【イギリスの洗濯事情】旅行や出張での長期イギリス滞在に備えて

- 2023/3/23 20:00
  • 0コメント
イギリスの洗濯 外干し 

今回は皆さんが気になっている、イギリスの洗濯事情についてご紹介いたします。

イギリスのお水について

まずは日本と大きく違う水質の違いについて説明します。
ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、イギリスのお水は地域のほとんどが「硬水」です。(スコットランドの方は「軟水」の方が多いようですが)
「硬水」のメリットは、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれていることです。
飲料として飲む場合は、食事だけでは不足しがちなミネラルを水分とともに摂取できる点は、大きなメリットといえますね。

よく見かける「硬水」のミネラルウォーターには初心者向けの「evian エヴィアン」とダイエットにもおすすめとする上級者向けの「Contrex コントレックス」があり、気分によってお水を選んで楽しめますね。ただ「硬水」のデメリットには、飲み過ぎると腸への刺激が強くなりお腹が緩くなってしまうことがありますので気を付けてくださいね。

また「硬水」は加熱したり、放置すると水分が蒸発して「硬水」の中のミネラルが固まってしまいます。この固まったミネラルはライムスケールと呼ぶそうです。ライムスケールがどんなものかといいますと、イメージは水垢が固まって鍾乳洞のように蓄積されたようなもので、温泉で見かけたことがあるかもしれませんね。

イギリスの洗濯 ライムスケール

それはもちろん洗濯機にも影響し「硬水」の中のミネラルが固まってしまったライムスケールが出来きて悪さをします。
その対策として、洗濯洗剤の他に「Calgon 」を一緒に使うと、硬水を軟水に変えてくれるだけでなく、石灰が洗濯物についたり、嫌な匂いを予防する働きをしてくれるそうです!
柔軟剤と一緒になった「Calgon 」も売られているそうですよ。

イギリスの洗濯 カルゴン 

もちろん好き嫌いはあると思いますので、2カ月に1回ディープクリーニング用に使用する、Dr.Beckmannの「Service-it Deep Clean」とゆうのもあります。
日本ですと月に1回カビが生えないように洗濯機に入れるカビキラーが売っていますよね。イギリスでは「硬水」によるライムスケールと戦い、日本では「湿度」によるカビと戦う..

これからイギリスに住む方がいらっしゃれば参考にしてくださいね。


イギリス旅行中で洗濯したい

長期旅行、またはお仕事でイギリスへ行かれる方は、洋服を沢山持っていくのはちょっと重いし、スーツケースがパンパンになってしまいますので洗濯が必要になってきますね。 そんな時にどうしたらいいのか、ご紹介します。

①ホテルのサービスを使う。

日本でもランドリークリーニングサービスがあるホテルはありますね。
イギリスのホテルにもランドリークリーニングサービスはあります。ランドリークリーニングサービスを行っていないホテルもあるので、念のためHPでサーチしたほうがいいかもしれません。
イギリスのホテルのクリーニングサービスはホテルごとにルールの違いはあるようですが、お部屋にあるランドリーペーパーにお願いしたい洋服の枚数と金額を記載します。一緒に置いてあったランドリーバック(ビニール袋)に洋服をいれてフロントに渡します。またはドアの外に置いておきます。
ホテルが指定した時間までにフロントにもっていけば、当日仕上がりでお願いも可能です。

ノッティンガム近くのマリオットホテルでは
ワイシャツ/ブラウスで £6.50(¥1,105ほど)
靴下         £2.50(¥425ほど)
Tシャツ長袖      £3.5(¥595ほど)
Tシャツ長袖      £4(¥680ほど)

袖の長さでも金額が違います。びっくりです。それにしても結構高い.. 沢山お願いしちゃうと諭吉さんが飛んでいきそうですね..
これだったら買い物を楽しみながら現地で洋服を調達を検討しても良いレベルです。
またホテルによっては下着だけランドリーサービスを行っていないところもあるようです。

イギリスのホテルのランドリーカード


➁コインランドリーを使う

もちろんイギリスにもコインランドリーはあります。
ただ、数は多くないようですのでコインランドリーを使うためにタクシーに乗ったりする必要があったりするとちょっと億劫ですね。ホテルを予約する前に近隣にコインランドリーがあるか調べておくといいかもしれません。

私が泊まったホテルの近くに1店のコインランドリーがありましたので紹介します。

お店は小さいお店が少し並んでいるストリートにありました。お店では1名が管理をしているので洗濯をしたままお店を離れてしまっても安心できそうでした。

イギリスのコインランドリー外観 

金額は洗濯で£6(¥1,020) 洗濯方法は下の中から選ぶみたいです。

1, Hot wash with pre-wash  熱い湯で洗濯
2, Warm wash with pre-wash 暖かいお湯で洗濯
3, Synthetics with pre-wash 合成繊維の洗濯
4, Wash’n wear アイロン不要の洋服の洗濯
5, Cold wash 冷たい水での洗濯

