Antique Dictionary

アンティーク家具や小物に関するワードをご紹介いたします。アンティークをご購入の際の基礎知識としてご利用いただければ幸いです。

<アンティーク辞典>


ア行


アーコール(Ercol)

アーコールとは、1920年代から続くイギリスの家具メーカー。品質が高いことで有名。1960年代デザインのエルム材(にれ材)を使ったテーブル・チェア・サイドボード等に人気がある。

アーツアンドクラフツ運動

アーツアンドクラフツ運動とは、19世紀後半、ウイリアム・モリスらが中心となった美術工芸運動。産業革命によって低俗な製品があふれてしまった現状を嘆き、中世の手仕事を手本にした新しい工芸様式を確立しようとした運動です。多くの芸術家が参加し、室内装飾、ステンドグラス、壁紙、金工など幅広い発展がみられます。

アーリーアメリカン

アーリーアメリカンとは、17世紀後期、アメリカに渡った開拓者たちが自国の家具を見本に作った素朴で暖かな感じのするカントリー風の家具のスタイルを言います。ラダーバックチェアやカップボードなど、腕の良い家具職人たちが少ない時代であったため、装飾をはぶいた無駄のない実用的な家具が生まれました。

アールデコ

アールデコとは、1905年から1930年頃にかけて、それまで流行していたアール・ヌーボーの曲線的で装飾過多なデザインへの反動としてヨーロッパに広がった装飾様式。シンメトリー(左右対称)な幾何学模様、直線を生かしたモダンなデザインが特徴です。

アールヌーボー

アールヌーボーとは、1890年から1910年にかけてフランスを中心にヨーロッパで広がった「新しい芸術」と呼ばれた装飾様式。耽美主義の影響をうけた流美な曲線模様が特徴です。ドイツではユーゲントシュティールと呼ばれました。

アイオニック

アイオニックとは、イオニア式オーダー(円柱)。ドーリック(ドリス式)、コリンシャン(コリント式)とともに、古代ギリシア・ローマ建築のオーダーの形式。柱頭の渦巻き形の装飾が特徴。そのクラシックで美しいプロポーションとデザインは、室内の壁面や家具などのデザインモチーフとして好んで用いられます。

アカンサスリーフ

アカンサスリーフとは、地中海地方に生息する植物で、古代ギリシア・ローマ古典的オーナメントである。コリント式や混合式オーダーに使われていることでよく知られている。

アダム様式

アダム様式とは、18世紀後期新古典主義を代表とするイギリスの建築家ロバートとジェームス・アダム兄弟によって完成された様式です。古代ギリシア・ローマの古典的装飾モチーフ(アカンサスの葉、ギリシアの竪琴、花鋼飾り、柱の彫刻、スフィンクス、オーダーなど)、建築様式をアレンジした優雅で独創的な様式です。メダリオン(円形紋章)型の背の椅子がよく知られています。

アップホルスタードチェア

アップホルスタードチェアとは、ソファや安楽椅子を含む、詰めものをした布貼り椅子。

アラベスク

アラベスクとは、アラビア風の流線型模様、植物模様などの装飾柄のひとつ。イスラムの建築やジュータン、陶器などのパターンが由来で、ルネッサンス美術の彫刻、絵画などに使われている。

アンティーク

アンティークとは、GATTで100年以上前に作られた家具、美術品などを指しますが、最近ではユーズド(中古)家具を含め、もっと広い意味で「アンティーク家具」という語が使われています。また、時代物に見えるよう、家具に人工的に古い艶を出したり、傷をつけたりする仕上げ方法(リプロ)もあります。

アンピール(=エンパイア-=帝政)様式

アンピールとは、18世紀末期から19世紀初頭のナポレオン帝政時代を中心にしたフランスの後期新古典様式。古代ギリシア、ローマ、エジプトの装飾を取り入れ、またナポレオンの栄光を表すための壮麗なデザインです。力を表す鷹、富と権威の象徴の蜂、皇后ジョセフィーヌの好んだ白鳥、ナポレオンの頭文字Nなどの装飾や金、赤、緑など重厚な色彩が好まれました。

インダストリアル家具

インダストリアル家具とは、元々工場等で使われていた作業台や棚などのこと。金属部分を磨くなど加工され、店舗什器等で使用されることが多い。

インレイ

インレイとは、象眼、はめ込み表面に模様を彫ってほかの素材をはめ込んでいく装飾法。木製家具(椅子の背板、テーブルの甲板など)に貝殻や象牙、金属などをはめ込み、模様を作っているのがそれ。17世紀にマーケトリーが主体となる以前の手法。一枚板に形を彫ってはめ込んでいく為、隅などがきっちり合っていない場合がある。

ヴィクトリアン様式

ヴィクトリアン様式とは、ヴィクトリアン女王治世の1837年から1901年頃の様式。伝統的なクラシック様式からモダンスタイルへと移り変わる時代に、個々の様式が混じり合ったスタイルが生まれました。例えば、ロココリバイバルなどは、当時のルイ15世様式の持つ軽やかさにはかけ、より装飾的である。

