ダンレパード氏とケントデリ セミナーレポート『チューダー朝ブレッド』

- 2023/6/21 11:00
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ダンレパード氏とケントデリのセミナーチューダー朝ブレッド

2023年6月11日(日)ケントストア東京目黒店 4階のケントスペースにて、ダンレパード氏とケントデリのセミナー『イギリスの歴史を紐解く食の旅 チューダー朝ブレッド』を開催しました。

英国で人気を集め、TVや執筆でも活躍するパティシエ・ブーランジェ/ペストリー&ベイカーシェフのダンレパード氏。
今回、ケントデリとの初の夢のコラボレーションが実現しました。

前日の6月10日(土)には『イギリスの薔薇』をテーマに、ダンレパード氏が開発した「ローズ&ストロベリータルト」とバラの香りのメレンゲを用いた「イートンメス」のレシピをデモンストレーションでご紹介していただきました。

2回目は、ダンレパード氏がチューダー朝時代の風味をできるだけ忠実に再現するテクニックをデモンストレーションでご紹介していただき、英国の伝統的な付け合わせであるローストビーフ、、マーマレード、ピックルジャムと共にご試食していただきました。

今回は、ほんの一部ですがセミナー内容をお届けしたいと思います。

 

photo:ダンレパード氏とケントデリ セミナーレポート『チューダー朝ブレッド』
photo by:kentdeli

ウェルカムティー

コールドブリューアールグレイ
コールドブリューアールグレイ
photo by:kentdeli


東京は梅雨入りしたばかり。
雨がしとしと降った日曜日。
ご来店いただいたお客様に、心もリフレッシュしていただきたく、『コールドブリューアールグレイティー』をご用意しました。
『コールドブリューアールグレイティー』は、ティトゥーリアの茶葉とアッサム紅茶のエキスにベルガモットの香りをつけたアールグレイです。


ダンレパード氏による「マンシェットブレッド」のデモンストレーション

ダンレパード氏とケントデリのセミナーチューダー朝ブレッド
マンシェットブレッド
photo by:kentdeli


マンシェットブレッド(manchet bread)とは、小麦粉を挽き目の細かいふるいにかけた上質の粉を使用して作った白パンのことをいいます。
純白の小麦粉は非常に高価だったため、マンシェットブレッドは高貴な人々や王族だけが食べることができました。
マンシェットブレッドに対し、ふるいに残ったふすまや目の粗い粉、またはライム麦などで作られた浅黒い色のパンは「黒パン」と言われています。

ダンレパード氏とケントデリのセミナーローズ&ストロベリータルト
ダンレパード氏のデモンストレーション
photo by:kentstore


ベイカーの第一人者でもあるダンレパード氏によるデモンストレーションは、パン作りが初心者の方でも非常に分かりやすく、懇切丁寧に教えてくださいました。


ダンレパード氏による「トレンチャーとメスリン」のデモンストレーション

ダンレパード氏とケントデリのセミナーチューダー朝ブレッド
ブラウンブレッド
photo by:kentdeli


トレンチャー(trencher)とは、中世のヨーロッパで、一般的に使用された食器のことを意味します。
中世のヨーロッパにおいて、王侯貴族、富裕層の食事は、まるごと一頭分の肉を焼き、家の主人が剣で客人の前で肉をさばき、料理を取分けていました。
そこに使用していたのが一人一人の取り皿となるトレンチャーです。
中世の初期は、トレンチャーとして、硬くなった平パンが使われていました。
肉料理から出た肉汁で柔らかくなるため、食べることもできます。
王侯貴族、富裕層は、パンのトレンチャーを食べることは下品だとし、肉汁で浸されたパンは、使用人に分け与えたり、家畜の餌としていました。
それゆえ、トレンチャーは「施し皿」ともよばれたそうです。
トレンチャーが用意できない貧民層は、木の板に直接料理を載せて食べていたようです。

ダンレパード氏とケントデリのセミナーチューダー朝ブレッド
ダンレパード氏のデモンストレーション
photo by:kentdeli


メスリンとは、小麦とライ麦を混合したもの。
ライ麦は農民達が口にする最も一般的な穀物で、グルテンができにくいため、ずっしりとした重いパンに仕上がります。
焼きたてより翌日の方が美味しく召し上がれるそうです。

中世では何を使用して発酵させていたのか?・・・などなど。
まさにチューダー朝のパンの歴史の紐を解いていかれたダンレパード氏。
パンの専門用語も分かりやすく解説していただき、お客様からの質問にもユーモアたっぷりにお答えしてくれました。
会場内が皆様の笑顔でいっぱいになったセミナーとなりました。


ダンレパード氏とケントストア代表 樋口のトークショー

ダンレパード氏とケントデリのセミナーローズ&ストロベリータルト
ダンレパード氏とケントストア代表 樋口のトークショー
photo by:kentdeli


ダンレパード氏とケントストア()の代表である樋口のトークショー。
セミナーの直前までイギリスへアンティーク家具の買い付けに行っていたケントストアの代表 樋口。
チャールズ国王の即位関連のリアルな情報、英国老舗デパートであるフォートナム・アンド・メイソン(Fortnum & Mason)の最新情報まで、盛沢山のイギリスの話題をダンレパード氏と共にお話していただきました。

