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イギリスアンティーク家具のセティ(Settee)とは、木製の枠に肘掛けと背もたれのついた長椅子のことを言います。
座面は主に布張りになっておりますが、張り包みが少なく小型なものを指します。
セティがイギリスで使われるようになったのは、フランスのサロン文化が伝わったことによります。
フランスにサロン文化(宮廷や貴族の邸宅を舞台にした社交界)が生まれたのは17世紀初頭です。
ランブイエ侯爵夫人カトリーヌ・ド・ヴィヴォンヌ(Catherine de Vivonne, marquise de Rambouillet 1588年-1665年)がサロン文化の基礎を作りました。
ローマで生活をしていたカトリーヌは、イタリアの洗練された宮廷と比べてフランスの宮廷が非常に品の無いないものと感じました。
そこで自宅に文化人、学者、作家らを招いて、知的な会話を楽しむ場を作りました。