【修理実例】チェアの背面・座面張替え~モリスの生地使用 ケントストア ブログ 修理実績 - 2024/2/16 17:00 0コメント チェア背面・座面の張替え修理のご依頼 家具の修理に関して、実際にお客様からご依頼を承りました修理についてご紹介いたします。 今回は、チェアの修理についてです。 【お客様からのご質問】 チェア4脚の背面と座面を張替えたいのですが、修理は可能でしょうか?(I様) 張替前のチェア photo by: kentstore 【ケントストアからのご提案】 ケントストアでは、ケントストアに在庫のある生地、それ以外にも取り寄せが可能ですので、数ある生地の中からお好きなデザインの生地をお選びいただき、張替えをさせていただきます。 お持ち込みいただくことを可能です。 【お客様からのご依頼内容】 I様より選んでいただいた生地は、モリス商会(MORRIS&Co.)の「コンプトン Compton 」と「ブラックトーン Blackthorn」です。 それぞれ2脚ずつ張替えさせていただきました。 「コンプトン Compton 」は、モリスの愛弟子ジョン・ヘンリー・ダールによる作品です。 モリス商会の物件ローレンス・ハドソン家のコンプトン・ホールのためにデザインされたもので、見事に完成されたデザインは、ジョン・ヘンリー・ダールの傑作と言われています。 「ブラックトーン Blackthorn」は、師匠のウィリアム・モリスが好んだお花、バイモ(貝花)、ブラックトーン(リンボク類)、スミレなどが描かれた作品です。 修理時間・料金 【修理時間】 お預かり後 3週間 (※工場の混み具合により前後します。ご了承くださいませ。) 【1脚の修理料金】 座面(張りぐるみ)と背面張替え:30,000円 生地代コンプトン:19,600円(1m) 生地代ブラックトーン:11,800円(1m) ※別途、生地の取り寄せ送料がかかります (※弊社に在庫がある生地をお選びいただいた場合は生地の送料は発生致しません。) ※別途 家具の配送料金がかかります。 (※お住まいの地域によって配送料金は異なります。) 修理後のアンティークチェア 張替後のチェア(コンプトン) photo by: kentstore 張替後のチェア(ブラックトーン) photo by: kentstore チェア本体の優雅なデザインと、まるでそこに本物の草花が生い茂っているかのような彩り豊かなの生地がマッチして、とても素敵なチェアに仕上がりました。 I様、この度はご依頼いただきありがとうございました。 心より御礼申し上げます。 I様より、とても素敵な邸宅のお写真を送っていただきましたのでご紹介させていただきます♪ 張替後のチェア I様邸 photo by: I様 張替後のチェア I様邸 photo by: I様 張替後のチェア I様邸 photo by: I様 張替後のチェア I様邸 photo by: I様 ケントストアの修理実績 ケントファクトリーでは、一般のお客様はもちろんのこと、大手インテリアショップの請負修理を何社も担っております。 アンティーク家具を扱うにあたって最も大切なことは「リペア」だとケントストアは考えます。 「リペア」とは「修理」という意味だけでなく「回復」という意味もあります。 ただ壊れた箇所を修理するのではなくサスティナブルで持続可能なアンティーク家具へと循環させ蘇えらせることで、 日本のお客様が安心してずっと使い続けられる英国アンティーク家具になります。 さらに魅力的な英国アンティーク家具にするために、 金具・レザーなどの装飾品から塗料テクスチャーに至るまで全てイギリスから直輸入したマテリアルを使用しています。 家具産地の静岡にあるケントファクトリーで経験豊富な職人が自信を持ってそれらの材料を使用し修理します。 家具業界からも認められているケントの修理技術。 必ず満足していただけると確信しております。 ウィリアムモリスの歩んだ軌跡 vol.1 ウィリアム・モリス(William Morris 1834年-1896年)は英国の思想家であり、作家であり、詩人であり、工芸職人であり、そして何といっても、家具、室内装飾のデザイナーでありました。 彼の作品は近代デザイン史上に大きな影響を与え「モダンデザインの父」と称されています。 繊細で温もりを感じるテキスタイルデザインは、150年以上経った今でも世界中の人々に愛されています。 ウィリアム・モリスの経歴についてはこちらのブログ記事をご覧ください。 ウィリアムモリスの歩んだ軌跡 ウィリアム・モリスの作品紹介:ブレアラビット(兄弟うさぎ) 1882年にウィリアムモリスがインディゴ抜染による生地制作のためにデザインした作品『ブレアラビット(兄弟うさぎ)』 モリスが2人の娘に読み聞かせていたジョーエル・チャンドラー・ハリス(Joel Chandler Harris:1848年- 1908年)の作品「リーマスおじさん (Uncle Remus)」の話に出てくる賢いウサギ(Br’er Rabbit)にちなんで名付けられました。 ブレアラビットはディズニーランドにいる??? 詳しい内容はこちらのブログをご覧ください。 モリスの作品ブレアラビット 静岡本店 TEL : 054-204-7003 ⬅ スマートフォンの方はこちらをクリック 東京目黒店 TEL : 03-6420-0548 ⬅スマートフォンの方はこちらをクリック ケントストアでは多種多様なイギリスアンティーク家具を取り扱っております。 経験豊富な職人が自信を持って修理しましたアンティーク家具をぜひご覧くださいませ。 モリスの生地製作 アンティーク家具のラインナップ Like おすすめ記事 ウィリアム・モリスの作品紹介:ブレアラビット(兄弟うさぎ) 【アンティークの修理実例】アンティークチェアの背面・座面張替え 【アンティークの修理実例】蓄音機・上蓋の天板修理 関連記事 【修理】ベントウッドチェアの座面張り替え「バーレイ ブルーキャリコ」 【英国朝食の定番】イギリス人の大好物!イングリッシュブレックファーストの肉とは~ベーコン 【英国朝食の定番】イギリス人の大好物!朝食の豆とは~ベイクドビーンズ 修道士のために作られたモンクス・ベンチとは 【英国朝食の定番】イギリス人の大好物!イングリッシュブレックファーストの肉とは~ソーセージ 【コーディネート】ブルーキャリコの魅力 蘇る!真鍮のお手入れ方法 世界のアフタヌーンティーの楽しみ方(インド編)イベントレポートをお届け コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。*が付いている欄は必須項目です。コメント * 名前 * メール * 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 email confirm* post date* 日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)