Refectory
Table
材料:イングリッシュオーク
サイズ:幅1970 x 奥行700 x 高さ770
製作年代:1750年代
1750年代に製造された本物のリフェクトリーテーブル。イギリスの修道院で実際に使用されていたと思われるこのテーブルは19世紀にリプロダクションとして製造されていたようなものまねではなく、原型となる歴史あるリフェクトリーテーブルです。
Explanation 解説
このリフェクトリーテーブルは、時代を感じさせる素朴でシンプルなデザインで作られています。それは、装飾美を追及する時代の前の機能性を追及した時代のものと感じ取れます。
脚部は磨り減り、ストレッチャーが床についているところからも、長きに渡り時代を越してきたことがわかり、それだけ古く、多くの人が愛着を持って使い込まれた様子を伺い知ることが出来ます。 正にアンティークの醍醐味を味わえる逸品ともいえるでしょう。
リフェクトリーテーブルは主に17世紀頃から作られ、食堂や僧院で使われてきました。 ゲートレッグテーブルが登場する19世紀頃までよく使用されており、現存するリフェクトリーテーブルは17世紀~18世紀の時代か20世紀に作られたリプロダクションが一般的です。
このリフェクトリーテーブルはオークで作られており、天板が深く突き出しています。また、天板の端にはクランプと呼ばれる木の留め金をしており、木が収縮するのを最小限におさえる役割をしています。
これは16~17世紀以降の特徴でもあります。幕板の下には小さなブラケットがあり、ストレッチャーは脚の外側に近づけてつけられています。
これらの特徴から、20世紀に作られたリプロダクションではなく、18世紀中頃に製作されたオリジナルのリフェクトリーテーブルだと言えるでしょう。本物だけが醸し出す存在感は見る人を魅了し続けます。