコール(ERCOL)の創設者、ルシアン・アーコラーニは、ウィンザーチェアの聖地と言われる バッキンガムシャー地方にあるハイ・ウィカムへデザイナーとしてやってきました。 数々の家具デザインを送り出した後、1920年にアーコール社を設立します。 大量生産へと移行する中、曲木の技術を使用してウィンザーチェアを生産、時代の流れに乗ります。 その過程で、アーコラーニらしい
2023.3.17 -
【英国音楽コラム】英国エレキギター白書と木材
英国音楽コラム第7回【イギリス音楽のルーツ】 皆様、こんにちは。 今日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。 前回は英国ギターの文化や歴史についてお話ししましたが、今回はギターのメーカーへフォーカスしていきます。 今回のブログはいつもの火曜の担当ではなくギターの知識が豊富なスタッフが担当してくれました。 いつもより少しマニアックな音楽の世界をお楽しみください。 英国が誇るGORDON SMITH GUITARS 今回、ご紹介するのは英国が誇るエレキギター製造メーカー「GORDON SMITH GUITARS」 イギリスのギター製造メーカーとして確固たる地位を築いたメーカーです。 1974年に設立され、ギター作りの本場アメリカに続き歴史のあるメーカーです。 ギブソン、フェンダー製のモデルのような、トラディショナルなモデルをラインナップしています。
2023.3.14 -
【徹底解説】アーコールのゴールドスミスチェアとは?
イギリスの老舗家具メーカー アーコール(ERCOL)。 アーコールを代表する作品の一つに『ゴールドスミスチェア (Goldsmith Chair)』という"ウィンザーチェア"があります。 ここでは、ウィンザーチェアとアーコールの歴史、そして『ゴールドスミスチェア』についてご紹介します。 photo:アーコールのゴールドスミスチェア photo by:kentstore アーコールのラインナップはこちら ウィンザーチェアの産地 High Wycombe ハイ・ウィカム ウィンザーチェア photo by:kentstore ウィンザーチェア(Windsor Chair)は、イギリスで誕生した椅子です。 17世紀にイギリス南東部にあるウィンザー地方で、ろくろ職人や農民などのために作られてきた実用家具「カントリーチェア」が起源とされています。 ハイ・ウィカム(High Wycombe) 19世紀
2023.3.13 -
【簡単手作り】イギリスベーコンを実際につくってみた
photo by:THE TELEGRAPH 前回のブログにて 『【英国朝食の定番】イギリス人の大好物!イングリッシュブレックファーストの肉とは~ベーコン』 でざっくり現地のベーコンの作り方を紹介しました。 今回はイギリスベーコンを手作りして美味しいベーコンサンドイッチが食べれるまでの道のりを紹介します。笑 イギリスのベーコンを実際に作ってみた 前回のブログを掲載後の帰り道、スーパーに立ち寄ったところ、 私に「待ってましたよ。」と言わんばかりのとてもお手頃な豚の肩ロースが・・ どうしてもイギリスの肉厚でカリっとジューシーに焼き上げたベーコンが食べたいと思い、 普段手の込んだ料理をしませんが、前回のブログでご紹介したようにイギリスのベーコン作りは簡単そうでしたので、紹介したからには作らなければ!!と。 今回は肩ロースを使用しました。 100g99円のお買い得品の中から一番小さいものを.. 巻
2023.3.9 -
【徹底解説】曲木椅子の原点THONET|トーネット社のベントウッドチェア
創設者 ミヒャエル・トーネット トーネット社(THONET)とは? トーネット社は、1819年に「ミヒャエル・トーネット」によって設立されたドイツの会社です。 木材はまっすぐな直線という考えの当時において、曲木の技術開発に成功します。 1841年には、イギリス・フランス・ベルギーで曲木技術の特許を取得。 曲木の椅子を各地に展示して注目を集めることに成功し、この頃には本拠地をウイーンに移します。 そして「No.4」の量産が開始されます。 「No.4」とは4番目に開発されたモデルであり、オーストリア首都のウイーンにあるカフェ・ダウムで 使用されていたことにより「カフェダウムの椅子」としても有名です。 1851年のロンドン万国博覧会に出品されると、一躍注目をあびて人気を博します。 No.4(Cafe Daum Cheir) 当時のカタログ 左上からNo1~4 1853年に5人の息
2023.3.8 -
【英国音楽コラム】英国ギターの文化
