What is a Bench?

ベンチとは?

アンティークベンチ(セトル)とは長いスツール・腰掛けのことで、背もたれが全くないものから低い高さ、彫刻の装飾がされたしっかりした背もたれがついたものと様々なデザインがございます。

また座席がボックスでできていて、収納ができるタイプもあります。

駅や公園などの公共施設で使われていたものから教会で使用されていたもの、パブで使用されていたものなど、用途に関しても多種多様です。

一般的には3人から4人掛けのものが主流です。

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全 27 件

History of Bench
ベンチの歴史と物語

Story

中世で多く使用されていたセトルは大きな木製の天板が背もたれについており座席部分は収納用のチェストがあるものが主流で、主にキッチンに置かれていたといわれています。

17世紀に入ると、多くのセトルはカシの木で製造され硬くそして非常に重いものでした。

ジェームズI世の時代では、より高価なセトルが製造され、非常に美しい彫刻を施したベンチ・セトルが登場します。

装飾が施されないシンプルなタイプは、背もたれがいくつかのパネルに分割されているものが多く、農家のキッチンや大邸宅のホールで18世紀の前半まで使用されていました。

The kinds of Bench
ベンチの種類・ブランド・メーカー

モンクスベンチ

モンクスベンチ

モンクスベンチとは 修道士が使っていたベンチでモンクとは「修道士」の意味です。

座面が蓋つきの箱になっていたり、背もたれを肘掛けの部分まで倒すとテーブルになるものもございます。

ホールベンチ

ホールベンチ

玄関ホールに置くベンチで靴を履くときにとても重宝します。

収納部のあるタイプや傘たてとして使用できるタイプもあります。

フォールディングベンチ

フォールディングベンチ

脚を折りたたんで収納しておけるタイプです。

来客時に広げて使用することができる便利なアイテムです。

チャーチベンチ

チャーチベンチ

教会で使用されている背もたれ付きの長椅子。

サイズが大きいため庭先やテラスなど屋外での使用やダイニングテーブルと合わせるのに適しています。

ベンチの特徴・機能と使用方法

ベンチは基本的には背もたれがなく高さがないため空間を広く見せてくれます。

チェアは一人につき一脚ですが、ベンチは1脚につき2人、3人、4人と座ることができます。

飲食店・待合室・大人数のご家庭は一人掛けの椅子をたくさん用意するよりも、ベンチを置いた方が便利です。

フォールディングベンチは、脚を折りたたむことでコンパクトに収納することができますし、女性一人でも簡単に折りたためます。

  • ケントストア・アンティーク家具のテーブル

How to use Bench
ベンチの活用術

お教室やイベントなど人が多く集まるとき、座ることを前提にベンチを置くことはもちろん、荷物置きとしても大活躍します。奥行きも狭いのでスペースを有効的に活用できます。

ホールや待合室・施設・キッチンなど、その用途にあった使い方をおすすめします。

またショップにおいてはディスプレイや陳列台としてもご使用いただけます。

①大人数で集まるときはベンチ一脚で対応できます。

②待合室など物置き台として

③2台並べるとゆったり座れます。

④店舗のディスプレイとしても大活躍

Key points of choosing Bench
ベンチを選ぶポイント

①モンクスベンチはテーブルとしてもご使用いただけます。

②天板を傾けてベンチとして

③ベンチを側面から見ると

④座面を上に開くと収納スペースに

モンクスベンチなど、背もたれを手前にたたみ天板として使用することができるベンチ/セトルはテーブルとしてもお使いいただけます。

座面をあけるボックスタイプは、中に雑誌や小物・おもちゃなどを収納することができます。

背もたれ部分が天板になるタイプは、その背もたれがスムーズに動かせるかどうかチェックしておくといいでしょう。

また収納できるボックスタイプのものは座面の動かし方や動きを見ておくことをおススメします。

Key points of repairing Bench
ベンチの修理ポイント

アンティーク家具の魅力の一つが1点モノであること。そして特注品を含めて個性に合わせてオーダーメイドしたストーリーが魅力です。

① ガタつき、グラつき徹底補修

ガタつきグラつきの修理は定盤を使用して水平を出します。また、ヒビ・割れには同種類の木材から埋め木をして必要に応じて裏面から補強のための板を接着しています。その際はオリジナリティを大切にし可能な限りマイナスビスを使用しています。

