Anna Maria Russell
第7代 ベッドフォード公爵フランシス・ラッセル(Francis Russell 1788-1861)の夫人アンナ・マリア・ラッセル(Anna Maria Russell 1783年-1857年)は、1783年、ハリントン伯爵の長女として生まれました。
1808年、フランシス・ラッセルと結婚します。
フランシス・ラッセルは、とても社交的な人物で、1859年の1年間にウォバーン・アビーに招いた訪問客は、なんと1万2000人!
ヴィクトリア女王も、ウォバーン・アビーに3日間滞在されたという記録が残されています。
当時の貴族階級では、夕食の時間は音楽会やオペラ観劇が終わる午後9時頃と遅い時間でした。
そのため午後4時頃は、まさに空腹との闘いです。
アンナ・マリア・ラッセルは、おなかがすかないようにとの配慮から、貴婦人達をディナーまでの時間、お茶会を開いてもてなすようになりました。
午後のお茶会は貴族階級で発展していき、アフタヌーンティーという習慣ができたのです。
キリンビバレッジの紅茶飲料『午後の紅茶』のパッケージに描かれている女性はアンナ・マリア・ラッセルです。
「日本にも紅茶の本場英国の習慣を根付かせたい」という願いから午後の紅茶のパッケージにはアンナ・マリア・ラッセルの姿が描かれているそうです。
【大解剖】ウォバーンアビー (Woburn Abbey)のアフタヌーンティー