What is an antique book case?

アンティークブックケースとは?

一般的にはガラス扉のついた書棚をブックケースと呼ぶようですが、アンティークのブックケースは奥行きが30cm前後と薄いものが多いため、部屋のスペースを有効活用していただける優れた逸品です。

History of antique book case
アンティークブックケースの歴史と物語

Story

14世紀~15世紀の英国では、まだまだ王権の確立が整わず荘園領主同士の小競り合いや、フランスとの百年戦争、バラ戦争など情勢が不安定でした。

貴重な書物や文献の多くは教会や各大学の図書館・宮殿などに保管され、一般の人々が普通に手に取ることができなかったため、ブックケースとは図書館などにある壁に備え付けの大型の本棚のことを指しました。

17世紀に入り政情が安定し、文化や生活レベルも向上、書籍が巷に流通し始めるようになり、小振りな書棚や扉付きの本棚が作られるようになりました。

18世紀に入ると、大型のガラス扉に建築の装飾を取り入れたブックケースが作られ始め、以後様々な形状のブックケースが登場し、現在に至っています。

The kinds of antique book case
アンティークブックケースの種類・ブランド・メーカー

ブックシェルフ

ブックシェルフ

扉のついていないオープン棚のブックケースのことをブックシェルフと呼びます。

扉の厚みがない分、奥行きがあまりないのが特徴です。

ハイタイプブックケース

ハイタイプブックケース

高さが2メートルほどあるブックケース。

ロータイプブックケース

ロータイプブックケース

高さが1メートルくらいのブックケース。

スタッキングブックケース

スタッキングブックケース

スタックとは英語で「積み重ねる」という意味で、スタッキングブックとはその名の通り箱を積み重ねたブックケースのことです。

「箱」は2個から5個くらいまでスタッキングされていることが多いです。

修理工程で接着されていない限り、一つ一つ取り外して置くことも可能です。

手前に引いて奥に押して収納するフラップ扉が特徴のブックケース。

稀に観音開きのタイプもあります。

Globe Wernike グローブヴェイルニッケ

Globe Wernike グローブヴェイルニッケ

スタッキングブックケースで特に有名なグローブヴェイルニッケGlobe Wernike社は人気の家具ブランドです。

現在製造されているものはマホガニー材になっており、オーク材で作られている家具はとても珍しいです。

Turnidge ターニッジ

Turnidge ターニッジ

1933年ロンドンで設立された家具メーカーです。

テーブルやチェアといった家具は作らず、バーカウンター・本棚・ディスプレイキャビネットなどの製造に特化していました。

他の英国メーカーと同じく北欧家具ブームに乗り、60年代にはチーク材をメインとした北欧スタイルの家具を製造。

70年代半ばには英国伝統スタイルの復活に伴い、マホガニーなどを使用したアンティーク調の家具製造も行いました。特定の家具に特化したメーカーだったため、本国イギリスでも希少です。

アンティークブックケースの特徴・機能と使用方法

①彫刻デザインのブックケース

②ミッドセンチュリースタイル

③ステンドグラスのブックケース

④ガブリオールレッグ(猫脚)のクイーンアンスタイル

ブックケースには“飾る“という用途もあるため、見た目のデザインがシンプルなタイプもあれば凝ったデザインもあります。

同じブックケースでも扉のデザインが変わるだけで雰囲気も大きく異なります。

個性豊かなデザインの中から、ぜひお気に入りを見つけてください。

内装材はボディと同材のもので作られています。

棚板も木製の材を使用して作られていますので、重い本を載せてもご安心いただける頑丈な造りになっております。家具の側板についているダボで棚板が上下に移動できるので、本の大きさによって高さを変えることでたくさん収納していただけます。

英国的なクラシックアンティークなデザインからアールデコやアールヌーボー、またチーク材を使用して作られたG-plan社などのミッドセンチュリーテイストなどバリエーションも豊富。