② 可動式の背もたれ

可動式の背もたれ、座面に関しては女性一人でも簡単に収納できるよう微調整を行っております。

③ 塗装へのこだわり

部分的に状態の悪いところ所を剥離し、できるだけオリジナルの塗装を生かします。さらに本場英国と同じ仕上げにするため、マイランズ社のナイトロステインを使用しています。そして透明感のある仕上がりが美しいニスによって、素材を最大限に活かし本来の雰囲気を引き立てるようにしてます。チェアは使用頻度が高いため塗膜を厚くしております。また、裏返すことも多いため裏面にも注意して塗装をしております。

ケントアンティーク家具に共通した修理ポイント

ケント品質

アンティーク家具を後世に残すことを目的に、世界に誇る日本の技術力と、伝統の英国材料で再現するケントクオリティの修理

Wood Work〜木工修理〜

日本の「モノ作り」の評価は世界でもトップクラスと言われています。

ケントが工場を構える静岡はその中でも家具の産地として徳川家康の時代より全国の職人が集結した「モノ作り」の聖地です。

ケントはその伝統のある静岡で家具職人を集め、若手を育てながら日本の技術を伝承しています。

新たな「モノ直し」文化を世界に向けて発信し、日本の高度な修理力を実践しています。

Paint Work〜・装飾金具〜

伝統と優れたモノを大切にする英国では家具を修理するマテリアルも現代に受け継がれています。

英国アンティーク家具の修理ポイントは、この時代の家具と一番相性の良い材料を選ぶ事。

ケントでは塗料からディテールの装飾金具に至るまで伝統あるイギリス製にこだわっています。それによりイギリス生まれイギリス育ちのアンティーク家具を完璧に再現し、時代の物語を秘めたアンティーク家具に仕上げています。

How to do maintenance
ベンチのお手入れ方法

ご使用の注意点・設置場所

湿気の多い場所や直射日光のあたる場所での設置は避け、極度の乾燥を防ぐためにエアコンや暖房器具付近の設置もご注意ください。急激な温度変化や乾燥により、木の反りやわれの原因となります。

また、水平な場所に設置してください。脚部の破損の原因になる恐れがあります。

日常的なお手入れ・拭き方

通常のお手入れは柔らかい布でやさしく乾拭きしてください。

水拭きをする頻度が多い場合は、家具表面が乾いた後にこまめにワックスがけをすることをお勧めします。ワックスがけをすることで家具の艶だし効果があるだけではなく、水拭きに対する塗装の劣化を防止する効果にもつながります。

※水分が付着しそのままにしておくと白いシミの原因になりますので十分注意してください。

月1回のメンテナンス

定期的なワックスでのメンテナンスをお勧めしております。ワックスをかけることで木に潤いを艶を出し、アンティークの風合いをより楽しめます。また、ワックス膜により塗膜を保ち、乾燥による不具合を防止できます。

ベンチのワックスのかけ方

汚れを拭き取ってからワックスをかけます。

詳細はこちらからご覧ください。

>>> アンティーク家具のワックスのかけ方

シミがついてしまった場合

MYLANDSファニチャークリーナーで落としてからワックスをかけます。

詳細はこちらからご覧ください。

>>> アンティーク家具の輪じみの消し方

傷がついてしまった場合

小さな傷はタッチアップペンやスクラッチカバーで目立たなくすることができます。使い方は簡単です。塗って乾かすだけです。塗るときに傷部分からはみ出さないようにご注意ください。

ガタつき・グラつきの場合

ガタつきがある場合の主な原因は家具の水平がとれていない場合に生じます。応急処置としてはガタつく隙間に何か板を入れたり、アジャスターを取り付けて各脚の高さを調整すると直ります。グラつきの場合は家具のゆるみなどから生じる揺れが原因の為、ひどい場合は家具自体の組み直しが必要となります。その場合はケントファクトリーにご相談ください。

座面の塗装がカサカサになってしまった場合

日常的に座面に着席して使用する場合や水ぶきなどを長期間にわたり行う行為、高湿度や直射日光の当たるところに設置するなど、座面が肌荒れのようにカサついてくることがあります。ワックスで落ち着かせることもできますが、綺麗に天板を整えたい場合は再塗装をお勧めします。

プロの修理が必要な場合

アンティーク家具はメンテナンス品を使用して、簡易的な補修ができる家具ですが、構造的な修理が必要な場合や、購入時の状態に復元して綺麗に使用されたい場合は、ケントファクトリーへご相談ください。お客様の家具の問題やお悩みを解決いたします。

>>> お問い合わせはこちらから

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アンティーク家具にかける、
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