ケントのこだわり修理(抽斗編)
- 2021/8/17 14:00
-
0コメント
日本人家具職人の匠の技

ケントファクトリーのある静岡は日本の家具産地として繁栄した町。
その歴史は徳川家康公の祈誓により、徳川三代将軍家光公が静岡浅間神社の社殿の修造を命じ、全国から優れた大工、指物師、彫刻師、漆工などの職人が集められたことに由来します。
ケントのアンティーク家具は経験と実績を兼ね備えた熟練の家具職人によって修理を行っています。
日本のお客様の厳しい目線によって鍛え上げられたその実力は、新しい家具に引け目をとらないアンティーク家具の完成度をもたらし、当時の姿を蘇らせると同時に、性能面におけるクオリティは当時を凌駕するものとなっています。
さらに本場英国にて修行した職人がその感性をもとにアンティーク独自の風合いを再現しています。
ケントの追求した抽斗の修理
日本では「桐だんす」に象徴されるように、湿気に弱い着物などの収納には気密性をもとめる方も多いかと思います。イギリスのチェストには、そういった気密性を追求した構造にはなっておりません。
ケントストアの修理は、日本のお客様の目線に立ち満足いただけるよう、限界ぎりぎりまで修理をしていきます。

上も画像は、抽斗の滑りをよくするため、摩耗した部分に新しい木材を付け足します。
そして気密性をだすため、数ミリ単位で調整していきます。

上の画像は、チェストのストッパーです。ストッパーは抽斗が落ちるのを防ぐためについています。
オリジナル(イギリスで製造された当時のもの)が劣化している場合はすべて新しく作り変えていきます。
ケントストアが提供するこだわりのチェスト
ケントストア静岡工場で修理された、こだわりのチェストは、静岡本店、東京目黒店にご用意しております。ぜひお越し下さいませ。ご来店を心よりお待ちしております。
また、ケントストアオンラインショップでは、修理を施したチェストはもちろん、これから修理する未修理品のチェストも掲載しております。
ぜひご覧くださいませ。
関連記事