扉のついていないオープン棚のタイプはガラス扉がついていない分、シンプルな造りがほとんどです。

How to use antique book case
アンティークブックケースの活用術

スタッキングブックケースはシャツケースとも言われ、ワイシャツなどのシャツ類や衣類を入れる収納家具としてもお使いいただけます。

一つ一つのボックスを積み上げる構造なので、使い方によって高さを変えていただけます。

アンティーク家具のなかでは珍しく、側板がフラットに出来ているため横に並べてもすっきりと並べることができます。

図書館などでは何台も並べて本を収納していたのかもしれません。

扉内の収納の高さは低いので背の低い文庫本などが向いています。

①シャツケースとして

②スタッキングブックケースは1段、2段、3段とお好みで調整できます。

③コレクションアイテムを飾って…

④わずか奥行180mmのすっきりしたブックケース…

Key points of choosing antique book case
アンティークブックケースを選ぶポイント

①応接室で

①応接室で

②書斎で

②ベッドルームやプライベートな空間でご自分専用に

③什器として

③書斎で

④ベッドルームやプライベートな空間でご自分専用に

④什器として

まずは本の量に合わせて大きさを選ぶのが良いでしょう。

背表紙のデザインが素敵な本は、ブックシェルフをお選びいただくと並べたときの見栄えも良くなります。

大切な本をしまう場合には扉つきのブックケースがお勧めです。

また、スタッキングブックケースは組み合わせが楽しめるので、部屋の間取りに応じて形を変えていただけますし、ファッション性も高いので、店舗什器として選ばれるお客様も多いです。

Key points of antique book case
アンティークブックケースの修理ポイント

アンティーク家具の魅力の一つが1点物であること。そして特注品を含めて個性に合わせてオーダーメイドしたストーリーが魅力です。

① 金具のこだわり

ブックケースの棚受けのパーツは、アンティークらしい特殊なものを使用しているものがあります。

それらのパーツも英国から直輸入し、ディテールにこだわって修理しています。

スタッキングブックケースは特別な金具を使っている場合がありますが、それらのパーツも極力イギリスから取り寄せ、オリジナルの風合いを残すように修理しています。

② 扉のこだわり

重要な可動部分になる為、ゆがみ・伸びなどで変形した蝶番は全て外し打ち直して修理しています。

また扉自体に反り・ねじれがある場合は、開閉に問題がないように隙間・角度の調整を行っています。

隙間は上下左右で他の部分にスレたりしないよう均等に。閉めた扉が自然に開いてきたりしないようにマグネットキャッチを採用しています。

鍵穴があるものに関しては必ず1本(以上)鍵を付属させています。その際、鍵が紛失している家具にはアンティークキーの中から合うものを探し出します。合うものがない場合はシリンダーに合わせ鍵を切削加工します。シリンダー本体が壊れている場合もアンティークの在庫から合うものを探し出し実際に使えるように取り付けを行っています。

また、ステンドグラスがデザインされた扉はステンドグラスのフレームの破損やガラスのヒビ・欠け・割れがあった場合はすべて修理を行っております。

③ 塗装のこだわり

ブックケースは、脚元の色目は濃いのに対し引き出し内部が薄めだったり角部分が濃く縁どられていたりと、アンティークらしい塗装がされていることが多いため、個性を出しつつ上品に仕上げます。

部分的に状態の悪いところ所を剥離し、できるだけオリジナルの塗装を活かしています。

本場英国と同じ仕上げにするため、マイランズ社のナイトロステインを使用。そして透明感のある美しい仕上がりのニスを塗ることで、素材を最大限に活かし本来の雰囲気を引き立てるようにしております。

