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【徹底解説】ウィローパターンの歴史と秘められた悲しい恋の物語
世界中にコレクターがいる、陶磁器の絵柄『ウィローパターン(Willow pattern)』 18世紀後半から、ウィローパターンは、さまざまな窯元で作られました。 200年以上経った今なお、ウィローパターンの人気は絶えることなく続いています。 ウィローパターンは、なぜ、これほどに人の心をつかむのか? 今回は、ウィローパターンについての歴史と、絵柄に込められた"ある恋の物語"についてご紹介します。 photo:ウィローパターンの陶磁器 ウィローパターン(柳模様)の歴史 Thomas Minton ウィローパターンは、1780年代初頭にミントンの創始者トーマス・ミントンによって描かれたといわれています。 トーマス・ミントン(Thomas Minton :1765–1836)は、イギリスのストーク・オン・トレント(Stoke-on-Trent)で、銅板転写
2023.5.15 -
【プロ解説】英国シルバー銀製品の見方 違い
イギリスの上流階級のお宅に並ぶきらきらと輝くシルバー食器たちにはうっとりしてしまいますね。 ダウントンアビーでは、執事のカーソンさんが歌いながらシルバーを磨き上げるシーンも多々登場しましたね。 英国では銀食器の使用はステータスを示すものとされて珍重され、ナイフ、フォーク、皿、燭台、ポット、その他多種多様な銀食器が製造されました。 今回はアンティーク巡りをしていると必ず出会う素敵なシルバーたちの見方についてご紹介していきたいと思います。 photo by:E NEWS シルバーの種類 「スターリング・シルバー(Sterling silver)」 英国では銀の含有率が92.5%を超えるものだけ「スターリング・シルバー(Sterling silver)」と言います。 欧州各国では、純度80%や83%のものもシルバー製品として扱われているそうですが、英国では一貫してこの銀の含有率が92.5%を超え
2023.5.15 -
【スタッフおすすめ】ウイリアムモリス生地を使った家具!
何度かご紹介しているWilliam Morris(ウイリアムモリス) 草木花や小動物など、モリスが生活環境からインスピレーションを受けたテキスタイルは 壁紙、カーテンなど世界で絶大な人気を誇っています。 初期に設立した「モリス商会」に家具部門があったように、アンティーク家具との相性も良く 部屋の装飾までリフォームしなくても、椅子1脚でモリスの世界観を醸し出せます。 KENTSTORE TOKYOの在庫より、ウイリアムモリス生地を使用した家具をご紹介していきましょう! おすすめ1 ディスプレイキャビネット Morrisウィローボウ ディスプレイキャビネット KENTSTORE TOKYO こちらの商品は、ウォールナットの突板材を使用したディスプレイキャビネットです。 独特の飴色と黄色味の発色が美しいウォールナットと、直線的なデザインが特徴です。 このキャビネットの背板生地に、モリスの最高傑
2023.5.12 -
【英国音楽コラム】イギリスの誇りとして愛された エドワード・エルガー
英国音楽コラム第15回【イギリス音楽のルーツ】 皆様、こんにちは。 今日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。 これまではThe Beatles、One Directionなどの現代でもイギリスを代表するアーティストをご紹介し、英国ロックの世界・ギタリストやギターの文化にも触れてきました。 他にも、イギリスの小学校の音楽の授業や、伝統的なバグパイプの音楽隊もご紹介してきました。 英国音楽コラム第一回ではイギリスの音楽の始まりについて紹介しました。 英国音楽コラム第一回「音楽のルーツを辿る」はこちらから 前回からは、ケルト音楽の文化以降~UKロックが生まれる前にフォーカスをあて、バロック音楽の後半からヘンデルなどの18世紀の音楽についてご紹介しました。 今回もその続きの歴史をご紹介していきます。 イギリスの誇りとして愛された エドワード・エルガー
2023.5.9 -
【修理】ベントウッドチェアの座面張り替え「バーレイ ブルーキャリコ」
バーレイ生地で張替したベントウッドチェア(品番:1307049901) アンティーク家具の王道とも言われるベントウッドチェア。 イギリスで買い付けてきたベントウッドチェアの中には、板座が使用できないものもあります。 そういう場合は、座面を新しく作らなければなりません。 今回は、陶磁器メーカーである英国バーレイの人気柄「ブルーキャリコ」の生地を使用し、椅子の座面を張り替えました。 ベントウッドチェアとは イギリスアンティークのベントウッドチェア ベントウッドチェアとは、木材を削りだして曲線を生み出すのではなく、蒸気で柔らかくした木材を型枠に入れて製作するチェアのことです。 ベントウッドとは曲げ木のことを言います。 ベントウッドチェアはオーストリアのトーネット社(THONET)の創業者である、ミヒャエル・トーネ
2023.5.8 -
【スタッフおすすめ】「Burleigh」バーレイが映えるテーブル
14日まで英国陶器メーカー「Burleigh」バーレイのフェアを開催中! Burleigh×Antique Furniture KENTSTORE TOKYO KENTSTOREでは、Burleigh×Antique Furnitureとして、ゴールデンウイーク期間の 4/29(土)から5/14(日)までフェアを開催中です。 人気のブルーキャリコなど多数の展示販売はもちろん、アンティーク家具とのコラボもご提案します! 今回のおすすめ商品は、バーレイの食器と合うテーブルをご紹介! バーレイの素敵な柄が映えるテーブルをご案内致します。 おすすめ1 ドローリーフテーブル(ERCOL) ERCOLコロニアルシリーズのドローリーフテーブル KENTSTORE TOKYO 最大1740まで大きくなる伸長式のドローリーフテーブルです。 ERCOLらしいシンプルなデザインですが、サイズ的にも使い勝手は
2023.5.5 -
【英国音楽コラム】語り継がれる作曲家ヘンデル
