History of Lamp
ランプの物語
Story
19世紀、イギリス人のジョゼフ・ウイルソン・スワン氏が白熱電球を発明しました。
その後、アメリカ人のトーマス・エディソンが配電システムを構築し、電灯の事業化に成功すると家庭に広く電球が普及することになります。それに伴い強い電球の灯りの放出を和らげるカバーが必要となり、職人達がランプシェードを制作するようになりました。19世紀末には個性的なデザインのものが次々と登場します。
The kinds of Antique Lamp
ランプの種類
シャンデリア
シャンデリアが本格的に使用されたのは中世の時代です。
教会など広い空間を効果的に照らすために用いられました。
その後、形状も複雑になり、また華やかな装飾がされるようになっていきます。
宮殿や富裕層の家に飾られ、シャンデリアはステータスでもありました。
シャンデリアの光源は照明の発明と並行するように蝋燭からガス灯、電球へと発展していきました。
テーブルランプ
テーブルなどの上に置いて使用するランプです。
サイズもコンパクトなため、テーブルだけでなくサイドボードの上に置いたり、空間の演出としてお使いいただけます。またお部屋の明るさを足す補助的な役割も果たします。
フロアランプ
床に置いて使用するランプで、本体の高さがあり光源も高い位置にあります。
部屋の角やベッドの横に置くことが多く、直接照明より間接照明として使われることが多いです。
支柱のデザインも様々ですので、お部屋の雰囲気に合わせて置くと素敵なインテリアを演出していただけます。
デスクランプ
デスクの上に置いて使用するランプです。角度が調整できるものが多いので、お好みの位置で変えられます。
ウォールランプ
壁面に取り付けるランプです。
壁面を明るく照らすことで部屋に奥行きが生まれ、広さを感じることができます。
ランタン
手に持ったり掛けたりして使用するランプです。
現在ではキャンプなどのアウトドアでよく使われます。
シェード
ランプの笠のこと。素材やデザインにより光の演出も変わりますので、とても重要な役割を果たします。
ランプの特徴・機能と使用方法
ランプは暗闇と光のコントラストを作ることでロマンチックな空間をつくります。
現代の照明のように明るさを重視したものではなく、デザインや装飾により生まれる淡い光の美しさを味わうため、間接照明としてインテリアに取り入れるのに適しています。
How to use Antique Lamp
ランプの活用術
アンティークランプは、お部屋の空間の色をまとめてコーディネートしていただくことでおしゃれなインテリアの完成に一役を担うアイテムです。
間接照明として部屋の隅に置くとふんわりと温かみのある明かりが灯ります。
また店舗什器としても大活躍です。アンティークランプならではの雰囲気を演出していただけます。
①間接照明として
②ガーデニングの演出に
③書斎に
③シェードとしてシルクハットをかぶせてアレンジ
Key points of choosing Antique Lamp
ランプを選ぶポイント
①天井の確認
②壁付けタイプの配線確認
③ステンドグラスのシェード
④クラシカルなデザインのシェード
アンティークランプに限らず、選ぶポイントはその場所にランプを設置することが可能かどうかという点です。
オブジェは別として、明かりを灯すためには、電源がなければ設置できません。特に天井に取り付けるタイプ・壁に取り付けるウォールランプは電気工事、またシャンデリアなど重量のあるものは天井の補強工事が必要となりますので事前に確認しておくとよいでしょう。
テーブルランプ、デスクランプもコンセント、配線を把握しておくことをお勧めします。
またシェードのみを選ぶ場合は取り付けるスタンド本体のサイズを確認した上でお選びください。
シェード一つでインテリアのイメージも変わってきます。お気に入りのシェードを見つけてくつろぎの空間をつくってみませんか?
How to do maintenance
ランプのお手入れ方法
照明器具はお掃除をせずそのまま放置すると電力を無駄に消費してしまいます。
年に数回お手入れすることをお勧めします。
金属部分
柔らかい布で軽く汚れをとります。
汚れがひどい場合は水気をしっかり絞った布で拭きます。最後に乾いた布で水気を拭き取ります。
水気があるとサビの原因になりますのでしっかり拭き取りましょう。
真鍮は変色の原因になりますので、水拭きをせず乾いた布で汚れを拭き取るだけにしましょう。
ガラス部分
汚れがひどい場合は柔らかい歯ブラシを使用するとよいでしょう。
硬い布や硬いブラシはすり傷の原因になりますので控えましょう。
木・紙・布部分
汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤を布に含ませ汚れを取ります。
カビの原因になりますので、しっかりと乾かすことをお忘れなく。
電球部分
電球を取り外すときは軍手などを使い、直接手で触らないようにしましょう。
汚れがひどい場合は水拭きした後、しっかりと乾拭きをしましょう。
また口金部分は濡らさないようお気をつけください。