ウイリアムモリス

ウィリアムモリスとは、イギリスのインテリアデザイナー(1834~1896)。生活の美的向上を望み、家具、壁紙、ファブリックなど広範囲にわたるインテリアアクセサリーを制作しました。中世時代(手工芸・ゴシック)を好み、アーツアンドクラフト運動に深く関わり、影響を及ぼす。

ウイリアムアンドメアリー様式

ウィリアムアンドメアリー様式とは、1689~1702年頃のイギリスの様式。オランダからウイリアム3世を王位に迎えたため、オランダ・バロックの影響を強く受けた様式です。象眼細工や寄せ木細工、透かし彫りなどの装飾が施され、ウォールナット(くるみ材)が多く使われました。

ウィングバックチェア

ウィングバックチェアとは、背の高い休息用の椅子で、背もたれの上部両脇にすきま風を防ぐ翼のような耳、ウイングを持っています。17世紀から、今日に至るまで愛用され続け、その張り地によって、クラシックで重厚なインテリアから、シンプルでモダンなデザインの部屋にもマッチするよう雰囲気を変えることができます。

ウィンザーチェア

ウィンザーチェアとは、イギリスを代表するカントリー・ファニチャー。17世紀後半にウィンザー地方で作られた農夫のための実用家具で、背もたれの形にボウバッグ式(弓型)コームバック式(くし型)などの100種類を越えるデザインがあります。18世紀後半にアメリカに輸入されその格式張らない素朴なデザインが大流行し、現在も世界中で愛用され続けています。

ウォールナット

ウォールナットとは、くるみ材のこと。淡い茶から深みのある暗い色まであります。1660~1710年頃のイギリスでは、家具の材料として最も人気があり、ウォールナットの時代と言われました。

ウォッシュスタンド

ウォッシュスタンドとは、原型は以前からあるのだが、現在見られる大理石を使ったものなどはビクトリア朝(19世紀)から使われ始めた洗面台。タイル張りや鏡がついたものなどがある。

英国王室御用達

英国王室御用達とは、製品を5年以上王室へ納品した実績を持った会社(個人)が申請をし、申請が通れば英国王室御用達(ロイヤルワラント)認定証があることを告知することができます。 申請後も会社が譲渡されたり、オーナーの死去などが起こった場合は再申請、また、5年毎に再審査が行われます。皇太子以上の王族がそれぞれ認定証を発行できる。現在の認証マークは4種類。

エリザベス様式

エリザベス様式とは、1558~1603年頃、エリザベス1世女王時代のイギリスの様式。当時は15世紀初頭のイタリアで花開いたルネサンスが本格的にイギリスで展開されていました。テーブル、寝台、カバードなどの支柱にメロンに似た休憩の飾り柱がありました。

エルム

エルムとは、ニレ材のこと。北半球全域に生息。木目が複雑に入り組んでいるため、見た目は美しいが加工が難しい。腐食に強い。チャーチチェア・ウインザーチェアの座面、アーコール製品に良く使われる。

オーダー

オーダーとは、古代ギリシア・ローマの石造建築の円柱と梁の構成のこと。最も古いドリス式オーダーは簡素で男性的。イオニア式オーダーは柱頭に渦巻きの装飾を持ち、コリント式オーダーは柱頭に植物のアカンサスの葉飾りを持ちます。混合式オーダー(コンポジット)はイオニア式とコリント式の混合で、アカンサスの葉飾りに渦巻きの柱頭を持ちます。さまざま時代に家具や壁面を飾るデザインモチーフとして繰り返し使われています。

オーク

オークとは、ナラ材。重く硬質で、細かい彫刻を施すのにも適しています。イギリスでは1500~1660年頃にオークの時代と呼ばれるほどよく使われました。

オーナメント

オーナメントとは、飾り、装飾のこと。デコレーションよりもデザイン的な意味合いが強いものを言います。

オットマン

オットマンとは、安楽椅子と組み合わせて使う足のせ台。背、アームのない布張り椅子で、補助椅子としても便利です。

オケージョナルテーブル

オケージョナルテーブルとは、様々な用途に使われる小テーブルの総称。使用される材質もデザインも多種多様です。


カ行


ガーランド

ガーラントとは、花や葉、果物などを組み合わせて花輪状にした装飾オーナメントです。

ガウディ

ガウディとは、アントニオ・ガウディ(1852~1926年)のこと。独特な幻想的な曲線を多用した作風のスペインのアール・ヌーボーを代表とする建築家です。代表作のサグラダファミリア(聖家族教会)をはじめ、家具も多数あります。

カップボード

カップボードとは、サイドボードの上にプレートを並べる棚がついた、食器棚付き調理台です。中世におけるカップボードは本棚のような形状の物を指し調理をする食材などを置くために使用されました。16世紀に入りその使用目的は居間などでお皿を飾ったりするためとなり、17世紀後半から18世紀に入りその本棚状の家具の下にお皿やカトラリーを収納するための引き出し付きのサイドテーブルやサイドボードが加えられほぼ現在の形状となりました。 ※英国ではこのような食器棚をドレッサーとも呼びます。(アメリカでは化粧箪笥や鏡台をドレッサーと呼びます。)

カブリオールレッグ

カブリオールレッグとは、ロココ時代に流行したテーブルや椅子の美しく湾曲した脚のことで、猫脚とも言います。

カルナバワックス

カルナバワックスとは、ブラジル北部に自生するカルナバヤシの葉より採取された蝋。取れる量が少ないため高価。天然蝋の中ではもっとも硬く、深みのある輝きを出すことができる。高級カーワックス、化粧品、食品添加剤等に使用されます。

