【英国音楽コラム】英国エレキギター白書と木材
- 2023/3/14 16:00
-
0コメント
英国が誇るGORDON SMITH GUITARS
今回、ご紹介するのは英国が誇るエレキギター製造メーカー「GORDON SMITH GUITARS」
イギリスのギター製造メーカーとして確固たる地位を築いたメーカーです。
1974年に設立され、ギター作りの本場アメリカに続き歴史のあるメーカーです。
ギブソン、フェンダー製のモデルのような、トラディショナルなモデルをラインナップしています。
どのモデルもシンプルで洗練されたデザインで、本家ギブソン、フェンダー社のそれとは若干の違いがあります。
ボディー厚や大きさ、ネックシェイプに至るまで細かく設計され、サウンドの違いにも一役かっております。
使っているボディー材も、マホガニーからスワンプアッシュ、最近ではポプラなどを使用し、
モデルによるチョイスも独特なものがあります。
多くの有名ミュージシャンからアマチュアまで使用されております。日本ではあまり出回ってはおりませんが。。。
そのクールな、英国ロックフィーリングが感じられるメーカーのご紹介でした。
その他有名なブランドはZEMAITISがありますが、またの機会にご紹介いたします。
さて、ここで名前が出ましたが、英国アンティーク家具でも使われてマホガニーにも触れておこうと思います。
ギター作りで用いられるマホガニーは大まかに、比較的安価なアフリカンマホガニーとホンジュラスマホガニーです。
ホンジュラスマホガニー(いわゆるホンマホ)はビックリーフマホガニーなどとも呼ばれ、ワシントン条約に登録されており、
現在入手困難な貴重な銘木のひとるになっております。
ですので、廉価版エレキギターを作るときはアフリカンマホガニーや代用材が多いです。
マホガニーは道管が大きく、縦にストライプが出るリボン杢が出るのが特徴で、柔らかすぎず硬すぎず、
加工に向いている木材なのです。
適度に強度もありますので家具にも向いており、削り出す装飾も容易ですので、昔から高級家具に用いられてきました。
少し寄り道しますが、
家具でよく使われるオーク、日本ではナラともいいますが、こちらはギター作りにはあまり使われずハイエンドギターブランド稀に使われます。
硬くて丈夫ですが細かな加工にはあまり向かないことや、ハードメイプルで事足りるのであまり使われません。
それと、ホワイトオークですが、乾燥の際に狂いが生じるため、扱いが難しく、マテリアルとして質の良いものの調達も難しいです。
家具作りでも、木の狂いは避けたいので、オークは木目を変えて(板目、柾目)集成材として使えば、狂いは最小限にとどまります。