スコットランドの国民的飲料 「アイアンブルー /IRN-BRU」 ケントストア ブログ 英国暮らしの衣食住 - 2023/4/27 13:00 0コメント スコットランドの国民的飲料「アイアンブルー /IRN-BRU」 スコットランドの国民的飲料はウィスキーだけではありません。 実は、スコットランドでは「もう一つのナショナルドリンク(Scotland’s Other National Drink)」とタイトルを持つ「アイアンブルー /IRN-BRU」という飲み物があります。 この蛍光オレンジとブルーのロゴが目立つ「アイアンブルー /IRN-BRU」はスコットランドに行けば、どこにでも見かけることができます。 少し前2021年11月に行われた、日本の岸田首相も出席しスピーチを行ったCOP 26(国連気候変動枠組条約第26回締結国会議)では、アメリカ国会議員へ当時のスコットランド首相ニコラ・スタージョンがアイアンブルーの缶を差し入れて地元商品をアピールしたことが話題となりましたね。 2021年にはエリザベス女王とウィリアム王子がアイアンブルーの新規工場を訪問されました。 庶民からロイヤルまで愛される、スコットランドの国民的飲料です。 top photo by:THE SCOTSMAN Food & Drinks photo by:AG Barr 味 アイアンブルーのグラスに注いだ写真 photo by: KENT STORE STAFF ボトルの裏には「アイアンブルーの味は説明できない、他に似ているものもないから」と書かれています。 そう、その通りです。もう飲んでみるしかないのです。笑 私がスコットランドに行く際は必ず飲んでいました。また重くてもお土産にスーツケースにいれて持って帰ったりと、過去にたくさん飲んできましたが、味が説明できません.. 「アイアンブルー /IRN-BRU」はオリジナルの秘伝レシピで作られた炭酸飲料で、32種類のフレーバーが含まれているそうですが、 オレンジ色だからといってオレンジ味でもありません。 スコットランドの国民的飲料といわれるこの「アイアンブルー /IRN-BRU」を本当に飲んでみてほしい! 疲れた体に染み込む甘さとすっきしした香り、スコットランドを思い出す味です。 コップに注いでジュースとして飲んでいた幼少時代から、ヴォッカで割って飲む大人になりましたが お酒とも相性が良くなかなかいけます。 少し前にギネスのアイアンブルー割りがSNS上でブームになりましたね。色の配分が面白いです。 人によっては二日酔いに効くという人もいらっしゃるそうです。 イングリッシュブレックファーストも二日酔いに効く朝食と以前のブログでご紹介しましたが、 イングリッシュブレックファーストとアイアンブルーで最強二日酔い回復フードかもしれませんね(笑) アイアンブルーのグラスに注いだ写真 photo by:KENT STORE STAFF 歴史 「アイアンブルー /IRN-BRU」は1901年にスコットランドで販売を開始しました。 スコットランド、グラスゴー中央駅の再建に携わる鉄鋼労働者たちは、のどの渇きを癒すために がぶがぶビールを飲みすぎてしまうほど、飲んでいたそうです。 そこで、地元の清涼飲料水メーカーであるAG Barrが、労働者たちが一日の重労働を乗り切れるような強壮剤のようなビールの変わりになる飲み物を持ち込みました。 そこで「アイアンブルー /IRN-BRU」が誕生し、スコットランド人を過酷な状況から救うという長い歴史が始まったそうです。 photo by:Glasgow Live Inside Glasgow Central Station May 1955 グラスゴー中央駅の中。1955年。皆さんビシッとした格好で大きいトランクをもっていますね。このときは車を電車に横付けしていたみたいですね。 photo by:Glasgow Live Arrivals Board indicates severe train delays at Glasgow Central Station on 25th February 1958 グラスゴー中央駅の電車案内板。遅延。1958年。スコットランドのグラスゴー中央駅からロンドンのユーストン駅までの電車が10時間半の遅延となっています。今でもイギリスでは電車の遅延がよく起こるイメージですが、当時はレベル違いの遅延時間ですね.. 「アイアンブルー /IRN-BRU」ロンドン市内のスーパーでも見かけることができます。 ぜひ、イギリスへ行かれる際は、スコットランドの国民的飲料をお試しください♪ photo by:AG Barr 英国アンティーク家具のお買いものはこちら 英国ヴィンテージ家具のお買いものはこちら ブログのトップページはこちら ケントストアオンラインショップはこちら 静岡本店 TEL : 054-204-7003 ⬅ スマートフォンの方はこちらをクリック 東京目黒店 TEL : 03-6420-0548 ⬅スマートフォンの方はこちらをクリック Like おすすめ記事 【ジブリパーク】に行ってきました。 【徹底解説】バーレイの歴史から陶器製造・食器販売まで 【徹底解説】ヴィクトリアン様式 家具の特徴 関連記事 ベントウッドチェアの歴史 【英国音楽コラム】英国ギターの文化 ウィリアム・モリスの作品紹介:ピンパネル 新入荷アンティーク家具のご紹介「セティ」 【英国音楽コラム】英国エレキギター白書と木材 【徹底解説】アーコールのバタフライテーブル(ドロップリーフテーブル) 【アンティーク家具使用例】ビューティーサロン「AMAMA okinawa」アママ沖縄 【徹底解説】コールボックスとは コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。*が付いている欄は必須項目です。コメント * 名前 * メール * 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 email confirm* post date* 日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)