キャノピー

キャノビーとは、天蓋の事で、ベッドなどの上につけた装飾的な覆いのことを言います。

クィーンアン様式

クィーンアン様式とは、1702~14年頃のウイリアム&メアリーの後に続く、イギリスのアン女王時代の様式。曲線的で典雅な様式で、クィーン・アン・チェアと呼ばれる背もたれの中央に花瓶形に装飾された背板がついた椅子がよく知られています。家具の材料の大半がウォールナット(クルミ材)で、ウォールナットの時代とも呼ばれています。

クリスモス

クリスモスとは、古代ギリシアの椅子。背もたれや脚に独特な反りがあり、全体に細身で優美なデザインは、後の時代にも強い影響を与えました。

クローアンドボールフット

クローアンドボウルフットとは、脚の先端部が玉をつかんだ鳥や動物の爪の形をしているもの。

ゲートレッグテーブル

ゲートレッグテーブルとは、17世紀初頭のジャコビアン期より作られ始め、左右の板をあげ、脚を広げて支える折りたたみ式のテーブルです。天板を支える脚の動きが門が開閉するさまに似ているところからこう呼ばれます。来客時にはテーブル面を広くして使えるので一人暮らしや新婚家庭などに便利です。左右互い違いに開いたゲートレッグに一枚の天板をのせた、折り畳み式でないものもあります。

ゴシック

ゴシックとは、中世の教会にみられる様式で、12世紀後半から15世紀にかけて盛んになりました。家具は垂直線を強調した重厚感のある形と豪華な彫刻が特徴です。

コモード

コモードとは、ロココ様式の時代に流行した装飾用タンスのフランス語の呼び名で、英語ではチェスト・オブ・ドロワーズと呼ばれています。

コロニアルスタイル

コロニアルスタイルとは、植民地スタイルのこと。アメリカの植民地活動が開始してから19世紀初期までに流行した様式。イギリス、オランダ、ドイツなど自国の家具様式を取り入れた雑種な様式で、アメリカ家具の基礎がつくられました。

コンソールテーブル

コンソールテーブルとは、通常壁に沿わせて置く、装飾用のテーブルのこと。天板の形は奥行きの浅い半月形、長方形などが多いです。ミラーとセットにしたり、テーブルの上に大振りな花瓶やスタンド、置物などを飾って使っています。


サ行


サイドボード

サイドボードとは、18世紀中頃に、ダイニングルーム用食器棚として作られましたが、現在ではリビングルームなどのディスプレイ用にも使用されます。機能と装飾の両面において非常に優れたものです。

サボナローラ

サボナローラとは、イタリアのルネサンス期の椅子でひじ掛けとつながるX型の脚が特徴で背の部分には象眼細工を施したものが多いです。愛用者であったイタリアの高僧、ジロラモ・サボナローラの名が付いています。

ジープラン(G-Plan)

ジープランとは、イギリスの家具メーカー E.GOMME社 が1950年代からはじめたシリーズの名前。チーク材を使った北欧系デザインのものが有名だが、シリーズ初期にはオーク材を使ったものや、一部ペイントされたものなどもあった。

シェーカー様式

シェーカー様式とは、1774年にアメリカに創設されたキリスト教の一派、シェーカー教壇は装飾性のない実用的な家具を生み出しました。シンプルでナチュラルなインテリアのスタイルとして人気がある様式です。

シェラック(セラック)

シェラックとは、ラックカイガラムシの分泌する樹脂状物質を精製して作られる天然樹脂。アルコールとまぜて塗料(シェラックニス)として使用。アンティーク家具はシェラックにて塗装されているものがほとんどである。昔から塗料 薬品 食品保護剤等に使われている安全性の高い天然素材。

シェラックワックス

シェラックワックスとは、シェラックを精製していく段階でできる蝋のこと

シェラトン様式

シェラトン様式とは、イギリスのジョージアン期の家具デザイナー、トーマス・シェラトン(1751~1806年)によって創造されました。新古典主義を基調とし、装飾を排除した質素で実用性と美しさを統一させた直線的で気品のあるデザインが特徴です。

シノワズリ

シノワズリとは、中国趣味。中国陶芸器の熱狂的なコレクションに始まり、18世紀ヨーロッパで特に好まれた中国風の装飾のことを言います。

シャビーシック

シャビーシックとは、shabby(使い古された)chic(上品な しゃれた)の2つの言葉を合わせたもので、「古びた粋」という意味。長年の使用でペンキや塗装などがはがれて古びた風合いになっている建具や家具 またはそれらをつかったインテリアコーディネートをさす。

ジョージアン様式

ジョージアン様式とは、1714~1820年頃、ジョージ1世、2世、3世統治時代の建築、家具の様式を言います。チッペンデール、アダム、ヘップルホワイト、シェラトンなど才能豊かな家具作家を生み、イギリス家具の黄金時代となりました。

新古典主義

新古典主義とは、ネオ・クラシシズムとも言います。ポンペイの発見・発掘により、18世紀後半から19世紀中頃に流行しました。アンチロココとして古代ギリシア、ローマなどの古典様式を参考にしました、端正で優雅な様式です。

