【イギリスのセレブリティシェフ】ダンレパード氏をご紹介
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photo by: DanLepard
日本でもお馴染みのダンレパード氏(Dan Lepard)。
イギリスでも、各メディアに出演し、パンや英国菓子などベイキングの第一人者として活躍されています。
日本では、NHKの番組「世界はほしいモノにあふれてる」にケントバイヤーの誘いで出演したのが記憶に新しいと思います。
ここでは、ダンレパード氏(Dan Lepard)のプロフィールをご紹介します。
ダンレパード氏のプロフィール

photo by: Dan Lepard
〈略歴〉
1964年 オーストラリアのメルボルンで生まれる。
1979年 15歳の時、交換留学生としてミラノへ行く。この地で「食」への関心を持ち始める。
1984年 イギリスへ移住する。
1986年 新進のフォトグラファーとして、イタリアの「VOGUE ITALIA(ヴォーグ・イタリア)」誌へ、作品の提供を始める。
その後4年間に渡り、ロンドンとミラノを頻繁に行き来しながら、世界中の写真を撮る。
1991年 フォトグラファーとしての活動を止め、ロンドンのソーホー地区に位置するフリス・ストリート(Frith Street)にある『Alistair Little(アリステア・リトル)』でシェフとしての修行を始める。
Alistair Little(アリステア・リトル)は、イタリア料理への現代的なアプローチをスタートしたイギリスでも人気のシェフ、 アリステア・リトル(Alistair Little)のお店。
ダンレパード氏は、アリステア・リトルと友人関係を築き、シンプルなピッツァ・ビアンカから手の込んだフォカッチャに至るまで、全てを作り始めた。
このソーホーのレストラン『Alistair Little(アリステア・リトル)』で、ダンレパード氏のパン・菓子職人としてのキャリアが始まった。
〈ハイライト〉

photo by: Dan Lepard
1994年 『セント・ジョン(St. John)』 :ヘッド・ペストリー・シェフおよびヘッド・ベイカー
※ロンドンのスミスフィールド(Smithfield)にある、『セント・ジョン(St. John)』で、ヘッド・ペストリー・シェフおよびヘッド・ベイカーを務め、製菓および製パン部門を率い、ブラックカラントの実をたっぷり詰めたパイ “エックルズ・ケーキ” や数々のデザートを作り出す。
『セント・ジョン(St. John)』は、モダン・ブリティッシュの伝説的なレストラン。普通の肉だけではなく、骨髄や内臓などの料理をシンプルな料理法で提供して、イギリス料理に劇的な変化を与えた。
ダンレパード氏は、『セント・ジョン(St. John)』で、今でも受け継がれているパン製作法を確立した。

photo by: Dan Lepard
1995年 『ザッフェラーノ(Zafferano)』:ヘッド・ペストリー・シェフ
※ロンドンのナイツブリッジ(Knightsbridge)にあり『ザッフェラーノ(Zafferano)』は、ジョルジオ・ロカテッリ(Giorgio Locatelli)が初めての開いたレストラン。
ダンレパード氏は、批評家から熱烈な支持を獲得。
ダンレパード氏が作ったティラミスやその他の伝統的なイタリア料理のデザートの数々は、このレストランの看板メニューとなった。
1995年『メッゾ(Mezzo)』:ヘッド・ベーカー
※ロンドンのソーホーに、当時ロンドンで最大の広さを誇ったコンラン・レストラン・グループのベーカリー『メッゾ(Mezzo)』で、オープンに携わる。