ケントアンティーク家具に共通した修理ポイント

ケント品質

アンティーク家具を後世に残すことを目的に、世界に誇る日本の技術力と、伝統の英国材料で再現するケントクオリティの修理

Wood Work〜木工修理〜

日本の「モノ作り」の評価は世界でもトップクラスと言われています。

ケントが工場を構える静岡はその中でも家具の産地として徳川家康の時代より全国の職人が集結した「モノ作り」の聖地です。

ケントはその伝統のある静岡で家具職人を集め、若手を育てながら日本の技術を伝承しています。

新たな「モノ直し」文化を世界に向けて発信し、日本の高度な修理力を実践しています。

Paint Work〜家具の塗装・装飾金具〜

伝統と優れたモノを大切にする英国では家具を修理するマテリアルも現代に受け継がれています。

英国アンティーク家具の修理ポイントは、この時代の家具と一番相性の良い材料を選ぶ事。

ケントでは塗料からディテールの装飾金具に至るまで伝統あるイギリス製にこだわっています。それによりイギリス生まれイギリス育ちのアンティーク家具を完璧に再現し、時代の物語を秘めたアンティーク家具に仕上げています。

How to do maintenance
アンティークブックケースのお手入れ方法

ご使用の注意点・設置場所

湿気の多い場所や直射日光のあたる場所での設置は避け、極度の乾燥を防ぐためにエアコンや暖房器具付近の設置もご注意ください。急激な温度変化や乾燥により、木の反りやわれの原因となります。

また、水平な場所に設置してください。脚部の破損の原因になる恐れがあります。

日常的なお手入れ・拭き方

通常のお手入れは柔らかい布でやさしく乾拭きしてください。

水拭きをする頻度が多い場合は、家具表面が乾いた後にこまめにワックスがけをすることをお勧めします。ワックスがけをすることで家具の艶だし効果があるだけではなく、水拭きに対する塗装の劣化を防止する効果にもつながります。

※水分が付着しそのままにしておくと白いシミの原因になりますので十分注意してください。

月1回のメンテナンス

定期的なワックスでのメンテナンスをお勧めしております。ワックスをかけることで木に潤いを艶を出し、アンティークの風合いをより楽しめます。また、ワックス膜により塗膜を保ち、乾燥による不具合を防止できます。

ブックケースのワックスのかけ方

汚れを拭き取ってからワックスをかけます。

詳細はこちらからご覧ください。

>>> アンティーク家具のワックスのかけ方

シミがついてしまった場合

MYLANDSファニチャークリーナーで落としてからワックスをかけます。

詳細はこちらからご覧ください。

>>> アンティーク家具の輪じみの消し方

傷がついてしまった場合

小さな傷はタッチアップペンやスクラッチカバーで目立たなくすることができます。使い方は簡単です。塗って乾かすだけです。塗るときに傷部分からはみ出さないようにご注意ください。

金具部分

乾拭きで十分です。古い金具が使われていることがありますので、取り扱いには注意してください。

ガラスの部分

普通のガラスクリーナーでお手入れしてかまいません。しかし、化学薬品を使用する場合は木材の部分に付着しないように気をつけて行ってください。

お手入れをする際は、鏡に直接吹きかけるのではなく、いったん布にとり、鏡を磨いていただくと木材に付着する恐れがありません。また最後に乾拭きをしっかりすることをオススメします。

ガタつき・グラつきの場合

ガタつきがある場合の主な原因は家具の水平がとれていない場合に生じます。応急処置としてはガタつく隙間に何か板を入れたり、アジャスターを取り付けて各脚の高さを調整すると直ります。グラつきの場合は家具のゆるみなどから生じる揺れが原因の為、ひどい場合は家具自体の組み直しが必要となります。その場合はケントファクトリーにご相談ください。

プロの修理が必要な場合

アンティーク家具はメンテナンス品を使用して、簡易的な補修ができる家具ですが、構造的な修理が必要な場合や、購入時の状態に復元して綺麗に使用されたい場合は、ケントファクトリーへご相談ください。お客様の家具の問題やお悩みを解決いたします。

>>> お問い合わせはこちらから

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