スツール

スツールとは、背もたれのない椅子。古代メソポタミアの時代より使われている一番原始的な家具ともいえる。

ストレッチャー

ストレッチャーとは、テーブルや椅子などの脚をつないで補強する支持棒のこと。デザインのなかに取り入れられ、装飾の役割も果たしています。

ステイン

ステインとは、染料のこと。透明性があり、木に使用すると木目を塗りつぶすことなく着色できるもの

スワッグ

スワッグとは、フェスツーンにリボン飾りが加わったもの。

ゼセッション

ゼセッションとは、19世紀末、オーストリアで過去の様式から分離し、新しい芸術を確立しようとして興った新芸術運動です。画家のクリムト、ウィーン工房の創設者ヨゼフ・ホフマンらが中心人物です。オーストリアバージョンのアールヌーボーです。イギリス人のマッキントッシュとも関わりを持つグループです。


タ行


ダンテスカ

ダンテスカとは、イタリアのルネサンス期の椅子で、X型の脚がひじ掛けにつながっています。ダンテ(1265~1321年)が愛用したと言われます。

チーク

チークとは、クマツヅラ科の落葉高木の総称。アジア熱帯地域に生息。堅く耐久性があり、天然の油成分を持っているため水に強く、船の甲板・内装や家具に使われることがある。北欧家具やミッドセンチュリー期の家具に良く使われる。

チェスターフィールド

チェスターフィールドとは、革張りでボタン止めの大型ソファ。ボタン止めは1830年代から発展したもので、ソファ自体はヴィクトリア朝時代に発展してきたもの。名前の由来は「地名」「人名」など諸説あるが、議論が分かれるところである。

チェスト

チェストとは、本来英語でふたのついた長方形の大きな箱を指します。古代ローマ時代からあり、相次ぐ戦争による不安定な生活が続いた中世では携帯しやすいチェストは便利な家具でした。

チェストオブドロアーズ

チェストオブドロワーズとは、18世紀中頃に一般的に普及し、引き出しのあるチェストのこと。日本で通常チェストと呼ばれているものです。

チッペンデール様式

チッペンデール様式とは、18世紀イギリスの代表的な家具作家、トーマス・チッペンデール(1718~79年)は、貴族趣味的な様式ではなく市民のための実用的な家具を普及させました。初期はクィーン・アン様式、続いてフランスのルイ14世・15世様式、さらにゴシックや中国風の様式も取り入れ、華麗で多様なイギリス・ロココ様式の家具を残しました。

チャーチチェア

チャーチチェアとは、教会の礼拝堂で使用されていた椅子。背もたれに十字の模様が彫られていたりします。背中のポケットは聖書を収納するためのもの。

チャイナキャビネット

チャイナキャビネットとは、ティーセットなどの陶磁器(チャイナ)を美しくディスプレイしながら収納するための小振りなキャビネット。ウォールナット、マホガニーなどの、突板の化粧張りのものが多いです。

ディスプレイキャビネット

ディスプレイキャビネット、18世紀のイギリスで非常に流行した、シェラトン様式の流れを汲むキャビネット。ネオ・クラシシズムの特徴である垂直に伸びた細い脚と、調和のとれた上品なキャビネットです。

トーネット

トーネットとは、ミヒャエル・トーネット(1796~1871年)のことで、ウィーンにトーネット社を設立。ブナ材の曲木家具を量産しました。

ドローリーフテーブル

ドローリーフテーブルとは、16世紀後半エリザベス期に原形ができ、17世紀初頭ジャコビアン期に完成し、流行した引き出しチェストの技術が応用されたリーフつきの伸張式テーブルのこと。左右リーフを天板から引き出して伸張します。

ドレッシングチェスト

ドレッシングチェストとは、14世紀から17世紀のあいだに広まった化粧習慣のため、18世紀の始め頃から小机の上に鏡を取り付けたドレッシングテーブルが流行し、派生としてドレッシングチェストが誕生しました。


ナ行


ニカワ(膠)

ニカワとは、動物の骨や皮から作られる接着剤で、古代より様々な国で使われ続けてきた。多くのアンティーク家具にニカワが使われている。

ネイサン(Nathan furniture)

ネイサンとは、1916年創業のイギリス家具メーカー。1954年にニューヨークで開かれた家具展覧会でイギリスを代表するデザインとして選ばれたことで有名になり、1960〜1970年代にチーク材の家具で人気メーカーになる。

ネストテーブル

ネストテーブルとは、19世紀になってから広く普及した、同じ形のサイズの違うテーブルが3~4個組み合わされ、入れ子式に収納できるようになったテーブルです。リビングルーム等で使用されていました。


ハ行


パーケトリー

パーケトリーとは、色や形の違う木片を並べて作る幾何学模様の寄せ木細工のこと。

バーズアイ

バーズアイとは、カエデ材によく見られる鳥の目に似た独得の木目模様のこと。家具やキッチン、収納など、インテリアの面材として人気があります。

パイン

パインとは、松材。ソフトウッドで加工がしやすく、ハードウッドより安価です。カントリー家具によく使われる白木の木材です。

ハイバックチェア

ハイバックチェアとは、背もたれの高い椅子です。(頭の高さくらいまである。)

