プロが伝える補修方法(研磨編) アンティーク家具のお手入れ ケントストア ブログ - 2021/5/10 18:00 0コメント 貼り付くように付着してしまった汚れや、食器などの引き摺り傷、水分による染みなど、日常生活を送る上で、どうしてもできてしまうことがあります。 ファニチャークリーナーは、美術品的な価値がある年代の家具等にも英国修復士が使用する、細かい粒子が入った塗装に優しいクリーニング剤です。 この粒子で塗装面を研磨する事により、付着した汚れや傷、染みなどを簡単に補修することできます。 BEFORE / AFTER ~誰でも簡単にできます~ 使用する道具と材料 ・ファニチャークリーナー ・アンティーク家具用 WAX ・スチールウール000番 ・イエローダスター 1枚 ・ウェス3枚(クリーナー用・ワックス塗り用・拭き取り用) ※使用している、ファニチャークリーナー・ワックスは英国王室御用達の老舗メーカー マイランズ社のものです。 ケントストアはマイランズ社の日本総代理店です。 STEP1 ウェスに染み込ませる ファニチャークリーナーは底に粒子が沈殿しています。 キャップが閉まっていることを確認し、よく振ります。 そして布を折り畳んだ面にファニチャークリーナーを染み込ませます。 【Tips】ファニチャークリーナーのキャップを開けるとき、キャップを押しながら右に回すとキャップが外れます。 STEP2 ウェスで擦る 汚れのひどい箇所や傷、染みの部分を重点的に、なるべく木目に沿って擦っていきます。 何度か染み込ませて傷や染みが消えるまで擦って下さい。 【Tips】部分的にでなく、染み等の周辺まで広めに擦る事がポイントです。 STEP3 スチールウールに染み込ませる ウェスで擦っても消えない場合は、少し強めに研磨できるスチールウール000番を使用します。 ファニチャークリーナーをスチールウール000番に少量付けます。 STEP4 スチールウールで擦る 木目に沿って優しく研磨して下さい。 乾いた布でよく拭き取り、消えていれば研磨は完了です。 スチールウールでも落ちない傷や染みは、塗装面の深い箇所まで付いてしまっている可能性が高い為、難しい場合はKENTSTOREまでご相談ください。 【Tips】強く研磨しすぎると塗装自体が剥げてしまうので注意しながら擦りましょう。 STEP5 ワックスで磨く 研磨することにより光沢や艶が落ちてしまいますので、ワックスで磨いて艶を甦らせます。 「ポリッシャーが伝えるプロのワックスのかけ方」を参考にワックスで磨きましょう。 ワックスのかけ方はこちら ファニチャークリーナーのお買い物ページはこちら YouTube配信中 輪じみの取り方について、KENT STORE TVにて動画配信しております。 ぜひこちらもご覧くださいませ。 KENTSTORE TVはこちら Like おすすめ記事 プロが伝える補修方法(上塗り編) ペンキを使ってモデルチェンジ レザーソファのお手入れ方法 関連記事 【アンティークの修理実例】トランクの修理 ダンレパード氏とケントデリ セミナーレポート『チューダー朝ブレッド』 【ジブリパーク】に行ってきました。 【特別なクリスマス】ドイツ ローテンブルクからやって来た最後のクリスマスツリー イギリスの「窓税」とは?ミラーバックサイドボードとの関係 家具をペンキで塗ってみました!(チャーチチェア編) ペンキを使ってモデルチェンジ 【徹底解説】ウィローパターンの歴史と秘められた悲しい恋の物語 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。*が付いている欄は必須項目です。コメント * 名前 * メール * 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 email confirm* post date* 日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)