PAXTON&WHITFIELDのスティルトン
photo by: kent_buyer (2022年7月撮影)
スチルトンの特徴
スティルトンは、フランスのロックフォール、イタリアのゴルゴンゾーラと並ぶ、世界三大ブルーチーズで、内部の青カビが描く大理石模様が大変美しいチーズです。
濃厚なコクがあり、他のブルーチーズよりも水分が少なく乳清が出にくいため、よりシャープな味わいが特徴です。
スティルトンは、原産地名称保護制度(農業に関するヨーロッパの制度の一つで、農産物や食品の原産地名そのものを独占的・排他的に利用できる権利を保護する制度)により、ダービーシャー(Derbyshire)・レスターシャー (Leicestershire)・ノッティンガムシャー(Nottinghamshire)の3州の中で、更に厳しい規定に従って生産されたチーズだけ名乗ることを許可されています。
現在、スティルトンを作ることを認可された酪農会社は、5社のみです。
スチルトンの歴史
スティルトンは、18世紀、イギリス・ロンドンより130kmほど北に位置するケンブリッジシャーの「Stilton スティルトン」の町にある旅籠「The Bell Inn ベルイン」で、このチーズを食べたジャーナリストが、そのおいしさを本で紹介したことがきっかけで、広まったと言われています。