バタフライテーブル

バタフライテーブルとは、エクステンションテーブルとも呼ばれる折りたたみテーブル。天板を必要に応じて蝶の羽のように広げることができます。

バチェラーチェスト

バチェラーチェストとは、小型のチェストで天板が広がったり、ふたのように開いたりという機能がついてるもの。18世紀に始まる。バチェラーとは「独身者」の意味

バルーンバックチェア

バルーンバックチェアとは、背もたれが風船(バルーン)の様に円形の優美なデザインの椅子でヴィクトリア時代に流行しました。マホガニー、ウォールナット、時にローズウッド等の高級材を使用して、サロン用小椅子として広く愛用されています。

パルメット

バルメットとは、扇状の葉で元々古代ギリシアでイオニア式オーダーの建築によく使われていたオーナメントです。イギリスのハニーサクル(スイカズラ)に酷似しています。

バロック

バロックとは、ルネサンス後の17世紀ヨーロッパに広まった様式で、不規則的で動きのある形が特徴です。

ビーズワックス(蜜蝋)

ビーズワックスとはミツバチの持つ蝋腺から分泌する、ハチの巣の基となる蝋。巣を圧搾・加熱・漉すなどして作り出す。ろうそく、クレヨン、化粧品、薬などの原料として使われる。自然環境にやさしい天然素材として注目を浴びている。

ビーダーマイヤー様式

ビーダーマイヤー様式とは、1815~1848年頃のドイツ、オーストリアなどで流行したスタイル。アンピール様式を単純化した機能的で明快なデザインが特徴です。

ビーチ

ビーチとは、ブナ材のこと。日本同様イギリスにも生息。昔から家具全般に使われている。椅子に使われることが多く、代表的なのはベントウッド(曲げ木)チェアに使われている。粘り強く折れにくいのが特徴。

ヴィンテージ(ビンテージ)

ヴィンテージとは、元々「ワインの醸造年代・成熟度・当たり年等」を意味する言葉であったが、その後「年代物の」「古くて価値のある」という意味でジーンズや楽器の形容詞として使われるようになった。近年、家具においても「ヴィンテージ家具」という使い方をするが、単に古い家具のことを呼ぶ人もいれば、ミッドセンチュリー期から現在までの有名デザイナーのオリジナル家具に限定して使っている人までおり、 明確な定義はない。

ビクトリア様式

ビクトリア様式とは、イギリス、ビクトリア女王の時代(1837~1901)の様式。ゴシック、ロココ、ネオクラシック、チャイニーズなど、様々な様式の模倣が繰り返され、新しいスタイルは生まれづらく、デザインの低迷期といわれています。産業革命後の機械化によって家具の生産も画一的になり、庶民的な家具が多く作られた時代です。

ビューロー

ビューローとは、一般的に上ぶたまたは前ぶたを手前に倒すと書きもの机になるものを指します。上に本棚のついたビューローブックケース、両脇に本棚のついたサイドバイサイドビューローなどもあります。

パラディアン様式

バラディアン様式とは、18世紀初頭にイギリスに紹介されたアンドレア・パラディオ(1508~80)による古代ギリシア・ローマの古典様式の一種です。建築家のウィリアム・ケントが有名で、アカンサスの葉、ペディメントやスワッグといった古代ギリシア・ローマの建築オーナメントや彫刻を使用した家具や家屋が作られました。時には、イタリアバロックの影響もみられます。

ビューローブックケース

ビューローブックケースとは、18世紀以降に広く普及しました。本棚と机両用の機能を兼ね備えたもの。

フェスツーン

フェスツーンとは、献花装飾、フルーツ・花綱装飾のことです。

ブックケース

ブックケースとは、図書館などにある壁に備え付けの大型の本棚のことを指しましたが、その後書籍が一般にも流通し始めるようになり、小振りな書棚や扉付きの本棚が作られるようになりました。今日では一般的にガラス扉のついた書棚をブックケースと呼びます。

ブリック ア ブラック(bric a brac)

ブリックアブリックとは、価値のあまり高くない骨董品やガラクタなどの意味 ジャンクと同義語。

フレンチポリシュ

フレンチポリッシュとは、シェラックニスをタンポで塗り重ねていく塗装方法のことであり、塗料の名前ではない。French Polish という商品名で販売されている塗料もあるが、実質の中身はシェラックニス。

ブロカント

ブロカントとは、フランス語で「アンティークというほど古く高いものではない物」をさす。古道具 中古品 ガラクタ ジャンクなどとも訳され、解釈の幅は広い。

ヘップルホワイト様式

ヘップルホワイト様式とは、18世紀後半のジョージアン期のイギリスで活躍した家具作家、ジョージ・へップルホワイト(?~1786年)の様式。新古典主義に基づいた独自のスタイルで、楯型やハート型の背もたれがついた椅子がよく知られています。

ペディメント

ペディメントとは、古代ギリシア、ローマの建築の屋根と柱の間にみられる三角形の壁。破風飾り。ドアや窓の上部や家具の頭部のデザインに使われ、半円形の渦巻き型などのバリエーションがあります。