 

イギリスのコインランドリー洗濯機

乾燥は50p(¥85)乾燥は安いですね・・
乾燥機も温度設定ができるようです。

イギリスのコインランドリー乾燥機 

日本では冷たい水で洗濯を行うのが基本なので、私は5番での洗濯で十分じゃないかなと思います。
ここでは他に、スーツ1着£8.99(¥1,528)ワイシャツの洗濯とプレスが1着£1.50(¥255)
先ほど紹介したホテル金額では ワイシャツ/ブラウスが £6.50(¥1,105ほど)でしたのでかなりお得ですね。


③ほかのランドリーサービスを使う

調べてみますとほかにも利用できそうなコインランドリー/ランドリーサービスを行っているところがありましたので少し紹介いたします。

Revolution Laundry (レボリューション ランドリー)
自動販売機のように駐車場にポツンとコインランドリーが置いてあります。お買い物ついでに洗濯ができると一石二鳥ですね!
HPからポストコードを入力すると一番近いRevolution Laundryがある場所をMAPで紹介してくれます。金額については記載はありませんでした。
https://www.revolution-laundry.com/en-uk/

Prime Laundry (プライム ランドリー)
アプリからお願いできる24時間サービス。無料で引き取り&お届けで、6キロまでの洗濯を£15(¥2,550)で行ってくれるようです。こちらのプランはお洋服の色分けはせずに洗濯、乾燥機で乾燥のベーシックプランです。大切なお洋服が心配な方は違うプランでお願いする必要がありますね。ウーバーのようなシステムはお手軽さがあって使いやすそうです。
https://primelaundry.co.uk/pricing/


④自分で洗う

イギリスは日本とは違い乾燥しています。分厚めの生地でなければ、夜洗濯をしても翌朝には乾いています。

イギリスでは、セントラルヒーティングという暖房システムが主流となっています。
セントラルヒーティングとは、熱源装置(ボイラー)で作られた温水を各部屋の放熱器(ラジエーター)に通し、部屋の空気を温める暖房システムです。家全体を温めるため、どの部屋も温度が均一に保たれ、結露防止になるほか居室と廊下間の温度差も生じないため、健康面へも安心なシステムです。

このセントラルヒーティングが通っている場所に洋服をかけると、すぐに乾いちゃいます!ホテルでもこのヒーティングシステムを使用しているところはたくさんありますので、とても便利です。
私は毎回日本から小分けして持ってきた洗剤と柔軟剤でゴシゴシ洗面台で洗っています。

「硬水」用の洗剤が日本でも販売していますので、先ほどのご紹介したライムスケールによるお洋服のダメージが気になる方はそちらを使うといいかもしれません。

ドクターベックマン 旅行用手洗い洗剤 ジェルタイプ 軟水硬水対応 機内持ち込み トラベルウォッシュ 100ml 20回分
「ドクターベックマン 旅行用手洗い洗剤 ジェルタイプ 軟水硬水対応 機内持ち込み トラベルウォッシュ 100ml 20回分」

ホテルで自分で洗濯を行うときの注意点があります!

ハンガーが足りない!ハンガーがワードローブから外れない!または干すところがない!など、洗濯してから気づくと、せっかく手洗いで腰を痛めながら洗ったのに、ちゃんと乾かず生乾きの嫌な臭いをさせてしまうかもしれません。

私が利用しているのは100均で販売している折りたたんでスリムになる洗濯ハンガー!細かい靴下や下着を干すのに丁度いいですよ。 ハンガーがワードローブから外れない時は、バスタオルを下に引いてカーペットが濡れないように工夫しました。
また洗濯後はバスタオルでパンパンと叩き、余計な水分をバスタオルへ吸収させれば、乾燥する時間が短縮されますよ。

イギリスのホテルのバスタオルは日本のビジネスホテルであるようなコンパクトサイズではなく、大判でふわふわです!なので結構パンパン叩けます。
ホテルで選択をするときは、洗濯をする前に干す場所の確認とハンガーの本数を確認をしてから、洗濯可能枚数を確認してから選択をしましょう。

イギリスでの洗濯事情や方法とご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?皆さんが快適にイギリスで過ごせるよう、少しでも手助け出来ていたら幸いです。

 

静岡本店 TEL : 054-204-7003 ⬅ スマートフォンの方はこちらをクリック
東京目黒店 TEL : 03-6420-0548 ⬅スマートフォンの方はこちらをクリック  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。*が付いている欄は必須項目です。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)