What is a
Pub Furniture?
パブファニチャーとは?
「パブ」はイギリス発祥の酒場のこと。しかし酒場としての機能のほかに、その名の通り「パブリックスペース」としての機能もあり、イギリスのどの地域に行っても必ず存在します。
ですので、パブには英国テイストがギッシリと詰まっていて、どのパブも嗜好を凝らした店作りをしています。
そんなイギリスが凝縮されているパブの店作りアイテム、パブカウンターから椅子やテーブル・サインをはじめとするディスプレイアイテム・パイントグラスまでケントでは豊富にご用意しております。
History of Pub Furniture
パブファニチャーの歴史と物語

Story
パブとは「パブリック・ハウス」の略称であると定義されています。
「パブリック・ハウス」とは元々16世紀ごろから存在しており、「公共の用を供する建物」という意味で使われていました。現在のような酒場の意味での「パブ」は19世紀ごろから使われるように。
それまでも酒を提供する場所として、巡礼者や旅行者が宿泊する所「イン」やワインや食事を提供する店「タヴァーン」、自家製エールを提供する小さな店「エールハウス」があり、この3つがパブの起源とされています。
かつてお酒は、年中行事や教会行事、結婚といった祝祭を楽しむ場で提供されていました。
時代とともに、小さな田舎で暮らしていた人々が働き口を求め都市部へと流れて各地に市民社会が成立し、経済的・政治的に自立した人々が軽く食事をしながら酒を飲み語らうようになったことから「パブリック・ハウス」と呼ばれる酒場が誕生したと考えられます。
The kinds of Pub Furniture
パブファニチャーの種類・ブランド・メーカー

バーカウンター
スタッフが注文を伺い、商品を提供するカウンターバー。
内側に棚がついており酒瓶やグラスなどをストックできます。
デザインはシンプルにカウンターのみのタイプや上部にワイングラスホルダーのあるタイプがあります。

天板が木製のパブテーブル
木のぬくもりを感じられるパブテーブルです。
脚部デザインは様々で、4本脚のシンプルなものから装飾が凝った鉄製のものがあります。

天板が銅板のパブテーブル
銅特有の槌目模様(槌の跡を施す表面加工)がおしゃれな天板のパブテーブル。

シンプルなバースツール
バーカウンターで使用されていたスツールです。板座やレザーなどの座面のタイプがあります。

背もたれのあるバースツール
背の低い背もたれがついたバースツールです。

OLD CHARM オールドチャーム
オールドチャームは1924年に創業者ハーバード・ウッズに創設された家具メーカー WOOD BROS のブランドのひとつです。
チューダー様式を取り入れた英国伝統的な装飾は職人の手でひとつひとつ手彫りされています。
時代に左右されない、明日のアンティークとなるように考えられた今なお現存する老舗家具メーカーです。
パブファニチャーの特徴・機能と使用方法
イギリスのパブのインテリアは、パブリックな空間で誰もが自然体でリラックスできるように工夫がされています。
家のリビングのように古書があり趣味性の高い置物が無造作に飾ってあったり、キッチンや書斎の演出がされていたり・・・と、決して店舗ならではの異次元空間として奇抜なインテリアで造作するのではなく、家庭の延長線上にあるようなインテリアが多いのです。
ですからご家庭でパブファニチャーをご使用いただく場合も、古いタイプライターやグラス・食器・調理器具などのキッチン雑貨を飾ったり…愛着のある味わい深い小道具でインテリアをまとめればリラックスできる楽しい雰囲気を醸し出してくれます。
ご自宅で気軽に本場のイングリッシュパブ気分を味わえるのは、英国直輸入ケントのパブグッズならではです。
もちろん、パブやバーなどの飲食店の店舗設計には欠かせないアイテムです。

How to use Pub Furnituree
パブファニチャーの活用術
食事より、アルコールと会話を楽しむ性質が強いパブでは、小ぶりなテーブルが多いですがそれらは頑丈なつくりをしていますので、バーやレストランなどの飲食店でのご使用はもちろんのこと、アパレルなどでのインパクトあるディスプレイやレジカウンターとしてもご使用いただけます。
もちろん、ご自宅にバーカウンターを作るのもおすすめです。
パブスツールと合わせてご使用いただくと本場イギリスのパブが再現できそうです。

①ちょっとしたお食事やティータイムに。

②飲食店でのご使用に

③コンパクトなバーカウンターはご自宅でも

④パブスツールは玄関において靴を履くときの腰掛に
Key points of choosing Pub Furniture
パブファニチャーを選ぶポイント
バーカウンター


店舗什器としても大活躍です
グラスホルダーのあるバーカウンターは飲食店やご自宅で使用するのにうってつけです。
バースツールと合わせれば、本場英国パブの雰囲気を楽しむことができます。
また、上部のないシンプルなバーカウンターは飲食店に限らず、アパレルショップなどのレジカウンターや商品をディスプレイするためにもご使用いただけます。
内側の収納棚に洋服を陳列するなど、使い方はアイデア次第。
バースツール


キッチンカウンターやキッチンスペースにも高さがちょうど良いです
お部屋のスタイルに合わせて、座面の高さや、座面にレザーや生地を使用した座り心地の良いものを選ぶのがポイントです。
パブテーブル


銅板テーブルと木製テーブル
木製の天板は輪じみが出来ないようにコースターやランチョンマット、クロスをひきます。
飲食でメインに使用する場合、抗菌効果のある銅板のテーブルを選ぶのもよいでしょう。
Key points of repairing Pub Furniture
パブファニチャーの修理ポイント
アンティーク家具の魅力の一つが1点物であること。そして特注品を含めて個性に合わせてオーダーメイドしたストーリーが魅力です。
しかし、それが規格外のサイズだった場合、使用しにくい場合もございます。