ペデスタルテーブル

ペデスタルテーブルとは、一本の支柱で支えているテーブルのこと。天板を垂直に折りたためるティルトトップタイプもあります。

ベントウッドチェア

ベントウッドチェアのベントウッドとは、曲げ木のことで、トーネットの家具がよく知られています。椅子として広く用いられ、ヨーロッパのカフェなどで愛用されています。

ホールスタンド

ホールスタンドとは、エントランスホールに置かれた、帽子・杖・コートなどをかけるためのもの。19世紀初期に始まりビクトリア朝時代に大流行した。

北欧家具

北欧家具とは、一般的にはデンマークやノルウェーなどで作られたミッドセンチュリー期の家具をさす。チーク材を使った家具が多く、直線がメインのものからオブジェのように滑らかな曲線を持ったものまである。共通した特徴は彫刻などの過度な装飾がなく、シンプルで飽きないデザイン。


マ行


マーケットリー

マーケットリーとは、18世紀からインレイから代わり主体になった技法。化粧版に木材、金属、象牙、貝殻などを組み合わせて、家具の表面を飾った装飾。花柄やアラベスクなどの装飾模様を施した、寄せ木細工や象眼細工のことを言います。

マイランズ

マイランズとは、1884年創業のイギリス家具用塗料メーカーの老舗。100年以上同族で続いている塗料メーカーは珍しく、品質が高いのが特徴。英国王室御用達メーカー

マッキントッシュ

マッキントッシュとは、チャールズ・レニー・マッキントッシュ(1868~1928)イギリスのグラスゴーを中心に活躍した建築家・家具デザイナーで、アール・ヌーボー期にフランス様式とは異なった独自のスタイルを生み出しました。インターナショナル アール・ヌーボーと呼ばれる。家具作品は、ほっそりとした幾何学的な形と直線を強調した簡潔なデザインが特徴です。当時ウィーンのゼセッションと合同展示会を開いたことにより、ヨーロッパ大陸に知れ渡るようになりました。

マニエリズム

マニエリズムとは、ルネサンスからバロックへの移行期の美術、光景の様式。ミケランジェロの後期の作品など。

マホガニー

マホガニーとは、紅褐色で光沢があり、頑丈なため家具や内装材として人気があります。1710~1765年頃のイギリスはマホガニーの時代と言われるほど、多くの家具が作られました。

マントルピース

マントルピースとは、暖炉の焚口まわりの装飾部分。大理石やレンガ、木などで装飾的に作られます。本物の暖炉を付けずに、アクセサリーとしてマントルピースのみが使われることもあります。上の部分に棚やミラーをつけたり、ランプや陶器、花などで飾ると楽しい演出ができます。

ミッドセンチュリー家具

ミッドセンチュリー家具とは、20世紀中期(1940年代〜1970年代ごろ)に作られた家具 多くの有名デザイナーが活躍した時代でもある 全体的には有機的な曲線を使ったものが多い傾向にある。

ミラーバックサイドボード

ミラーバックサイドボードとは、サイドボードの上部に鏡が付くタイプ。このミラーバックサイドボードと呼ばれるものもは、ホールで明り取りの鏡と燭台と一緒に用いられた頃の名残りと考えられます。


ラ行


ライティングビューロー

ライティングビューローとは、細かい仕切り、いくつもの小引き出し、本棚などの付いた物書き机のこと。

ライミング

ライミングとは、特殊な白い塗料およびワックスを木目に塗りこむことで白い乾いた感じに仕上げる方法 ライム(lime)は石灰の意味

ラダーバックチェア

ラダーバックチェアとは、背がはしご状になった椅子。アーリーアメリカンやシェーカー様式の家具によく見られます。イギリスでは18~19世紀によく作られました。元々は17世紀オランダが発祥。

リージェンシー様式

リージェント様式とは、フランスのアンピール(=帝政)様式の影響を受けたイギリスの1810~20年代の様式です。

リプロダクション

リプロダクションとは、再生産、再現したもの。以前作られた家具などを再び作ること。

ルイ13世様式

ルイ13世様式とは、1610~1643年。フランスにおけるルネサンスの確立期で、控えめな装飾が特徴で、古典的で厳格なデザインです。

ルイ14世様式

ルイ14世様式とは、1643~1715年。ヴェルサイユ宮殿に代表されるフランスのバロック様式。精巧な象眼細工やゴブラン織り、金色の多用など、荘重で豪華なデザインが特徴です。

ルイ15世様式

ルイ15世様式とは、1715~1774年。(一般的には1720~50年代)フランスのロココ様式の流れるような曲線を主体に構成されました、軽やか且つ華やかさで優しいデザインです。

ルイ16世様式

ルイ16世様式とは、直線的で端正な新古典主義のデザインです。

ルネサンス

ルネッサンスとは、15世紀初期、イタリアで始まり西欧各地に流布。古代ローマの理念を再現する、左右対称で端正なスタイルが特徴です。

レフェクトリーテーブル

レフェクトリーテーブルとは、僧院や修道院などの食堂で使われていたテーブルで、シンプルなデザインの大型テーブルです。レフェクトリーとは「僧院などの食堂」を指し、大人数で食事をとる大きなテーブルを総称してレフェクトリーテーブルと呼ぶようになりました。

