ロイドルーム LLOYD LOOMの魅力

- 2021/5/12 18:00
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LLOYD LOOM ロイドルームとは

ラタン()に代わる画期的な家具として誕生したファニチャーブランド、LLOYD LOOM ロイドルーム。
時代を超えて受け継がれる美しく繊細に編み上げられた家具についてご紹介します。

ロイドルーム

繊細ながら丈夫なエレガンス

ラタン()のように繊細で優雅。しかしその素材はなんと「紙」と「ワイヤー」からできています。
1917年、アメリカ人のマーシャル・B・ロイドは、伝統的な籐家具の製法に改良を重ね紙とワイヤーによる斬新で美しい家具を完成させたことから始まりました。
伝統的な枝編み細工とは異なり、フレームとファブリックを別々に作ることができるため、バラエティ豊かなデザインを生み出すことに成功。
硬く撚り合わせ防水処理を施したクラフトペーパーをスチールワイヤーに巻きつけ、機械によって織り上げます。 芯のスチールワイヤーにも防水・防錆加工がさ施されているため、折れたりひびが入ったりせずさらに完全密封加工が施されています。
そのため他にない頑丈なつくりとなり、その頑丈さは”100年使い続けることができる家具”といわれるほどだそうです。
ラタン()の贅沢な質感を持ちながら、 ささくれやフレームのきしみ、そりなどの変形がなく湿気にも強いロイドルームは、瞬く間に大成功を収めます。
1922年、イギリスのウィリアム・ラスティが経営するW・Lusty&Sons社が製造ライセンスを取得したことでイギリスはもとより、ヨーロッパ全土に広まっていきます。
湿気に強くしなやかなロイドルームは、当初一般家庭のガーデニング用チェアとして使用されていましたが、その座り心地からウィンブルドンのロイヤルシートやホテル、豪華客船のデッキでも使用されるようになりました。

現在東京目黒店にて展示中のこちらのチェアは、まさに初夏の装い。 アームなどの縁に編み込まれたような飾りがあったり、座面にグリーンのブレードを使用したりと、さりげないアクセントがエレガントです。

ロイドルーム詳細
座面の生地には、ウィリアム・モリスの『WillowBoughs ウイローボウ』を使用し仕上げています。
『WillowBoughs ウイローボウ』は、モリスのお気に入りであったテムズ川沿いに覆い茂る柳からインスピレーションを得たデザインです。

 

 木の家具と違い、一言で言えば紙で出来たロイドルームのアンティークには時を感じる風合いはあまりないかもしれません。 しかしそれはロイドルームがいかに丈夫な家具かということを表しています。
そして現在も当時のままの状態を保っているその発明に驚きつつ当時の状況に想いを馳せると感慨深いですよね。

 

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