英国音楽コラム第14回【イギリス音楽のルーツ】 皆様、こんにちは。 今日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。 これまではThe Beatles、One Directionなどの現代でもイギリスを代表するアーティストをご紹介し、英国ロックの世界・ギタリストやギターの文化にも触れてきました。 他にも、イギリスの小学校の音楽の授業や、伝統的なバグパイプの音楽隊もご紹介してきました。 英国音楽コラム第一回ではイギリスの音楽の始まりについて紹介しました。 英国音楽コラム第一回「音楽のルーツを辿る」はこちらから 前回からは、ケルト音楽の文化以降~UKロックが生まれる前にフォーカスをあて、イングリッシュ・マドリガル、バロック音楽、イギリス最初のオペラについてご紹介しました。 今回もその続きの歴史をご紹介していきます。 語り継がれる作曲家 ゲオルク・フレードリヒ・ヘンデル
2023.5.3 -
【徹底解説】バーレイ食器の人気柄
バーレイ『銅板転写』 (2022年10月撮影) 世界で唯一の「銅版転写」という装飾工程をおこなっている『バーレイBurleigh』。 「銅板転写」は、かつて陶器業界で広く使われていましたが、高度な技術、多くの時間を必要とするため、現在、銅板転写の方法で陶器を作っているのは、バーレイただ一社だけです。 バーレイ(Burleigh)は、イギリスのストーク・オン・トレント(Stoke-on-Trent)にある170年続く工場『ミドルポートポタリー』が老朽化し、改修工事を行うのには、経済的に困難であったことなどから、一時、倒産の危機に陥りました。 しかし、2011年、チャールズ国王(当時:The Prince of Wales)の慈善団体「The Prince's Regeneration Trust」が、生産継続のための支援をしたことで、バーレイは、工場
2023.5.1 -
【スタッフおすすめ】「Burleigh」バーレイが映える飾り棚】
29日より英国陶器メーカー「Burleigh」バーレイのフェアを開催します! Burleigh×Antique Furniture KENTSTORE TOKYO KENTSTOREでは、Burleigh×Antique Furnitureとして、ゴールデンウイーク期間の 4/29(土)から5/14(日)までフェアを開催致します。 人気のブルーキャリコなど多数の展示販売はもちろん、アンティーク家具とのコラボもご提案します! 今回のおすすめ商品は、バーレイの食器を収納するアンティークの飾り棚をご紹介! 英国アンティーク家具のディスプレイキャビネットは、もともと陶器を飾る家具として製作されました。 バーレイの素敵な柄、魅せて収納する逸品をご案内致します! おすすめ1 小ぶりなディスプレイキャビネット ウォールナットの木目が美しい小ぶりなキャビネット KENTSTORE TOKY
2023.4.28 -
スコットランドの国民的飲料 「アイアンブルー /IRN-BRU」
スコットランドの国民的飲料「アイアンブルー /IRN-BRU」 スコットランドの国民的飲料はウィスキーだけではありません。 実は、スコットランドでは「もう一つのナショナルドリンク(Scotland’s Other National Drink)」とタイトルを持つ「アイアンブルー /IRN-BRU」という飲み物があります。 この蛍光オレンジとブルーのロゴが目立つ「アイアンブルー /IRN-BRU」はスコットランドに行けば、どこにでも見かけることができます。 少し前2021年11月に行われた、日本の岸田首相も出席しスピーチを行ったCOP 26(国連気候変動枠組条約第26回締結国会議)では、アメリカ国会議員へ当時のスコットランド首相ニコラ・スタージョンがアイアンブルーの缶を差し入れて地元商品をアピールしたことが話題となりましたね。 2021年にはエリザベス女王とウィリアム王子がアイアンブルーの新
2023.4.27 -
【徹底解説】バーレイの歴史から陶器製造・食器販売まで
Burleigh『MIDDLEPORT POTTERY』 (2022年10月撮影) 「銅版転写」という伝統的で高度な技術を要する手描きの装飾工程をおこなっている、最後の窯元『バーレイBurleigh』。 その絵柄の素晴らしさと、170年変わらず熟練の職人の手で一つ一つ丁寧に作られている陶器は、再注目され、現在、世界中で人気を博しています。 ここでは、バーレイ歴史と、バーレイの製造工程、そして2022年10月にケントバイヤーがイギリスのバーレイ工場『ミドルポートポタリー』を訪れた際の記録をご紹介します。 バーレイの歴史~①誕生地 ストーク・オン・トレント(Stoke-on-Trent) ストーク・オン・トレント(Stoke-on-Trent) バーレイ(Burleigh)は、ロンドンから北西へ約250kmのところに位置するイギリスの中部のストーク・オ
2023.4.26 -
【英国音楽コラム】ルネサンス時代後期からバロック時代へ
英国音楽コラム第13回【イギリス音楽のルーツ】 皆様、こんにちは。 今日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。 これまではThe Beatles、One Directionなどの現代でもイギリスを代表するアーティストをご紹介し、英国ロックの世界・ギタリストやギターの文化にも触れてきました。 他にも、イギリスの小学校の音楽の授業や、伝統的なバグパイプの音楽隊もご紹介してきました。 英国音楽コラム第一回ではイギリスの音楽の始まりについて紹介しました。 英国音楽コラム第一回「音楽のルーツを辿る」はこちらから 前回からは、ケルト音楽の文化以降~UKロックが生まれる前にフォーカスをあて、ルネサンス時代に活躍した二人の作曲家 トマス・タリスとウィリアム・バードについてご紹介しました。 16世紀、ヘンリー8世による宗教改革が始まり、その後1559年にエリザベス1世がこの改革をおさめ、信
2023.4.25
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