ローズウッド

ローズウッドとは、ツルサイカチ属の木で削ると甘いバラのような香りがするため、ローズウッドという。茶色に黒い縞模様が入り、非常に堅く丈夫で、家具・楽器・チェスの駒などにも使われる。北欧家具やミッドセンチュリー期の家具に良く使われる。

ロココ

ロココとは、1723~60年頃にヨーロッパ大陸で流行したルイ15世時代の様式が19世紀になって流行し、呼ばれた名称。優雅で女性的な美しさ、しなやかな曲線が特徴です。バロックの雄大で男性的なデザインへの反動として生まれました。


ワ行


ワードローブ

ワードローブとは、14~15世紀のものは棚がある程度の簡単なものでしたが、その後大小の引き出しが付くものができました。18世紀より洋服を吊すという機能を備え、それ以降コンパクトム社により紹介された小物専用の小引き出しやプレッサー等の機能を備えたものも派生してきました。

<小物辞典>


ア行


インタリオ

陽刻の彫りをしたものがカメオで、陰刻の彫り、沈み彫りを施した物がインタリオ。ジュエリーとして使われます。古代からシール(印章)として使われ、シールした時にレリーフがきれいにでるように、高度な技術が必要とされます。メノウや水晶系の石に彫られ、神話や歴史上の人物などが多く彫られています。

ヴィクトリアンジュエリー

ヴィクトリア女王が好んで身につけたジュエリーは、当時の貴婦人たちにも広く流行しました。レースのように細かい細工がほどこされたゴールドやシルバー、チャームと呼ばれる小さな銀細工のオーナメント、細かい真珠をあしらったシード・パール、マルカジット(黄鉄鉱石)カットスティール、そしてヴィクトリア女王がアルバート公の死後長い間喪に服したために流行したジェット(黒玉石)など。この時代には豊富な材料とバリエーションに富んだデザイン、技法が現れました。

ウェッジウッド

白磁の美しさに定評のあるウェッジウッドは、ボーンチャイナの生みの親であるジョサイア・ウェッジウッドの手で1812年に設立されて以来、変わらない支持を受け続けています。

エマーユ

英語ではエナメル、日本語では七宝のフランス語表現。丹念に描かれた絵をガラス釉で覆った、潤った光沢と彩りが魅力です。ジュエリーなどさまざまな小物に見られる装飾技法です。

オートマタ

からくり、自動機械。ヨーロッパでオートマタの製作が盛んになるのは18世紀の中頃から。ダンスを踊ったり手品をする自動人形など主に動く人形のことを指しますが、オルゴールや時計なども広い意味でオートマタに含まれます。

オルゴール

オランダ語でオルガンを指すオルゲル(Orgel)がなまってオルゴールとなりました。ゼンマイ仕掛けで回転し、金属の音階板を弾いて音を出す自動楽器で、箱や玩具、時計のなかに組み込まれています。幻想的な音色にはファンも多いようです。


カ行


カメオ

陽刻の彫りものをしたもので、縞メノウの色のコントラストを利用して彫刻したのが始まり。紀元前3世紀頃から作られています。素材はメノウ、ビンクサンゴ、象牙、マラカイトなどがあります。

ガレ

エミール・ガレ(1846~1904)。19世紀末のアールヌーボーを代表する作家で、家具や焼きものなども製作していますが、特にガラス器がよく知られています。フランス・ロレーヌ地方の古都ナンシーで活躍し、この地方の芸術家とナンシー派を形成しました。自然をモチーフにした彼の作品は、華麗で幻想的な美しさがあります。

キューピー

アメリカのイラストレーター、ローズ・オルニーが夢からヒントを得たというキューピー。雑誌に掲載されると大評判となり、1912年、ドイツのケストナー社からビスクドールのキューピー人形第1号が生まれました。その後、大量生産されたセルロイド人形によって世界各地に広まっていきました。

キューピッド

キリスト教の天使(エンジェル)と混同されることも多いようですが、もとは愛をつかさどる古代ギリシアの神エロスです。キューピッドは英語での呼び方で、ラテン語ではクピド、イタリア語ではアモール。

クリムト

グスタフ・クリムト(1862~1918年)世紀末ウィーンの画家。官能的で装飾的な作品でよく知られています。ウィーンのアール・ヌーボーといわれるゼセッションの1人です。

クロモス

正式にはクロモ・リトグラフ。クロモは色、リトグラフは石版印刷のこと。切手シートのようになっていて、それを切り離してカードなどに張って使います。産業革命後、印刷技術が発達して色鮮やかな印刷が可能となり、19世紀に大流行しました。


サ行


ジュモー

ピエール・フランソワ・ジュモー(1842頃から1899年)。ビスクドールの黄金期を華々しく彩ったフランスの工房。ピエールとエミールの父子により1842年頃~1899年にかけて多くの作品が生み出されました。太い眉やくっきりと長いまつげが特徴とされています。


タ行


ティファニー

アメリカのアール・ヌーボーを代表とするルイス・コンフォート・ティファニー(1848~1933年)は、特にガラス工房で芸術的な才能を開化させました。 ファブリル・グラスと自ら名付けたラスター彩のガラスやステンドグラスなどが有名です。