英国音楽コラム第6回【イギリス音楽のルーツ】 皆様、こんにちは。 今日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。 前回はイギリスの伝統的楽器バグパイプや、音楽隊についてお話ししましたが、今回はイギリスの楽器へフォーカスしていきます。 イギリスといえば、UKロック。ロックミュージックに欠かせないのは、ギターですよね。 今回はイギリスのギターの文化をご紹介いたします。 その生まれは新石器時代?! そもそも、ギターってどこから生まれた楽器だと思いますか? ギターだけでなく、弦楽器の先祖は新石器時代の弓の存在に遡ります。 弓を鳴らして音を出しますが、より共鳴させるために木の実をつけたり、弦を多く張ってを共鳴させてみたりと当時から多くの工夫がされていたそうです。 こういった工夫をされた楽器は、東南アジアやアフリカなどの民族の歴史によく登場しますよね。 その多く
2023.3.7 -
【英国スパイス専門店】ポートベローのThe Spice Shop
The Spice Shop London Notting Hill photo by:kent_buyer (2022年10月撮影) ロンドン西部に位置するノッティングヒル地区(Notting Hill)のポートベロー・ロード(Portobello Road)。 毎週土曜日、そのポートベロー・ロードで開かれる『ポートベロー アンティークマーケット』は、全長2kmにわたり、アンティーク家具、アンティーク雑貨、ジュエリー、絵画の他にも、野菜、果物、ストリートフードなど多くのお店が出店します。 またポートベローは、映画「ノッティングヒルの恋人」の舞台にもなったことで、人気の観光スポットとなり、さらに多くの人を魅了し賑わいをみせています。 そんなポートベロー・ロードの中間地点を曲がったところに、ケントストア バイヤーのお気に入りのスパイス専門店 「The Spice Shop」があります。 今回
2023.3.6 -
【修理の定番】英国アンティーク家具修復協会が推奨するワックス マイランズ社
ロンドン南部に出店した当時のショップ マイランズ社とは? マイランズ社は、塗装職人であったジョン・マイランドにより、 1884年に英国のロンドン南部、ストックウェルにて 家具用塗料メーカーとして設立されました。 『最高品質の材料で塗料を作ること』 『最高の技術と情熱を持つ職人が塗料を作ること』 創設者が掲げたこの2つのシンプルかつ難しい信条を貫くことで、 修復のプロフェッショナルから圧倒的な支持を受け、 家業として4代にわたり高品質な塗料を提供し続けています。 現在では、英国最大のアンティーク家具修復材料メーカーとして成長し、 BAFRA(英国アンティーク家具修復協会)からもアンティーク家具の 修復における推奨品として指定されている他、英国王室御用達の商品として ロイヤルワラントに認定されています。 また、今では品質の高さからテレビや映画、劇場などの舞台美術用の 塗料も数多く手がけています
2023.3.3 -
【アンティークの修理実例】トランクの修理
ヴィンテージ/アンティークトランクの修理のご依頼 修理内容をご紹介させていただきます! 【お客様からのご依頼内容】 ディスプレイ用に購入したヴィンテージ/アンティークトランクを綺麗にしたい。 外側の塗装が傷ではがれ、汚く見えるため、塗装のやり直し、また中の生地は新しい生地に張りなおしてほしい。 では早速修理に取り掛かっていきたいと思います! 【①金具の取り外し・付け直し】 生地の張替を行うためには、まず生地の上から取り付けられているカシメやハンガーラック金具を取り外す必要があります。ただし、カシメは1度外すと再利用ができません。 当時のカシメのサイズが現在流通しているものと違っていたり、部分的にピカピカの新しい金具が取り付けられてしまうと違和感がでてしまうのではないかなど、いろいろと試行錯誤しました。 【➁生地張替】 生地の張替といっても、生地を剥がしてペタっと
2023.3.1 -
【英国音楽コラム】知る人ぞ知る!イギリスの音楽隊「ロイヤル・スコット連隊」
英国音楽コラム第5回【イギリス音楽のルーツ】 皆様、こんにちは。 今日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。 前回はイギリスの音楽の授業や、音楽学校についてお話ししましたが、今回はイギリスの音楽隊、プレイヤーへフォーカスしていきます。 子供の頃から生活の一部に芸術や音楽があり、歴史ある音楽学校が多数あるイギリス。 音楽を極め、プレイヤーとして活躍したい!という夢を持たれる方はどういった道を選んでいくのでしょうか。 ロンドン交響楽団やハレ弦楽器団などの華々しい音楽団や、ロックスター、作曲家、スコットランド軍の音楽隊にも憧れる人は多いと思います。 日本の自衛隊などの音楽隊も、とてもかっこいいですよね。 今回はイギリスの音楽のプレイヤー、その中でもスコットランド軍の音楽隊(ロイヤル・スコット連隊)についてご紹介していきます。 スコットランド軍の音楽隊
2023.2.28
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