【英国音楽コラム】実は知られてない?!イギリスの音楽学校事情
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英国音楽コラム第4回【イギリス音楽のルーツ】
皆様、こんにちは。
今日のブログは、【イギリスの音楽の話】を紹介していきます。
本日のテーマは【イギリスの音楽学校】
イギリスは教育形態がしっかりと確立され、音楽学校に音楽院、また、100以上ある国立学校のほとんどに音楽部があるほどに音楽の教育文化が強く根付いているイギリス。
日本人が音楽留学をしたりするほど人気なんだそうです。
今までは有名なアーティストを中心にお話してきましたが、今回は音楽学校についてざっくり紹介していきます。
芸術と暮らす毎日
ヨーロッパには様々な音楽文化があり、音楽の名門といえばチェコやドイツなどがとても有名です。
その中でもイギリスは教育形態がきちんとあり、音楽や芸術に対するハードルがすごく低く、みんなが生活の一部として緒に過ごしている背景が影響しているようです。
例えば、公立の小学校なら音楽の授業でバイオリンやフルートを一年生から習ったりすることもできるそうですよ。
授業には専門の先生が来てくださって、授業を抜け出してバイオリンの個別レッスンが開かれたりしたこともあるみたいです。
日本でいうリコーダーやピアニカを習うのと同じような感じで音楽に触れていますが、より専門性高く、よりフレンドリーに幼い頃から学んでいるのですね。
町の劇場などでは頻繁に演劇が行われており、そういう場を通じて子供たちが演奏したり発表したりする機会もつくっています。
学んで発表して、という機会が学校の学びの中にあるというのは本当に素晴らしいですよね。
日本でピアノやバイオリンを習うとなると、お金持ちのお嬢様だ…という印象になりがちな私ですが、
芸術を学ぶ・表現することは誰もが通る道でハードルが低いイメージが持てると、望む姿勢も変わってきますね。
音楽名門学校「王立音楽大学」
そんな背景のなか育ったイギリスの子供たち。
小学校から芸術に触れ、中学校、高校と進学していき、きっと大学でも音楽を学びたい数ある音楽学校の中でもロンドンにある音楽名門学校の「王立音楽大学」について、まずは紹介していきます。
国立音楽養成学校の後継校として、当時の英国皇太子によって王立音楽大学が1882年に設立されました。
赤いレンガ造りで左右対称に近いデザインが特徴的な外観は、見ているだけでうっとりしますね。
レンガ造りの建物は地震の多い日本ではなかなかお目にかかれないので、圧倒的な美しさを感じます。
ここでは、学部レベルから博士レベルまでの教育を行っているそうです。
音楽も数学や物理学という学問のように、学べば学ぶほど奥の深い「楽問」なのでしょうね。
音楽院の広大な敷地の中には楽器の博物館もあり、一般公開もされているようです。
知れば知るほど正解などない世界。生活実需品ではないのに、人々を癒し勇気づけ生きる希望を与えてくれる音楽。
アンティーク家具にも似た何かを感じますね。
生活を豊かにしてくれている優しいスパイスのような存在。
それを学び追求した先に何があるのか、それは本人にしかわからない特別な世界が広がっていることでしょう。
王立音楽大学はYoutube チャンネルも開設されており、オーケストラのリハーサル練習や生徒や先生のお話を見ることができます。
学生とは思えないプロのような一面が垣間見える緊張感も感じるシーンもあり、学生のリアルな一面を感じられると思いますので、是非ご覧ください。
次回も、イギリスの音楽文化について更新していきますので、どうぞお楽しみに。
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