ダンレパード氏とケントストアの代表である樋口は古くからの友達。
『古いもの、伝統あるものを愛し、リスペクトし、そしてそれを現代にどう伝えていくか。』
二人の共通点はそこにあります。
ダンレパード氏は「食」という舞台で、樋口は「住」という舞台で、その価値観のもと、ビジネスをおこなっています。
2019年11月21日放送の NHK総合『世界はほしいものにあふれてる ~暮らしを豊かにするアンティーク イギリス~』
バイヤーでもある樋口がイギリスの北から南へと、アンティークの家具・雑貨の買い付けをするなかで、ダンレパード氏も登場し、アンティークの魅力を語っていただきました。
国も違えど、ビジネスのフィールドも違えど、共通の価値観があるからこそ、今回のこのイベントが実現しました。


最後に

ケントデリ

photo by:kentdeli


ダンレパード氏とケントデリのセミナー。
今回、初めての開催にもかかわらず、遠方からも多くのお客様にお越しいただきました。
皆様、ありがとうございました!
改めて御礼申し上げます。

ケントストアは、皆さまに歴史と物語が詰まったアンティーク家具を現代のインテリアに共存させた豊かな住空間のご提案を紹介してます。
ケントデリでは「アンティークがマニアだけのものではない」ことをケントアンティークが証明したように、ケントデリでもプロのシェフが作る料理を特別なものとせず「スーパーでも購入できる身近な食材」で「業務用ではなく身近で揃えられる一般的な道具」を使って美味しいレシピと誰でもできる調理方法でご紹介することをコンセプトとしています。

今後も素敵な企画をご用意しています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね♪

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ダンレパード氏とケントデリ セミナーレポート『ローズ&ストロベリータルト』

ダンレパード氏とケントデリのセミナーローズ&ストロベリータルト

photo by:kentdeli


2023年6月10日(土)のダンレパード氏とケントデリのセミナー『イギリスの歴史を紐解く食の旅 ローズ&ストロベリータルト』
こちらのセミナーレポートはこちらのブログ記事をご覧ください。

ケントストアが取り扱うチューダー様式の英国アンティーク家具

カクテルキャビネット

ケントストアのカクテルキャビネット
ダンレパード氏とケントデリのセミナーローズ&ストロベリータルト
photo by: kentdeli


チューダーローズが施された1930年代のカクテルキャビネットです。
こちらのカクテルキャビネットはダイニングセットとして英国にて遺されてきた非常に希少性の高い逸品となっています。
上部扉を開けるとカクテルキャビネットと呼ばれる家具の最大の特徴とも言える背面にミラーが張られ、底面にはガラス張りとなっています。
内部に照明が付いていることから注がれたカクテルが非常に美しく見栄えします。
また、底面のガラスにより、水物を扱っても木部にダメージを与えません。
下部の扉内部には数多くのボトルが収納可能となっていてカクテルキャビネットとしての機能面でもトップクラスの機能を誇ります。


カクテルキャビネットの内部などの詳しい画像はこちらをご覧ください。↓↓

ブランケットボックス(チェスト)

ケントストアのブランケットチェスト
ブランケットボックス(品番:0031045200)
photo by: kentstore


1940年代 英国アンティーク家具のブランケットボックス。
寝室に掛布団や毛布の収納やお洋服の収納で使われていたものです。
側面には、リネンフォールドが施されています。

ソファの前においてセンターテーブルとしてもお使いいただけます。
自分だけの宝物やおもちゃの収納、家族の思い出をしまったりできますね。

ブランケットボックス()の内部などの詳しい画像はこちらをご覧ください。↓↓


【簡単解説】チューダー朝 歴代の王と女王の生涯

チューダー朝の歴史
ウォバーン・アビー(Woburn Abbey)
photo by: kentstore


室町幕府の後継者争いに端を発した1467年の「応仁の乱」から、1603年に徳川家康が江戸幕府を開くまでの戦国時代。
同時期、イギリスでは、王位継承争いに勝利したチューダー家による『チューダー朝』(1485年~1603年)の時代を迎えていました。
『チューダー朝』は、イギリス絶対王政の全盛期であり、小さな国からヨーロッパの大国へと成長した時代でもありました。
チューダー朝の誕生から終焉まで、歴代の王と女王の生涯についてのブログ記事はこちらをご覧ください。 分かりやすく簡潔にご紹介していますよ。





【徹底解説】チューダー様式 建築物と家具の特徴

チューダー様式ハーフティンバー
ウォバーン・アビー(Woburn Abbey)
photo by: kentstore


1455~1485年のイングランドの内乱「薔薇戦争」でリチャード3世を破って即位したヘンリー7世。 そのヘンリー7世にはじまり、エリザベス1世により幕を下ろした『チューダー朝時代(1485年~1603年)』 イギリス絶対王政の全盛期であり、小さな国からヨーロッパの大国へと成長した時代でもありました。 そのチューダー朝の時代に存在したデザインは、『チューダー様式』と呼ばれ、それまでのゴシック様式、イタリアのルネサンス様式の影響を受け、イギリス独自のスタイルで発展させていきました。 ここでは、『チューダー様式』の建築物と家具のデザインについてご紹介します。





 

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