photo by: Dan Lepard
1996年 – 1999年 『ベーカー&スパイス(Baker & Spice)』:ヘッド・ベーカー後にヘッド・シェフ “ローステッド・ガーリック・ブレッド”は、後にイギリスの大手スーパーマーケット、マークス&スペンサー(Marks & Spencer=M&S)で販売される。 その反響は大きく、さらにセインズベリーズ(Sainsbury’s)でも販売されるようになった。 また、”ローズマリー・フォカッチャ・シート”は、気泡(すだち)が入った軽い食感で、それまでイギリスでは知られていなかったフォカッチャを、オーナーのゲイル・スティーヴンズ(Gail Stephens)と共に英国全土に広めた。そして、この店のパン、菓子、料理にモダン地中海スタイルを定着させた。 1999年 『Baking with Passion』を出版 1999年-2010年 『ベイクハウス(Bakehouse)』:コンサルタント 2000年 スロー・フード・フェスティバルに参加 2000年 『レヴァント(Levant)』:コンサルタント 2002年 『ロカンダ・ロカテッリ(Locanda Locatelli)』:コンサルタント・ベーカー 2000年 『オットレンギ(Ottolenghi)』:コンサルタント・ベーカー 2003年 ロンドン・レストラン・アワード(London Restaurants Awards)受賞 2004年 「手作りのローフ(The Handmade Loaf)」出版 2005年 「料理人の本(The Cook’s Book)」のパン部門を執筆 2005年―2013年 ザ・ガーディアン・ニュースペーパーズ・ウィークエンド・マガジン(The Guardian Newspaper’s Weekend Magazine)を執筆 2010年 パリのLaffontより出版された「世界のパンについての辞典(Dictionnaire Universel du Pain)」に寄稿 2010年 「手作りのローフ」スペイン語版が出版 2011年「ホークスムーア・アット・ホーム(Hawksmoor at Home)」の写真を担当 2012年 テレビ出演し審査員を務める 2012年 マーマレードアワードにてチャールズ皇太子(現:チャールズ3世)と懇談 2013年 メルボルン・フード・アンド・ワイン・フェスティバルにメインゲストとして出演 2013年 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(Sydney Morning Herald)で月毎のコラム執筆を開始 2014年 トニー・キトゥスとの共著である「コムトワール・リバネ・エクスプレス(Comptoir Libanais Express)」を出版 2015年 シドニーの“スィート・フェスト(Sweetfest)”に出演 2016年―2017年 身内に不幸があったため、仕事量を減らし、家族と一緒の時間や休息を取る。 2018年 3冊の本の執筆 出版社である4th Estate、Random HouseおよびHachette Consultancyから、クウェートにオープン予定の高級バーカフェのコンセプトについて、重要な3冊の本の執筆。
ベーカリー分野において、歴史的手法と革新性を調和させることで知られ、英国内の様々なイベントやフェスティバルで、パンのデモンストレーションや講演、マスタークラスを頻繁に開催されております。
※『ベーカー&スパイス(Baker & Spice)』は、熟練の技を持つイギリス人のパン・菓子職人の店として、初めて世界中に名が知られた店である。
ダンレパード氏は、この店で、彼の代表作でもある”ローステッド・ガーリック・ブレッド”と”ローズマリー・フォカッチャ・シート”を生み出した。
photo by: Marks & Spencer
photo by: Sainsbury’s
photo by: Dan Lepard
※ダンレパード氏の初めての本「情熱でパンを焼く(Baking with Passion)」が出版される。
この本は、『ベーカー&スパイス(Baker & Spice)』について書かれている。
“その年出版された中で一番優れた料理本”として選ばれた本に与えられるギルド・オブ・フード・ライターズ・アワード(Guild of Food Writers’ Award)を獲得し、イギリスで食べ物に関する本で、その年に最も高い評価を受けたものに与えられる、アンドレ・サイモン・アワード(Andre Simon Award)にノミネートされた。
「情熱でパンを焼く(Baking with Passion)」は、様々な国の言語に翻訳され、発売から十数年を過ぎても未だにベストセラーであり、出版され続けている。
※スーパーマーケット用の、予め半分焼かれたパンやデニッシュ・ペストリーの主要サプライヤーであるこの会社で、主に新製品開発とスーパーマーケットや飲食業の顧客用向けの製品プレゼンテーションについてのコンサルテーションを行なった。
(この会社は2010年にLantmannen社に買収されたため、その時点でコンサルタントの契約は終了。)
※ロンドンのトップベーカー達を連れて、イタリアのトリノで行われた第3回サローネ・デル・グスト(Salone del Gusto)に参加。
ダンレパード氏自身が見つけた現地のベーカリーを引き継ぎ、グループでこのイベントの為のパンを焼く。
1998年の『ベーカー&スパイス(Baker & Spice)』時代、第2回サローネ・デル・グストで自分のサワードゥ・ブレッドを紹介していた経験が、このイベントへの再参加に役立った。
イギリス民放テレビ局のITVとBBCラジオ4の料理番組がダンに同行し、それぞれ、このイベントを取り上げた特別番組を放送した。
photo by: Dan Lepard
※シェフのジョルジオ・ロカテッリに依頼され、新しいレストランのプランニングとオープニングに携わる。
ダンレパード氏はパン・菓子作りを行うエリアのデザインやレストランで出す全てのパンのレシピを作成した。
このレストランでのコンサルタントという役目は、今日に至るまで続いている。
※ダンレパード氏自らのパン・菓子作りの活動により、“ロンドンのレストランに対する傑出した貢献”賞を受賞する。
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※Mitchel Beazley / Octpus Booksより出版され、ギルド・オブ・フード・ライターズ・アワード(Guild of Food Writers’ Award)の最終ノミネートに残る。
この本は、伝統的なイタリア流パン・菓子作りのセクションを含む、ヨーロッパスタイルのサワードゥ・ブレッドについてのハンドブックで、今現在も出版され続けている。
※ドーリング・キンダースレイ(Dorling Kindersley)の「料理人の本(The Cook’s Book)」の一部の章を執筆をする。
執筆翌年のジェームズ・ベアード・ファンデーション・アワード(James Beard Foundation Award)とグルマン・ワールド・クックブック・アワード(Gourmand World Cookbook Award)を獲得した。
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※ザ・ガーディアン・ニュースペーパーズ・ウィークエンド・マガジンのパン・菓子欄の記事を週に1回執筆する。
※「手作りのローフ」のスペイン語版、“Hecho a Mano”がスペインでLeqtor Universal社により出版される。
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※オーストラリアのネットワーク・ナインで放送された大ヒット番組、“ザ・グレイト・オーストラリアン・ベイクオフ(The Great Australian Bake Off)”の第1シリーズで、アメリカのセレブリティでケーキのグルである、ケリー・ヴィンセント(Kerry Vincent)と共に審査員を務める。
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※カンブリア州で開催された「ダルメイン 世界マーマレードアワード」で当時のチャールズ皇太子(現:チャールズ3世)に2004年に出版した「手作りのローフ(The Handmade Loaf)」を手渡す栄誉を受ける。
※アメリカのTVでお馴染みのシェフ、ダフ・ゴールドマン(Duff Goldman)と共にシドニーで、オーストラリア初の“ケーキ、ベイク&スイート・ショウ”にメインゲストとして出演する。
※これまでコラム執筆をしていたザ・ガーディアンを去り、 シドニー・モーニング・ヘラルド紙での執筆を開始する。
airfaxmedia.comを通して、オーストラリア中に配信された。
※これは、イギリス/アメリカ/レバノン料理のフュージョンについての2冊目の料理本である。
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お菓子やペストリーに関する全てに熱狂的なオーストラリアの一般の人々が参加する、シドニーの“スィート・フェスト(Sweetfest)”にメインゲストとして出演する。
2017年10月に仕事へ復帰。
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ダンレパード氏の最新情報
photo by: Dan Lepard
イギリスだけにはとどまらず、世界的に活躍されているダンレパード氏。
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