① 安心と信頼の日本の職人によるウッドワーク

世界も認める日本の技で、熟練のケントファクトリーの家具職人が精巧な木工修理をします。
パブファニチャーは飲食店での利用も多いため、ご家庭用以上の強度が求められます。そのため、構造面・装飾面・機能面と全てを損なわないよう丁寧な修理を施しています。
② ガタつき、グラつき徹底補強

ガタつきグラつきの修理は定盤を使用して水平を出します。また、ヒビ・割れには同種類の木材から埋め木をして必要に応じて裏面から補強のための板を接着しています。その際はオリジナリティを大切に、可能な限りマイナスビスを使用しています。
③ 塗装へのこだわり

部分的に状態の悪いところ所を剥離し、できるだけオリジナルの塗装を活かします。
さらに本場英国と同じ仕上げにするため、マイランズ社のナイトロステインを使用。そして透明感のある美しい仕上がりのニスを塗ることで、素材を最大限に活かし本来の雰囲気を引き立てるようにしております。
チェアは、使用頻度が高いことと裏返すことも多いため、塗膜を厚くし、裏面も注意して丁寧に塗装をしております。
ケントアンティーク家具に共通した修理ポイント

アンティーク家具を後世に残すことを目的に、世界に誇る日本の技術力と、伝統の英国材料で再現するケントクオリティの修理
Wood Work〜木工修理〜
日本の「モノ作り」の評価は世界でもトップクラスと言われています。
ケントが工場を構える静岡はその中でも家具の産地として徳川家康の時代より全国の職人が集結した「モノ作り」の聖地です。
ケントはその伝統のある静岡で家具職人を集め、若手を育てながら日本の技術を伝承しています。
新たな「モノ直し」文化を世界に向けて発信し、日本の高度な修理力を実践しています。

Paint Work〜家具の塗装・装飾金具〜
伝統と優れたモノを大切にする英国では家具を修理するマテリアルも現代に受け継がれています。
英国アンティーク家具の修理ポイントは、この時代の家具と一番相性の良い材料を選ぶ事。
ケントでは塗料からディテールの装飾金具に至るまで伝統あるイギリス製にこだわっています。それによりイギリス生まれイギリス育ちのアンティーク家具を完璧に再現し、時代の物語を秘めたアンティーク家具に仕上げています。

How to do maintenance
パブファニチャーのお手入れ方法
ご使用の注意点・設置場所
湿気の多い場所や直射日光のあたる場所での設置は避け、極度の乾燥を防ぐためにエアコンや暖房器具付近の設置もご注意ください。急激な温度変化や乾燥により、木の反りやわれの原因となります。
また、水平な場所ベンチは設置してください。脚部の破損の原因になる恐れがあります。
日常的なお手入れ・拭き方
通常のお手入れは柔らかい布でやさしく乾拭きしてください。
水拭きをする頻度が多い場合は、家具表面が乾いた後にこまめにワックスがけをすることをお勧めします。ワックスがけをすることで家具の艶だし効果があるだけではなく、水拭きに対する塗装の劣化を防止する効果にもつながります。
※水分が付着しそのままにしておくと白いシミの原因になりますので十分注意してください。
月1回のメンテナンス
定期的なワックスでのメンテナンスをお勧めしております。ワックスをかけることで木に潤いを艶を出し、アンティークの風合いをより楽しめます。また、ワックス膜により塗膜を保ち、乾燥による不具合を防止できます。
稼働部分の定期的なお掃除もお願いします。特にリーフの稼働部分などよりスムーズな動きを保つためにも、定期的なお掃除をお勧めします。
傷がついてしまった場合
小さな傷はタッチアップペンやスクラッチカバーで目立たなくすることができます。使い方は簡単です。塗って乾かすだけです。塗るときに傷部分からはみ出さないようにご注意ください。
ガタつき・グラつきの場合
ガタつきがある場合の主な原因は家具の水平がとれていない場合に生じます。応急処置としてはガタつく隙間に何か板を入れたり、アジャスターを取り付けて各脚の高さを調整すると直ります。グラつきの場合は家具のゆるみなどから生じる揺れが原因の為、ひどい場合は家具自体の組み直しが必要となります。その場合はケントファクトリーにご相談ください。
補助の脚(ゲート)の動きが悪くなった場合
ご利用場所が、水平かどうか・天板を上まで持ち上げているかご確認ください。それでも動きが悪くなった場合は、脚の部分はグラつきやすいため、ケントファクトリーへご相談ください。
座面の塗装がカサカサになってしまった場合

日常的に座面に着席して使用する場合や水ぶきなどを長期間にわたり行う行為、高湿度や直射日光の当たるところに設置するなど、座面が肌荒れのようにカサついてくることがあります。ワックスで落ち着かせることもできますが、綺麗に天板を整えたい場合は再塗装をお勧めします。また、座面に生地が貼ってある場合、以下のメンテナンスをお願いします。
- 合皮 : 汚れが目立ってきたら、きれいな布で水拭きを行ってください。
- レザー : 革専用クリーナーで月1~2回程度みがいてください。
- ベルベット : エチケットブラシ等でホコリを取り除いてください。
プロの修理が必要な場合

アンティーク家具はメンテナンス品を使用して、簡易的な補修ができる家具ですが、構造的な修理が必要な場合や、購入時の状態に復元して綺麗に使用されたい場合は、ケントファクトリーへご相談ください。お客様の家具の問題やお悩みを解決いたします。
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