テディベア

アメリカ第6代大統領ルーズベルトの愛称テディからその名がついたクマのぬいぐるみ。最初にテディを製作したのは、アメリカのアイデアル社とドイツのシュタイフ社の2社の説がありますが、いずれにせよ1913年誕生。それ以来各国でさまざまなテディベアが作られています。1980年にはいってからのブームでアンティーク・ベアは非常に高価なコレクションとなりました。

デコパージュ

さまざまな素材を切り貼りして飾る手法で、箱ものやつい立てなどの表面の装飾として使われます。ヴィクトリア時代に流行しました。

ドーム

ドーム兄弟は、ガレに触発され、フランスのナンシーでガラス工房を開き、アール・ヌーボー期に活躍。ガレとともにナンシー派のガラス作家を代表する存在で、モチーフには植物や自然の風物が多く、やさしく叙情的な雰囲気です。

ドールハウス

人形のために作られた家を意味するのではなく、実物の家を12分の1程度に縮小したミニチュアで、内装や家具を精巧に再現したものです。18世紀のイギリスではベビーハウスと呼んでいて、大人の趣味の玩具として流行しました。


ナ行


ニードルワーク

針仕事(品)、特に刺繍。イギリスでは16世紀後半、刺繍の技術が宮廷や一般家庭へも普及し、手芸王国と呼ばれるようになりました。刺繍の刺し方見本として使われたサンプラーと言われるものは、額に入れて絵のように飾られました。


ハ行


ビクエ

べっこうや象牙に金、銀、真珠の母貝を象眼した、ジュエリーに使われる技法です。その技法はユグノー教徒を中心とするごく限られた人々に秘法として受け継がれてきましたが、現在では全くとだえてしまい、製法については明らかにされていません。

ビスクドール

人間の肌に近い質感を持った2度焼きされた磁器人形。西洋アンティークドールの代名詞とも言える魅力的な人形です。ジュモー、ブリュー、ゴーチェ、スタイネールなどのフランスの工房で作られた人形は豪華で可憐な表情が特徴です。また、ケストナー、シモン&ハルビックなどのドイツの人形は明るく健康的な表情をしています。

ブレードラグ

三つ編みにしたひもをぐるぐるまわして縫いつけた敷物。カントリー風の部屋のアクセサリーに。

ブリュー

レオン・アシミール・ブリュー(1866頃~1899年頃)。ビスクドールの王者と言われるほどの風格と魅力を持ったフランス人形を製作。芸術家肌で良いものしか作らなかったので数は少なく、貴族向けの高貴な顔立ちをした人形が多いのが特徴です。品の良い衣装、しっかりとしたボディーなど、ブリュー独特のものです。


マ行


マイセン

ドイツの陶磁器メーカー。はじめドレスデンに設立され、その後マイセン(地名)に移りました。花瓶や人形などをはじめ陶器製の美しいインテリアアクセサリーの制作で知られています。

ミュシャ

アルフォンス・ミュシャ(1864~1939年)。チェコに生まれパリで活躍したアール・ヌーボーを代表する作家で、舞台装置、アクセサリーインテリアデザインなどの分野でも活躍しました。特に、揺れる巻き毛と豊満な肉体でロマンティックな表情の女性を描いた美しいポスターがよく知られています。

紋章

11世紀から12世紀にかけてのヨーロッパ諸国で、戦場での騎士の敵、味方を識別するために楯に図形を描き、それが代々継承されました。その後、身分や家系を誇るものとして定着するようになり、城や館の外観に掲げられるだけなく、家具装飾、食器、レターヘッドなど、あらゆるものに使われました。英国では、現在でも紋章の使用は準貴族以上の階級に限られ、紋章院の許可が必要です。


ラ行


ラリック

ルネ・ラリック(1860~1945)。フランスのアール・デコを代表するガラス作家。アクセサリー作家の経歴を持つラリック。その技術をガラスに応用し、精巧な彫刻を加えた金型をガラスの素地にコンプレッサーで圧迫成形することで、みごとな彫塑的効果を発揮したガラス作品を生み出しました。

レース

ヨーロッパのレースは16世紀頃から始まり、17~19世紀に盛んになりました。衣服の襟飾り、袖飾り、ショール、インテリアなどに用いられ、上品で高貴な飾りとしてなくてはならない貴重品になりました。特に、ベルギー、フランス、イタリア、イギリスの作品にはすばらしいものが残されています。ベルギーのブリュッセル・レース、フランスのアランソン・レース、イタリアのベネチア・レース、イギリスのホニントン・レースなどそれぞれの生産地の名前で呼ばれます。

レプリカ(リプロダクション)

絵画、彫刻、そのほかオリジナル作品の写し、複製。アンティークではないが効果的に使えばインテリアアクセサリーとして部屋の雰囲気づくりに大いに役立ちます。

ロイヤルドルトン

イギリスの有名磁器メーカーです。1815年にジョン・ドルトンの手によって設立。その高品質ゆえに、イギリス王室からロイヤルの名を受けています。日常の器から、絵皿、コーヒーカップに至るまでたくさんの製品があります。ドルトンレッドと呼ばれる紅色にその特徴が表れています。

ロートレック

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864~1901年)。フランス生まれの画家で、パリの人々の生活の情景を独特なタッチで表現。キャバレーや芸人のために描いたポスター作品は絵画性の高いもので、多くの注目を集めました。