History of Mirror
ミラー物語
Story
世界で初めてガラスを用いたミラーが作られるようになったのは、1317年イタリアはベニスのガラス工による発明によるものです。
1835年にドイツのフォン・リービッヒが現在の製鏡技術の基となる、硝酸銀溶液を用いてガラス面に銀を沈着させる方法を開発します。
その後光沢の保護のための塗料や金属部分の改良が進み、耐久性のあるミラーが生産されるようになりますが、ガラス面に銀を沈着させる方法は19世紀と同じです。
The kinds of Mirror
ミラーの種類
姿見
全身を映す大型のミラーのことです。
主に身なりを整えるために使います。 縦に長い四角形や縦に長い楕円形が多いデザインです。
壁掛けミラー
壁を利用するので限られたスペースでも活用しやすく、部屋を広く見せる効果もあります。
さらに、光の反射で部屋を明るく感じさせるという効果も期待できます。
卓上立てミラー
お好みの場所に置くだけでドレッサーとしてお使いいただけます。角度を調節できるものもあります。
コンベックスミラー
凸面鏡のこと。15世紀には既にヨーロッパで使用されていました。
人間が見ている世界が果たして本当なのでしょうか?ふとそう感じてしまうような不思議な世界を映しだします。
パブミラー
イギリスのパブで使われていたパブミラーです。ミラーに店名やブランドの文字やイラストが描かれています。
ミラーの特徴・機能と使用方法
①楕円形
②多角形
③真鍮フレーム
④装飾フレーム
ミラーは映すことにより、空間を広く見せる効果があります。
外の景色が反射する場所にミラーを設置すると窓を一つ増やしたような空間になります。
ミラーのデザインは、クラシックなデザインからミッドセンチュリー、モダンデザインなど幅広くあります。
ミラーのフレームも木製・真鍮製のものなどありますが、フレームの素材一つで空間の雰囲気がガラリと変わります。
また、彫刻の様式やミラーの形、円形・楕円形・四角など、小さなポイント一つで表情が変わります。
How to use Mirror
ミラーの活用術
壁掛けタイプはパウダールームなどに、立て掛け式や脚付きのタイプはベッドルームから玄関まで幅広くお使いいただけます。小さめのスタンド式はチェストやテーブルに乗せてドレッサーとして。
アパレルショップには必要不可欠なミラーですが、アンティークにしか出せない風合いのミラーを飾って、味わいのある空間を演出していただけます。
①パウダールーム
②ディスプレイとして
③店舗什器に
④テニスラケットがミラーに!
Key points of choosing Mirror
ミラーを選ぶポイント
①マホガニー材 シュバルミラー
②クイーンアンスタイル
③ミッドセンチュリーの卓上ミラー
④細かい彫刻が施された卓上ミラー
ミラーを選ぶポイントは、まずサイズです。
アンティークミラーは大きいサイズやフレームの装飾が豪華なタイプが多数あります。
三辺合計が大きくても、反対側を映し出すミラーの効果によって圧迫感を感じることがないので安心してお選びいただけます。
次にミラーの厚さですが、薄いと歪みが生じます。
卓上用の小さなミラーであれば問題ありませんが、姿見などは5ミリの厚さは必要になります。
最後にデザインですが、壁掛けのミラーなどはデザインによって雰囲気が変わります。その空間に合うミラーで素敵なインテリアが演出していただけます。
How to do maintenance
ミラーのお手入れ方法
木製フレームの日常的なお手入れ・拭き方
通常のお手入れは柔らかい布でやさしく乾拭きしてください。
水拭きをする頻度が多い場合は、家具表面が乾いた後にこまめにワックスがけをすることをお勧めします。
ワックスがけをすると家具の艶だし効果があるだけではなく、水拭きに対する塗装の劣化を防止する効果にもつながります。
※水分が付着しそのままにしておくと白いシミの原因になりますので十分ご注意ください。
木製フレームのワックスのかけ方
傷がついてしまった場合
小さな傷はタッチアップペンやスクラッチカバーで目立たなくすることができます。使い方は簡単です。塗って乾かすだけです。塗るときに傷部分からはみ出さないようにご注意ください。
ミラーの部分
普通のガラスクリーナーでお手入れしていただけます。
しかし、化学薬品を使用する場合は木材の部分に付着しないようお気をつけください。
お手入れをする際は、クリーナーをミラーに直接吹きかけるのではなく、いったん布にとり、磨いていただくと木材に付着する恐れがありません。また最後に乾拭きをしっかりしていただくことをお勧めします。