ケントのこだわり修理( ドローリーフテーブル 天板の隙間)

- 2021/7/28 10:00
  • 0コメント

ケントストアが提供する日本基準の高品質な修理

ケントアンティーク家具のこだわりの修理

リペアとは「修理」という意味だけではなく「回復」という意味もあります。
ヨーロッパで家具が繰り返し受け継がれアンティークという称号を与えられるのは、このリペアの考え方が根底にあるからなのです。
リペアへの追求をより深めていくと英国基準のリペアではなく、高い品質を求められる日本基準の高品質なリペアにこだわるということにケントは辿り着きました。
それはつまり、ただ壊れた箇所を修理するのではなく、日本のお客様が安心してずっと使い続けられる品質に回復させることです。
そうして英国で何代にも渡って受け継がれてきた家具を、これから先の100年、日本で受け継いでいきたくなる家具をご提供していきたいと考えています。

これがケントが大切にするクオリティに対する考え方です。


ドローリーフテーブルの修理工程

ドローリーフテーブルの修理前と後

基本的に、イギリスアンティーク家具の風合いを最大限に引き出す修理、修復をケントでは心得ています。
しかし、使用頻度の高いもの、目につきやすい箇所には仕上がりの美しさと使い勝手を優先に考え、古い塗装をしっかりと剥離し除去します。
また、日本の生活水準にしっかり合うよう最新の機器を使用し、安全性を確保しています。
グラツキ、ガタツキの多いドローリーフテーブル。 水平の取れた日本の家屋でもガタつかず、安定して快適に使用できるようケントファクトリーでは多くの修理工程を経てドローリーフテーブルを完成させます。




 



ドローリーフテーブル 天板の隙間

ケントアンティーク家具のこだわりの修理


上記の修理工程では紹介しきれなかったドローリーフテーブルの修理、ケントストアのとことん追求した「こだわり」修理をご紹介します。
ドローリーフテーブルの天板と天板の中央部分から左右に開く天板リーフの間には、わずか1.5mm~2.5mmの隙間を空けております。
左画像のドローリーフテーブル全体をみても隙間があることは気が付かないレベルです。
よくみると、ミリ単位のわずかな隙間を発見することができます。
隙間があると、逆に不安に思われる方もいるかもしれません。
中には、修理ミスではないかと思われる方も。
いえいえ!このわずかな隙間は、敢えて空けているのです。
理由は、天板を収納するときに、わずかな隙間がないと天板が持ち上がりにくく、天板の伸縮がやりづらくなるからです。
毎日使用するテーブルだからこそ、安心安全、そして快適に使用いただけるよう、ケントの修理はここまでこだわっています。




天板の隙間にこだわった修理方法

ケントアンティーク家具のこだわりの修理


オリジナル(イギリスで製造された当時のもの)のストッパーが利用できるドローリーフテーブルは、幕板の裏側のストッパーがあたる位置に板を挟み、1.5mm~2.5mmの隙間ができるよう調整していきます。
隙間が大きく空いてしまっているドローリーフテーブルは、ストッパーを取り外して適切な位置に付け替えます。
また、破損などオリジナルのストッパーでは対応できない場合は、イギリスより取り寄せたストッパーに交換し取り付けていきます。
アンティークの家具は、天然木を使用しているので、気温、湿度により木が乾燥したり、また膨張したりします。
その板の変動も考慮したうえで修理をすることができるのは、ケントストアの熟年の職人による卓越した技術があるからです。




ケントストアが提供するこだわりのドローリーフテーブル

ケントストア静岡工場で修理された、こだわりのドローリーフテーブルは、静岡本店、東京目黒店にご用意しております。ぜひお越し下さいませ。ご来店を心よりお待ちしております。


静岡本店 TEL : 054-204-7003 ⬅ スマートフォンの方はこちらをクリック
東京目黒店 TEL : 03-6420-0548 ⬅スマートフォンの方はこちらをクリック  


また、ケントストアオンラインショップでは、修理を施したドローリーフテーブルはもちろん、これから修理する未修理品のドローリーフも掲載しております。
ぜひご覧くださいませ。




 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。*が付いている欄は必須項目です。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)